加瀬山のかつて湧水があった場所近くに祀られた水神塔。

「尾嘴水（おしみず）権現」とも呼ばれています。祀られている場所あたりから加瀬山へ登る道は「おしみず坂」と呼ばれていて、「じゃがや」と呼ばれるデンプン加工を生業とした家が祀っていたと伝えられています。

　水神塔を祀る堂は昭和55(1980）年に地元の人々により改築されていますが、敷地内には古い石造りの社の屋根部分が残されています。

　加瀬山周辺の自然環境や生業の様子を伝え、現在でも地域で大切にされている貴重な資料です。

1基

有形民俗文化財

幸区北加瀬1丁目38-6-2

屋外にあり、常時見学可能です。