今回は、社会福祉法人ともかわさきさんのご協力のもと、川崎市文化財団パラアート・ミーティングとのコラボ企画として、障害福祉施設等の職員向けの研修を行いました。

　講師として、英国のドレイク・ミュージック（※）からベン・セラーズさんをお招きし、障がいの有無に関わらず楽しめるインクルーシブな音楽活動について、実際に体験したり相談したりしながら学びを深めました。

　まず最初に、より良い音楽ワークショップの環境を作るためのいくつかの原則などについて、動画や身近な音楽アプリ等も使いながら、具体的なシーンを想定しての講義がありました。

　講義のあとは、より実践に向けたチャレンジとして、施設利用者さんの自己表現を引き出すための工夫として、リズムゲーム、声を使ってみる、ウクレレを使ってみる、曲を作ってみる等、身体や身近な楽器を使った音楽を楽しむアイデアを体験しました。

　クロージングでは、それぞれ実践で気付いた学びを参加者全員で共有したり、参加者からの疑問点等に対しては、ベンさんからヒント等が示されました。
　楽器の経験問わず、障害福祉施設職員さんの皆さんに「これなら自分にもできそう！」と自信をつけていただける機会となりました♪

　参加された皆さん、ともかわさきの皆さん、講師のベンさん、ありがとうございました。

※ドレイク・ミュージックとは

英国を拠点とするアート団体。障害のある人が障害のない人と同じだけ音楽に関わる機会を得られるよう、 長年にわたり、アクセシブル・ミュージック・テクノロジー（障害のあるなしに関わらずすべての人の利用しやすさ、音楽活動のしやすさを実現させるテクノロジー）の開発や音楽家のトレーニングプログラムの提供などを手がけています。