'Your Moment' (次はあなたの番です)ー 2018年12月4日 英国オリンピック委員会CEOビル・スウィーニー氏の講演より
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ロンドン2012大会の経験を踏まえて
英国オリンピック委員会CEOであるビル・スウィーニー氏による講演会「ロンドン2012大会の経験を踏まえたリオ2016大会での英国オリンピック代表チーム(Team GB)の成功」を川崎市・横浜市の合同主催により開催しました。
講演に先立ち川崎市長はあいさつの中で、スウィーニー氏への歓迎の言葉とともに「ホストする我々も、英国代表チームを応援していきたい。皆さんもGOGB(ゴージービー)、『がんばれ英国』を合言葉に英国代表チームを応援し、一緒に事前キャンプ、そして東京2020大会を盛り上げていただきたい」と述べました。
東京2020大会への期待
スウィーニー氏は講演冒頭にリオ2016大会のハイライトシーンを集めた動画を流し、「このような素晴らしい大会を東京でも行いたい」と東京2020大会への期待について述べました。そして'Your Moment'(次はあなたの番です)というタイトルとともに、「ロンドン2012大会の時もそうですが、オリンピックの成功には、国全体で目的・方向性を一つにすることが大事です」と呼びかけました。また、英国オリンピック代表チーム(Team GB)は、リオ2016大会でのメダル獲得数で、アメリカに次いで世界第2位という成績を収め、その背景には「大会前の事前キャンプの成功があった」と示し、東京2020大会では、「時差や暑さ、湿度など環境が大きく異なるため、事前キャンプが特に重要であり、東京にとても近い川崎市、横浜市で行うことでができることを非常に嬉しく思っている」と述べました。
レガシーとして残るものは
ロンドン2012大会後、英国では国民のスポーツへの参加率が高まり、経済効果や雇用促進、イースト・オブ・ロンドンの再開発が進んだことが、英国の「レガシー」となっていることや、2016年のリオ大会後には、英国において、「体操、ホッケー、水泳、自転車、バドミントンなどの競技人口が増えた」として、大会がもたらす社会への影響について、数字を交えて具体的に言及しました。
英国人の94%が東京2020大会に関心を持っている
また、スウィーニー氏は「東京2020大会に興味があると答えた英国人が94%」というデータから、過去大会よりも高い関心を集めていることを示しました。横浜市でも行われるラグビーワールドカップ2019では「日本がスポーツの国際大会の主催国としてどのような盛り上がりを見せるか、世界が注目している。規模は違うが、ラグビーワールドカップ2019の成功が、東京2020大会につながるだろう」と、東京2020大会への期待を述べました。
質疑応答では「現状、事前キャンプ受け入れ側に何が足りないと思うか」という質問に対し、スウィーニー氏は「横浜市・川崎市・慶應義塾大学の施設も対応も素晴らしいと思っている。3者と我々は良い友好関係を築いている」と、関係者間の信頼関係を強調しました。
聴講された方からは、「横浜市・川崎市・慶應義塾大学に対して、とても好印象をもっている感じがした」「英国オリンピック代表チームについて興味がわいた」などの発言がありました。
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