令和6年度 等々力緑地浸水対策に関する実地訓練の実施結果について(報告)
- 更新日:
「等々力緑地浸水対策に関する庁内連絡会」では、令和元年東日本台風による等々力緑地周辺地域の浸水に関する対策として、令和2年度から市民ミュージアム・等々力アリーナ・等々力球場・釣池等緑地内各施設において、浸水防除の対策を進めるとともに各対策についての実地訓練を実施してまいりました。また、令和5年度から川崎とどろきパーク株式会社(以下「指定管理者」という。)に各施設の管理が集約されたことに伴い、指定管理者も含めた浸水対策の更なる連携を図っているところです。
令和6年度も浸水対策における各施設の状況、運用など確認するため、次のとおり実地訓練を実施しましたので結果を報告いたします。
1 訓練日時及び場所等
- 日時:令和6年5月20日 月曜日 午前10時から午前11時
- 場所:等々力緑地
- 天候:曇り時々雨
- 参加人数:約50名(職員及び指定管理者社員)
2 訓練内容(訓練の様子)
(1)全体打合せ
解説
浸水対策は等々力緑地全体にわたり、市民文化局、建設緑政局、中原区役所、上下水道局、指定管理者が連携し対策を実施します。実地訓練に当たり、庁内連絡会議長から挨拶として、今回の訓練の目的や、実際の有事の際は関係各局、指定管理者が一丸となって取り組むことなどを訓練に先立ち、再度確認しました。
(2)釣池の水位低下 【対策(5)】
排水ポンプ車
排水ポンプ取付作業
排水ポンプ投入作業
排水ホース投入設置作業
対策説明
排水循環作業
解説
本対策では排水ポンプ車で雨水マンホールに排水を行い、釣池の水位を低下させることにより、地盤高の低いマンホールなどから溢水する雨水を釣池に受け入れることとしています。今回の訓練では釣池の水位が低いことから、近接する雨水マンホールへの排水は実施せず、排水ルートを釣池に戻す方法を取るとともに、雨水マンホールへの排水ホースの投入・設置確認を実施しました。
(3)等々力球場への浸水防除 【対策(6)】
球場内止水板設置
球場入口止水板設置
ポンプ設備入口止水板設置
解説
等々力球場の浸水対策のため、止水板の設置を行いました。
(4)補助競技場への導水 【対策(2)】 市民ミュージアムへの浸水防除 【対策(1)】
グレーチング取り外し作業
グレーチング取り外し後
市民ミュージアム仮囲い:常時設置
市民ミュージアム仮囲い:常時設置
解説
緑地に流入する雨水を補助競技場へ導水するため、グレーチングを取り外しました。また、市民ミュージアムの浸水対策として、仮囲いを設置しており、これにより浸水を一定程度防ぎます。なお、必要に応じて使用する土のうは、仮囲い設置場所近くの土のう置き場に準備しています。
(5)とどろきアリーナへの浸水防除 【対策(4)】
ボックスウォール(止水板)設置
ボックスウォール(止水板)設置
ボックスウォール(止水板)設置
ボックスウォール(止水板)設置
解説
とどろきアリーナへの浸水対策として、ボックスウォール(止水板)を設置し、構造や設置場所、手順等を確認しました。
3 訓練結果
- 等々力緑地における浸水対策について、指定管理者が対策の対応を行い所管する関係各局区が確認し関係する作業を確実に実施できることを確認しました。
- 今回の訓練の課題を集約し、次回の訓練に反映させることにより、訓練が形骸化しないよう注意し、一層効果的かつ実践的な訓練及び対策になるよう、検討してまいります。
- 今後も、より円滑な活動が可能となるよう、各局区及び指定管理者間で連携を密に行うとともに訓練や情報交換・共有を重ね、緑地周辺地域における浸水対策を強化してまいります。
お問い合わせ先
川崎市上下水道局下水道部下水道管理課
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-2922
ファクス: 044-200-3980
メールアドレス: 80gkanri@city.kawasaki.jp
コンテンツ番号166748