川崎市 児童相談所で働こう

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Voices

川崎市の児童相談所で働く先輩職員に、川崎市を志望した理由やしごとのやりがい、プライベートなどをインタビューしています。

平成28年度入庁
悩みや葛藤を共有できる仲間がいるから、乗り越えられます。

  • しごとの内容

    児童心理司として、虐待・しつけ・障害・非行等の相談について、関係機関と連携しながら業務を行っています。具体的には、各種心理検査を実施したり、面接を重ねたりする中で、その児童の持つ生きにくさや強みを理解し、児童にとってより良い生活に向けた支援や援助をしています。

  • 職場の環境

    児童心理司として児童に会うときに、向き合い方に不安を感じて、心細くなってしまうときもあります。そのようなときは「ピアサポート」という心理職が集まり、日々の悩みや苦労を共有できる場があるので、そちらに相談するようにしています。業務をする中で感じる葛藤やネガティブな気持ちを共有できる「支援者を支援する仕組み」があるので、働きやすさを感じています。

  • 休日・休暇の過ごし方

    休日は趣味であるランニングをしたり、サウナに行ったりしてリフレッシュしています。業務の都合をつけながら有給休暇を取得し、家族と旅行に行くこともあります。

  • 福祉の仕事をめざした理由

    小さな子どもが大きくなっていく過程やその不思議さ、無条件に人を惹きつける赤ちゃんの存在に強い興味を持ち発達心理学を学んでいました。学びを進めていく中で児童虐待というものを知り、何か自分にできることはないか、と考えこの仕事を目指しました。

  • 川崎市の職員を志望した動機、川崎市職員になって良かった事

    心理職同士の繋がりがしっかりしていて、安心して働けると感じ川崎市を選びました。研修制度が充実していて働きながら学べる点も理由の一つです。実際にチューター制度(先輩職員が後輩職員をフォローしてくれる制度)や心理職としてレベルアップできる様々な研修に参加できるなど、忙しいながらも充実した日々を過ごしています。社会福祉士、保健師をはじめ様々な職種の方々と連携する中で支援上の多角的な視点が学べる職場です。

  • 川崎市の魅力

    川崎市はコンパクトな街でありながら様々な表情や文化があります。川崎市が掲げる「多様性」を働きながら感じられる点が、最大の魅力ですね。

  • 働いてみた印象

    児童相談所で支援をしていく中で、子どもを取り巻く環境として、大人の影響力の大きさをひしひしと感じています。目の前にいる児童の心に思いを馳せることはもちろん、保護者をはじめとする周りの大人の気持ちや行動にも気を配ることの重要性は、入庁後に、より一層実感しました。

  • 仕事をする上で、心がけている事

    「誰のための支援なのか」を意識するようにしています。なかなかうまくいかず、「ああなったら良いのに、こうなったら良いのに」と思う気持ちばかりが先行し、自分本位になってしまい反省する日々です。

  • 児童相談所で働く中で苦労したこと

    「措置」と「契約」の考え方の違いと、18歳を迎えるまでの準備については常に頭を悩ませています。入庁後のキャリアのスタートは成人の精神保健分野でした。そこでは本人の意思の尊重が大前提です。児童相談所では、子どもの権利を擁護し、最大限の福祉を提供するという観点から、時に面接で語られる児童の意思とは違う決定をせざるを得ない状況があります。

    18歳を迎え、社会的な養護から社会の荒波に出て行く児童もおり、いかに荒波に対処する術を身に付けていくかを考えて、児童に合った支援を提供することはとても大変です。悩みは尽きず、いまだに乗り越えられてはいないのですが、悩みを共有できる同僚や仲間の存在が、児童相談所での仕事を続けられる原動力と感じています。

  • 児童相談所で働くやりがい

    児童の成長発達を紡いでいく中で、児童心理司ができることは本当にわずかかもしれません。様々な人や機関が連携して児童の望む将来の応援をして、健全な成長発達が感じられたときは、この仕事を選んで良かったなと思いますね。

  • 今後チャレンジしたい事

    児童心理司として主に児童と関わることが多いのですが、子どもにとって保護者の影響は大きいと感じています。今後は児童福祉司と連携をしながら、保護者支援の仕事もしていきたいですね。

  • 児童相談所で働く事を検討している方へのメッセージ

    この仕事は「出会う、繋がる」仕事です。様々な背景を持つ児童や家族と出会い、支援をしていく中で繋がりが生まれ、新たな関係性が構築されていきます。関係性はまた新たな出会いや繋がりを生むきっかけにもなります。日々の業務は身体と心を使う大変な仕事ではありますが、同じ志を持つ仲間との出会いや繋がりが私たちを支えてくれています。皆様と出会えることを楽しみにしています!

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