本市では、川崎市麻生区に位置する黒川地区の世帯増に伴い、黒川地区小中学校（以下「はるひ野小中学校」という。）の新設事業をPFI手法により実施しており、現PFI事業は、平成18年8月の事業契約締結後、約2年間の設計・建設期間、15年間の維持管理・運営期間を経て、令和5年3月31日に契約期間が満了となります。

　令和2年度には、2期目の事業である特性を踏まえた上で、より効率的な管理運営、学校施設の長寿命化、大規模修繕・運営に係る財政負担の軽減に寄与する適切な事業手法等を調査するため、現PFI事業の事業終了に向けた総括、次期事業スキームの検討に関するサウンディング調査を実施し、次期事業において長寿命化に資する大規模修繕を含めた場合は、PFI方式による民間活用の可能性の余地があることを確認しました。

　今年度は、PFI方式による事業実施の検討とあわせ、次期事業の検討の一環として、更なる市内小中学校の効率的な管理運営を図るため、はるひ野小中学校を含む麻生区内の小中学校を対象とし、これまで施設ごと、業務ごとに発注していた保守管理や軽易な修繕等の業務について、複数の小中学校の業務を一括して委託する包括民間委託方式の可能性についても検討を進めているところです。

　そこで、この度、包括民間委託方式の導入可能性について、民間事業者から広く意見を求めることを目的としてサウンディング調査を実施いたします。

　詳細については実施要領をご覧ください。