夢見ヶ崎(古墳群)

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2015年1月13日

三角縁神獣鏡

三角縁神獣鏡

住所

幸区北加瀬1-13-1ほか(夢見ヶ崎動物公園内)

交通案内

JR・京浜急行「川崎駅」西口から市営バス川63・64・66・83系統「夢見ヶ崎動物公園前」下車、徒歩7分

地図

解説

 矢上川下流の広い沖積低地の中に、夢見ヶ崎(加瀬山)と呼ばれる標高30mほどの細長く突出した台地があります。太田道灌がこの地に城を築こうとしたが、鷲に兜を取られる縁起の悪い夢を見たために築城をあきらめたという伝承にちなんで、この地名が付けられたといわれています。
 夢見ヶ崎の台地上には、現在わかっているだけでも11基もの古墳や古墳と考えられる塚が築かれていました。これらの古墳は総称して加瀬台(夢見ヶ崎)古墳群と呼ばれており、4世紀後半から7世紀後半にかけて築造されたと考えられています。
 白山(はくさん)古墳は4世紀後半頃に築かれた武蔵国でも最も古い大形の前方後円墳で、全長は87mを測ります。昭和12年(1937)に発掘調査され、遺体を安置した主体部からは鏡類・玉類・鉄器類など多量の副葬品が発見されました。なかでも三角縁神獣鏡(さんかくえんしんじゅうきょう)と呼ばれる青銅製の鏡は初期の大和政権から分け与えられたと考えられるもので、中央との関係を物語る重要な資料です。
 第六天古墳は7世紀後半に白山古墳の西隣に築造された円墳で、墳径は19mを測ります。昭和12年の発掘調査では、横穴式石室から勾玉(まがたま)や金銅製鈴などの副葬品とともに11体もの遺骸が発見されました。

 白山古墳と第六天古墳は既に湮滅してしまいましたが、台地の上には現在7基の古墳や古墳と考えられる塚が残されています。
 このうち、第3号墳は7世紀後半に築かれた横穴式石室墓で、昭和26年(1951)の発掘調査では鉄釘や麻織物の断片とともに成人男子の人骨片が発見されました。台地中央部の了源寺境内にある第4号墳は5世紀後半に築造された円墳で、この古墳からは、明治末年に獣身鏡(じゅうしんきょう)2面と鉄斧が出土したということです。
 矢上川をはさんだ加瀬台古墳群の対岸には、日吉矢上古墳や観音松古墳などの日吉台古墳群があります。これらの古墳群は、矢上川流域の豊かな土地を背景とした地方豪族たちの台頭と変遷のあとを偲ばせてくれます。

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