川崎市 児童相談所で働こう

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川崎市の児童相談所で働く先輩職員に、川崎市を志望した理由やしごとのやりがい、プライベートなどをインタビューしています。

令和3年度入庁
子どもの特性は十人十色。先輩職員の手厚いサポートがあり、心強い職場です!

  • しごとの内容

    児童相談所では、0歳から18歳未満までの児童についての相談に応じています。私は、児童指導員として一時保護となった2~18歳未満までの児童に対して児童指導を行っています。幼児には、生活全般の介助を行います。学童は、生活全般のサポートに加えて学習指導など学校に近い役割も担うことがあります。様々な葛藤がありますが、成長を身近に感じられる瞬間に立ち会えることがやりがいに感じています。

  • 職場の環境

    一時保護されている児童の特性は十人十色であり、その子に応じた対応を求められます。柔軟性と臨機応変さが必要で、判断に困ることもあります。先輩職員から手厚いサポートがあるため、非常に心強いです。

  • 福祉の仕事をめざした理由

    もともと心理の仕事に興味があり、県立高校の心理相談員と県立児童自立支援施設の心理判定員をしていました。心理の分野では手が届かない部分があり、もどかしい気持ちを感じていました。そのときに、直接介入できる福祉の仕事に興味を持ち、大学卒業後に働きながら通信制大学で任意資格を受けて現在の仕事に就きました。

  • 川崎市の職員を志望した動機、川崎市職員になって良かった事

    会計年度職員として児童相談所で働いていた経緯があります。その際に、業務のやりがいはもちろんですが、職場の雰囲気が非常によく、つらい業務や壁に当たったときもやっていけると感じて、川崎市を希望しました。

  • 仕事をする上で、心がけている事

    児童と向き合う上で「頭は職員脳、心は素の自分」でいることを心がけています。一時保護所は、様々な理由で入所した他人との集団生活になるため、一定のルールがあります。子どもたちからすると、多少我慢してもらっていることも多いです。その際に、どのように伝えるか、どう話を聞くかにおいて、職員側の姿勢が非常に大切になると思っています。「職員として」という温かみのない対応にならないように、自分らしく伝える、聴く、関わるという対応を心掛けています。

  • 児童相談所で働く中で苦労したこと

    一時保護になる児童の中には、家庭の問題だけでなく、児童自身に問題があることもあります。私が担当した児童の中では、攻撃性が強い特性の児童の対応には苦労しました。最初は、その子自身が攻撃性の高さに問題意識を持っておらず、自分の思い通りにならないと不穏になることがありました。

    なぜ、すぐに攻撃してしまうのか、どのような気持ちなのか、当時の身体感覚はどのようなものだったのか。子どもを理解するために傾聴し、話し合いました。最終的には、自身の特性と向き合い、攻撃性のコントロールを一生懸命に頑張り、攻撃する前に自分で落ち着けるようになりました。

    対応に悩むこともありますが、それ以上に特性と向き合うことは非常に難しいです。子どもたちは家庭復帰を目指して一生懸命に頑張っている姿を見ると、こちらも頑張らなくてはと思い、乗り越えられます。

  • 児童相談所で働くやりがい

    様々な場面で対応に悩むことも多いですが、それ以上に眩しいほどの笑顔と天真爛漫な子どもたちに元気をもらっています。そのせいか職場はとても明るく楽しい雰囲気ですね。児童の抱える課題に対して一緒に向き合い、課題達成をした際には、自分のことのように喜ばしく、やりがいを感じます。

  • 今後チャレンジしたい事

    現在、児童相談所内の一時保護所で勤務していますが、今後はケースワーカーの仕事にも興味があります。24時間子どもと触れ合う中で得た経験を生かして、ご両親にも寄り添える支援をしたいと考えています。

  • 児童相談所で働く事を検討している方へのメッセージ

    一時保護所においては、メディアに取り上げられるような事件に遭遇してしまった児童から、家庭で少しだけうまくいかなかった児童まで、様々な理由の児童が入所しています。業務において、児童対応が主なところになってきます。その対応方法は、職員によってそれぞれ違うこともある上に、児童によっても異なるため、非常に難しい仕事と言えます。

    ただ児童の成長が身近に感じられ、自分のことのように嬉しくなれる仕事でもあります。加えて、児童が保護者と面会し、家庭引き取りになった際は、職員としてではなく個人として本当に良かったと感じています。

    職場の人たちも優しく温かい人たちばかり。業務の相談はもちろんですが、プライベートな相談にも乗ってもらえるほど、働きやすい環境です。子どもたちの希望ある未来を守るために、児童相談所の一時保護所も検討してみてください。

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