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令和6年度 諏訪排水樋管における夜間総合訓練の実施結果について(報告)

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 排水樋管周辺地域における浸水対策として、山王、宮内、諏訪、宇奈根排水樋管に排水ポンプ投入用マンホールの整備が完了したことに伴い、ゲート閉鎖時の排水作業の迅速な対応を実現するため、排水ポンプ投入用マンホールに実際に水をため、排水樋管河川側管きょへ排水をする訓練に取り組んできたところです。 

 今年度は、排水ポンプ投入用マンホールに水をため、横断管河川側出口の排水ホースを水が循環するように接続の上排水ポンプを連続運転し、ホース接合部の状態確認と、各排水樋管の排水ポンプ車班に配置する職員の危機対応力のさらなる向上を図る夜間訓練を実施しましたので、結果を報告いたします。  

1 訓練日時及び場所等

  • 日時:令和6年5月17日金曜日
    午後8時ミーティング開始
    午後9時交通規制帯設置
    訓練:午後9時30分から午後11時
  • 場所:諏訪排水樋管周辺地域
  • 参加人数:48名(局職員36名、協力事業者6名、交通誘導員6名)
  • 見学者:関係町会

2 訓練内容(訓練の様子)

1 班長ミーティング及び各班ミーティング

班長ミーティング 

班長ミーティング

排水ポンプ車班ミーティング 

排水ポンプ車班ミーティング

連絡記録班ミーティング 

連絡記録班ミーティング

ゲート操作班ミーティング 

ゲート操作班ミーティング

解説

 浸水対策作業は、排水ポンプ車班、ゲート操作班、連絡記録班、メールニュース班などが相互に連携し、実施します。
 作業の実施に当たり、各班長及び各班で作業の注意事項、手順や配置など情報の共有、確認などを行います。

2 交通規制帯の設置及び排水ポンプ車配置

交通規制帯設置-1

資機材、交通規制帯配置図

交通規制帯設置-2

河川側交通規制帯

河川側交通規制帯

河川側交通規制帯 川崎→二子橋方面

交通規制帯設置-4

河川側交通規制帯 二子橋→川崎方面

排水ポンプ車-1

内陸排水ポンプ投入用マンホール交通規制帯

排水ポンプ車-2

排水ポンプ車配置

解説

 内水の排除を迅速に行うために設置している排水ポンプ投入用マンホールから、多摩沿線道路下に埋設する横断管を通じ、排水ホースの接続を行うためには、内陸、河川側の横断管や排水ポンプ投入用マンホール付近の交通規制を必要としており、本訓練においてもこのプロセスを安全に配慮しつつ速やかに実行し、排水準備作業を行いました。


3 メールニュース配信(テスト配信)

メールニュース班

メールニュース班ミーティング

訓練開始

訓練開始に伴う配信

連絡記録班無線記録とメール配信

連絡記録班無線記録とメール配信記録

記録

記録詳細

パソコンへのテスト配信

パソコンへのテスト配信・第1報

解説

 メールニュース班を配置し、メールニュースかわさき「防災気象情報」から配信される「水位に関する情報」や「排水ポンプ車の活動に関する情報」のテスト配信を実施しました。

4 排水準備作業

内陸側・曲管

内陸側・曲管継手

内陸側・排水ホース

内陸側・排水ホース敷設

河川側・曲管

河川側・曲管継手

河川側・排水ホース

河川側・排水ホース敷設

解説

 排水作業の実施に必要な資機材等の運搬を行ったほか、排水ポンプ投入用マンホール内の排水ポンプから排水ホースを横断管へ接続し、河川側吐出口で排水された水を循環させるよう排水ホースの接続を行いました。

5 訓練説明

訓練説明
訓練説明 

解説

訓練を見学された関係町会役員等に対し、排水ポンプ投入用マンホール及び排水訓練の概要について説明を行いました。

6 排水作業

内陸側・曲管継手、横断管 

内陸側・曲管継手、横断管

河川側・曲管継手、横断管 

河川側・曲管継手、横断管

内陸側・排水ポンプ投入用マンホール 

内陸側・排水ポンプ投入用マンホール

内陸側・排水ホース

内陸側・排水ホース状況

解説

段階的に排水ポンプの出力を上げながら、排水ポンプ投入用マンホール立ち上がり部分の排水ホースの状態や、送水時の排水ホースの挙動確認を連続運転下で実施しました。

7 ゲート操作

操作盤

解説

多摩川の水位が上昇し一定の水位になった時点で順流が確認できない場合、速やかに排水樋管ゲートを閉める必要があります。ゲート操作は遠方制御により速やかに行いますが、状況により視認性が悪い状況下や夜間に現地操作盤においての操作も想定しゲート操作手順の確認及び開閉作業を行いました。

8 諏訪仮排水所排水横断管吐出口(多摩沿線部)曲管継手の設置作業

曲管継手

曲管継手運搬

曲管継手設置

曲管継手設置1

曲管継手設置2 

曲管継手設置2

設置完成図 

設置完成図

解説

排水樋管ゲート閉鎖時に諏訪仮排水所から多摩川へ直接排水する専用横断管に曲管継手(Φ400)の設置を行いました。

9 諏訪仮排水所排水ルート切替作業

諏訪仮排水所排水ルート切替

諏訪仮排水所排水ルート切替作業

解説

排水樋管ゲート閉鎖時に諏訪仮排水所から多摩川へ直接排水する排水管のバルブ切替操作手順の確認及び作業を行いました。

3 訓練結果

  • 横断管河川側の排水ホースを循環させるように接続したことで、排水ポンプの連続運転が可能となり、排水ポンプの段階的出力状態における送水時の排水ホースの挙動の確認や目標とした高出力の連続運転が実施できました。
  • 現地に配置する排水ポンプ車班、ゲート操作班は中部下水対策本部に配置する連絡記録班からMCA無線を利用し連絡受信し活動するが、無線操作に関する確実性をさらに向上すべき課題が生じた。
  • 今後については、訓練で確認された事項を改善する対策の検討を進め、実施するとともに、職員個々が排水準備作業時間の短縮や効率化、作業の確実性の向上を進めるべく、情報やスキルの共有を行い、実作業における対応力を高めてまいります。

お問い合わせ先

川崎市上下水道局下水道部下水道管理課

住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

電話: 044-200-2922

ファクス: 044-200-3980

メールアドレス: 80gkanri@city.kawasaki.jp

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