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サンキューコールかわさき

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川崎区の現状と主な課題(第1期)

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1 区の概況と特性

  • 川崎区は、東海道五十三次の宿場町である旧川崎町、大師平間寺の門前町である旧大師町、企業で働く人々の住宅地であった旧田島町の3地区と臨海部の埋立地で構成されています。1972年の政令指定都市移行時にJR東海道線以南を区域として誕生し、2002年には区制30周年を迎えました。
  • 本市は、2004年に市制80周年を迎え、全市を挙げて「音楽のまち・かわさき」やシティセールスの取組を進めていますが、川崎区は、多摩川、東海道川崎宿、川崎大師、臨海部など多くの地域資源を活かした魅力あるまちとして発展する可能性を持っています。また、市内で唯一昼間人口が夜間人口を上回る川崎区は、市の表玄関である川崎駅を中心に、利便性の高い都市機能と地域生活圏が連携する新たなまちづくりが進んでいます。
  • また、区の特色の一つとして外国人登録人口が市内で最も多く、多文化共生のまちとしての特性も見ることができます。
昼夜間人口比較
国籍別外国人登録者数

2 区の現状と課題

  • 臨海部は、重化学工業などを中心とした産業集積ゾーンとして、わが国の経済を牽引してきましたが、近年の産業構造の転換を背景に、生産機能の質的高度化を基礎とした研究開発機能へと転換が進んでいます。また、隣接する羽田空港の再拡張・国際化などの動向を踏まえ、一層の臨海部の活性化に向けた取組が求められています。
  • 臨海部では、道路等に日常的に廃棄物が不法投棄され、環境衛生及び美観上、さらには通行上も大きな障害となっていることから、臨海部のイメージアップを図るためにも、投棄された廃棄物を処理するだけでなく、不法投棄を未然に防止することが重要です。
  • 川崎区は、京浜工業地帯として発展してきたことから緑が少なく、既存の公園の整備、貴重な自然空間である多摩川の魅力を活かす取組や民有地の緑化推進など、緑の創出を支援することが必要です。そうした中、東扇島では、災害時における基幹的広域防災拠点としての機能を持ちつつ、平常時には市内初の人工海浜として、市民が川崎の海にふれあえる親水性豊かな緑地となる東緑地の整備が進められています。
  • 市民の生命や財産を守るため、自然災害や都市型災害への対策の推進が求められていますが、木造住宅が密集している小田地区は、大地震発生時などに大規模な火災の可能性があり、国土交通省において、重点的に改善すべき密集市街地と指定されています。安全を確保するために密集市街地の改善に向けた取組など住み良い環境づくりが必要となっています。
  • 平坦地の川崎区では、身近な交通手段のひとつとして、自転車が通勤、通学や買物などに多く利用されています。しかし、川崎駅東口周辺や商店街等における自転車の放置は、歩行者の通行や救急・消防などの緊急時の活動に大きな支障となり、区のイメージダウンにもつながることから、自転車等駐車場(駐輪場)や保管場所の確保、自転車利用者へのマナー向上のための啓発活動など、取組が急務となっています。
  • 高齢者をはじめ、すべての市民が、地域でいつまでも安心して生活を送るためには、地域で共に支え合うしくみづくりが求められていますが、川崎区は、65歳以上の老年人口が市内で最も多く、介護保険制度の要支援・要介護認定者数(2004年10月1日現在5,492人)も市内で最も多くなっています。
  • こうした介護・支援を必要とする高齢者のための介護サービスの充実や元気な高齢者が今後寝たきりなどにならないための効果的な介護予防のしくみづくりが必要となっています。
高齢者と要支援・要介護認定者数 (介護保険第1号被保険者のみ)
  • 川崎区では、工場跡地の土地利用転換に伴い、大規模な集合住宅が次々と建設されることなどにより、子育て中の若い世帯が増加傾向にあります。育児不安や核家族化による孤立化などに悩む親も多く、児童虐待の事例も報告されていることから、地域全体で子育てできる環境づくりを進めることが課題となっています。
  • また、女性の就労機会の拡大等により、保育所の利用希望が増加するとともに、一時保育や夜間保育など、保育ニーズも多様化していることから、子育てに関する支援の拡充が求められています。
  • 2002年度に実施した、川崎市政及び区政に関する1万人アンケートにおける川崎区のイメージは、(1)路上生活者が多い(69.6%)(2)工場・コンビナート(66.5%)(3)放置自転車が多い(56.2%)と負のイメージが上位を占めています。しかし、区内には旧東海道川崎宿や古くから老若男女の幅広い信仰を集めている川崎大師があり、また、京浜工業地帯には多くの産業遺産・産業文化財が残されています。
  • これらの歴史・文化・産業に係る地域資源を活かしたまちづくりを進めながら、川崎区が持つ負のイメージを払拭し、区民が誇りを持ちながら暮らしていくためのさまざまな取組が求められています。
  • 川崎区では、町内会・自治会活動に加え、1998年9月から、「区民の区民による、区民のためのまちづくり」を掲げた10地区のまちづくりクラブが、多岐にわたるまちづくり活動を進めています。また、多くのボランティアグループによる活動も盛んです。
  • このような活動を活かし、地域の課題解決に向け、市民・企業・行政との協働のまちづくりを推進するためのよりよいしくみづくりが必要となっています。
事業所数と従業員数

お問い合わせ先

川崎市総務企画局都市政策部企画調整課

住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

電話: 044-200-2550

ファクス: 044-200-0401

メールアドレス: 17kityo@city.kawasaki.jp

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