いろいろねいろ活動記録 Vol.20 人材育成講座「セミナー&ディスカッション2023 インクルーシブって何?」を開催しました!
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今回は、ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市文化財団グループ)とのコラボ企画として、劇場等の事業担当者や音楽・ダンス・アートを使ったワークショップやイベントに取り組んでいる方を対象としたワークショップを行いました。
ミューザ川崎シンフォニーホールでは、「セミナー&ディスカッション」と題して、これまでさまざまなテーマで講座を開催しています。
今回は、誰もが文化芸術に親しみ、自由に自己表現ができるインクルーシブな社会を作るために、昨今よく耳にする『インクルーシブ』とは何かをテーマに取り上げました。
特に新たな試みとしてレゴブロックを使ったワークショップを導入し、レゴ作品作りを通じて参加者の深層心理にあるインクルーシブについて、いろいろな視点から参加同士で一緒に探求する形式としました。
最初に、イントロダクションとして、川崎市からインクルーシブ音楽プロジェクト「いろいろねいろ」の取組を紹介したのち、ファシリテーターから、デザイン業界から見た、インクルーシブの概念変化やトレンドなどについてのお話がありました。
その後、レゴブロックを使ったワークに入ります。
まずは、個人ワークとして、それぞれが思うインクルーシブの原風景をレゴブロックで表現します。それぞれの作品の中に大切にしたい想いを込めます。
出来上がった作品を、グループ内でお互いに発表します。このグループ内での対話を通じて、それぞれが思うインクルーシブのイメージについて共有し、相互理解を深めます。
さらに、個人ワークで作ったそれぞれのレゴを、お互いに繋げて一つのレゴ作品を作るグループワークを行います。
このレゴ作品を繋げるワークでは、自分の作品も周りの作品も同じように共に生かしながら、協力して大きな作品を作ることがポイントとなり、お互いの作品に新しい橋を架けるなど、コラボレーションに必要な気づきが示唆されています。このワークを通じて、お互いの活動についてのコラボレーションの困難さと可能性、インクルーシブという考え方そのものを編み直す時間となりました。
そして、それぞれのグループのレゴ作品をさらに連結して、一つの大きな作品に繋げるワークを行いました。
ここでは、お互いの作品をいい感じに繋げるにはさまざまな制約や条件があり、お互いの歩み寄りが必要であることや、連結は微妙で繊細なバランスで成り立っており、壊れたものは2度と全く同じようには戻らないなど、多くの気づきを得ます。
最後に、それぞれの気づきとインスタントカメラで撮影した自分の作品を「MYいろいろねいろマニフェスト」カードに書き込み、全体でシェアして終了しました。
参加者からは、「音楽のバックグランドがなく少し心配だったが、レゴを使ったワークショップだったのでハードルを感じずに取り組めた」、「具体的な作品作りと発表を通じて、自分の大切にしたい価値観を改めて言語化できた」、「周りとの協力を通じて新しい知見を得た」、「今後の活動にここで得た気づきを活かしたい」、「これまで知らなかった人とつながる交流の機会となった」、など好評でした。
参加者の皆さん、ミューザ川崎シンフォニーホールの皆さん、ありがとうございました。
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- インクルーシブ音楽プロジェクト(いろいろねいろ)その5「インクルーシブって何?編」外部リンク
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