川崎港の歴史~江戸時代から続く埋立ての大成~

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2013年2月25日

 江戸時代中期に、池上幸豊らによって新田開発が進められ、明治の中頃までに、池上、田辺、小島、夜光等の各新田が造成されました。

 その後、欧米諸国巡遊を体験し、工業の必要性を痛感した浅野総一郎が、明治41年、渋澤栄一、安田善次郎らと鶴見埋立組合を結成して明治から大正にかけて埋立てを行い、浅野町、南渡田町、大川町、扇町等の土地を造成し、これに湾岸を利用する大企業が逐次進出しました。これらの企業は各自専用埠頭を設けて、原材料を輸移入し、製品を輸移出することで総合的な港湾機能を作り、京浜工場地帯の中核となっていきました。

 昭和12年、神奈川県が10か年事業で京浜工業地帯の造成を行い、その一部(水江町、夜光町の一部)を完成させましたが、昭和20年の終戦を迎え、戦災復興事業のため本事業は中止となりました。昭和22年に政府は、食糧事情の悪化に伴う食糧、肥料の輸入を企画し、その荷揚場を千鳥町に建設することを決定、その後昭和25年の港湾法の制定を受け、昭和26年6月1日に川崎市が港湾開発、港湾運営に関する一切の業務を行う港湾管理者となりました。

 その後、昭和31年4月の港湾審議会で決定された計画に基づき、浮島町と千鳥町が造成されると、石油コンビナートをはじめさまざまな工場が新たに立地を開始しました。そこで千鳥町では公共埠頭が建設され、防波堤の延長や川崎航路が新設されるなど港としての形態が整えられました。浮島では、快適な都市環境を創るための受け皿として、都市活動から発生する一般廃棄物、建設発生土、浚渫土砂等の廃棄物を利用した埋立てが行われ、「浮島1期計画」の完成後、「浮島2期計画」による埋立てが現在も行われています。

 国際貿易港へと川崎港を発展させるため、昭和47年から埋立てを進めた東扇島(シビルポートアイランド)は平成2年3月に完成し、コンテナバースを含む25の公共係船施設が完成しています。東扇島では、「港湾振興会館(川崎マリエン)」(平成4年3月)のオープンや、「東京湾岸道路」(平成6年12月)、「東京湾アクアライン」(平成9年12月)の開通などさまざまな周辺施設が整備されているほか、市民が憩える「東扇島西公園」(平成16年4月)や東扇島東公園(平成20年4月)が造成されています。

川崎港の埋立状況
大正15年頃風景

大正15年頃

昭和27年頃風景

昭和27年頃

昭和40年頃風景

昭和40年頃

平成14年風景

平成14年

川崎港の埋立状況一覧
番号地名埋立企業工期
着手(年)
工期
竣工(年)
埋立面積(m2)
(1)川崎区南渡田町浅野総一郎大正2大正93,074
(2)川崎区白石町浅野総一郎大正2大正15390,878
(3)川崎区大川町浅野総一郎大正2大正15462,481
(4)川崎区扇町浅野総一郎大正2昭和21,691,214
(5)川崎区竹之下浅野総一郎大正2昭和35,140
(6)川崎区池上町東亜港湾工業(株)昭和10昭和11191,426
(7)川崎区水江町東亜港湾工業(株)昭和10昭和11340,068
(8)川崎区夜光3丁目東亜港湾工業(株)昭和15昭和16200,712
(9)川崎区夜光3丁目神奈川県昭和12昭和16111,054
(10)川崎区水江町神奈川県昭和12昭和161,280,026
(11)川崎区千鳥町神奈川県昭和12昭和18495,000
(12)川崎区夜光2丁目東亜港湾工業(株)昭和28昭和29220,250
(13)川崎区千鳥町川崎市昭和28昭和391,443,133
(14)川崎区夜光1丁目東亜港湾工業(株)昭和34昭和35393,595
(15)川崎区小島町神奈川県昭和32昭和34660,852
(16)川崎区浮島町神奈川県昭和32昭和383,794,563
(17)川崎区扇島神奈川県昭和32昭和38919,123
(18)川崎区扇島神奈川県昭和46昭和48470,232
(19)川崎区扇島日本鋼管(株)昭和46昭和502,410,408
(20)川崎区東扇島川崎市昭和47昭和502,170,001
(21)川崎区東扇島川崎市昭和47昭和54916,738
(22)川崎区東扇島川崎市昭和47昭和5656,921
(23)川崎区東扇島川崎市昭和47昭和58413,434
(24)川崎区東扇島川崎市昭和47平成2797,821
(25)川崎区浮島1期地区川崎市昭和50平成8924,900
    20,763,044
(26)川崎区浮島2期地区川崎市平成7工事中730,000

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