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先輩の声
川崎市の児童相談所で働く先輩職員に、川崎市を志望した理由やしごとのやりがい、プライベートなどをインタビューしています。

平成29年度入庁
悩んだら先輩や同僚がサポート、若手職員も多く相談しやすい環境です!
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しごとの内容
今年度から、中部児童相談所で児童福祉司として勤務しています。児童相談所といえば、一般的には虐待対応のイメージが強いと思いますが、虐待相談以外にも、障害相談や非行相談など子どもに関するあらゆる相談を受けています。
実際の業務内容としては、保護者や児童との面接、家庭訪問、関係機関(学校・医療機関・区役所・警察等)との連携等のケースワークをはじめとして、所内での担当者会議やアセスメント会議、ケース記録作成や決定通知作成等の事務処理を行っています。 -
職場の環境
中部児童相談所には児童福祉司が40人ほど在籍し、若手の職員も多くいます。基本的には地区ごとに担当が決まっていますが、緊急対応の事案が生じた場合には、所内全体で共有し、役割分担を決めるため、一人で悩むことはありません。職員がお互いにフォローし合い、どんなことも相談しやすい雰囲気なので、新人職員でも安心して働ける環境です。
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休日・休暇の過ごし方
外に出るのが好きなため、休日はほとんど朝から夜まで外出しています。友人との食事や、買い物、散歩、映画館、ライブなど……趣味に没頭していますね。スケジュールを調整して有給休暇を取得し、平日に出かけることもあります。平日は、飲食店や観光地が空いているので、とても良い気分転換になります!
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福祉の仕事をめざした理由
小学生の頃に知的障害を持つ友人がいて、その子は同級生にイジメられていました。実際には、優しいし足も速くてすごい子だったので、道徳の授業と現実の差を目の当たりにし、強い違和感を抱いたことを今でも覚えています。自分自身も、対人関係や家庭環境を含め、色々なことに葛藤を感じる学生時代を過ごしました。そうした中で、生きづらさを感じている人や、困っている人を支えられたらいいな、と漠然とした思いが芽生え、福祉職を目指しました。
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川崎市の職員を志望した動機、川崎市職員になって良かった事
川崎市は政令指定都市のため、福祉職としての職場も多く、あらゆる分野で経験が積めると思い、川崎市を志望しました。同期の人数も多く、部署を超えて専門職としての悩みを共有できるので、とても心強いです。
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川崎市の魅力
「街の発展が進んでいるな」と、入庁後数年間で体感しています。川崎市はアクセスの良い職場が多いので、通勤時間を減らせるため、自身の業務時間確保にも繋がっていますね。
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働いてみた印象
対人援助の仕事なので、真摯な対応を心掛けても、相談者の方と必ずしも良い関係を築けるとは限りません。どう折り合いをつけていくかを考えるのに難しさを感じています。
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仕事をする上で、心がけている事
早期介入が重要な仕事です。通告を受け付ける時は、可能な限り最大限の情報を聞き出すこと、調査は速やかに丁寧に行うことを意識しています。
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児童相談所で働く中で苦労したこと
児童の一時保護は、保護決定から保護解除まで、全体を通して特に大変だと感じます。一時保護は、児童相談所が決定できる行政処分の中でも、非常に強い権限です。「心配」「可哀想」という通告を受けても主観のみで決定できないのが実態です。慎重に行う必要がある一方で、緊急対応を求められることが多いため、速やかに緊急所内会議を実施し、所内全体で通告内容を共有して対応を検討します。
面接を行う中で、保護者から叱責を受けることや、親から受けた虐待の話を児童から聞き、落ち込むこともあります。保護児童から「誕生日までに帰りたい」「修学旅行に行きたいから早くここから出たい」と懇願されることもありましたが、家庭環境が安全にならないと保護解除できないため、お願いを断るのは、とても心苦しかったです。
その悩みを職場内で共有し、労いの言葉を掛けてもらった時は嬉しかったですね。ケースワークに迷う場面は何度もありましたが、その度に上司や同僚に相談しさまざまな助言をもらえたので、不安なく支援を続けられました。 -
児童相談所で働くやりがい
最初は関係が築けなかった保護者でも、面接を重ねるごとに自己開示してくれた瞬間は嬉しいですね。一時保護解除後に、親子関係が良好になったと児童本人から話を聞いたときは、この仕事をやっていて良かったと思いました。
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今後チャレンジしたい事
子どもの発達に課題を抱える児童の対応に悩む保護者が多いため、発達障害に対する学びを深めていきたいと思っています。
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児童相談所で働く事を検討している方へのメッセージ
児童相談所をはじめとして、対人援助は正解のない仕事です。だからこそ個性を発揮できると思いますし、その反面、悩む場面も多く、難しい仕事だと私も日々感じています。
困った時には、頼れる先輩や仲間が必ずサポートしてくれます。子どもと家族が前向きに人生を歩んでいけるために、どう寄り添っていくか、私たちと一緒に考えてみませんか? 興味のある方は、ぜひこの仕事を考えてみてください。
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