本文へ

エコシティたかつ


ヒートアイランドプロジェクト


ヒートアイランドプロジェクト
区民・大学・企業協働による
高津区のヒートアイランド調査(平成24年(2012)年度まで)
 「ヒートアイランドプロジェクト」では、高津区役所と区民が、研究機関および企業と共同で、川崎市高津区の温熱環境を細かく調べ、情報共有の仕組みをつくっています。
 川崎市の場合、市全体の大きなスケールの都市気候については調査が進んでいますが、小さなスケール、身近なスケールにつ いては調査が進んでいません。そのため、都市空間と温熱環境の関係について、本プロジェクトで詳細な調査を行っていきます。また、単発的な調査に終わること無く、継続的に同じ方法で調査を行い、長期にわたって継続的にデータを蓄積する方法を検討していきます。
 そして、短期的な対策ではなく、長期的な都市計画を中心とした各種の空間形成の施策に結びつけられるような形で調査の結果をアウトプットし、高津区の各種の計画や都市計画に結びつけていきます。

街歩きによる気温実測調査
クールスポット調査・認定

ヒートアイランド現象とは

ヒートアイランド現象とは ヒートアイランド現象とは、都市の中心部の気温が周辺に比べて高くなる現象のことです。気温の等高線を結ぶと島のように見えるので、このように呼びます。
ヒートアイランド現象は年間を通じて生じていますが、特に夏季の気温上昇が都市生活の快適性を低下させるとして問題となっています。 川崎市の気温をマクロに概観すると、この図のように幸区・中原区と多摩区・麻生区では2℃近く の差がある事がわかります。

プロジェクトの内容

プロジェクトの内容
  1. 街歩きによる気温実測調査
    対象地区全体における気温分布の詳細な調査です。
  2. クールスポット調査
    街歩きによる気温実測調査において選出した特定箇所40地点を2ヶ月かけて継続的に調査しました。クールスポットを、涼しさだけではなく、場所としての魅力を調査し、クールスポットして認定をしました。
  3. ワークショップ
    市民との情報共有の仕組みづくりの一環で、調査をもとにワークショップを行い議論を重ねました。

調査対象エリア

神奈川県川崎市高津区、溝ノ口駅を中心とした、約2km四方の範囲です。
多摩川沿いの低地と、津田山駅付近及び溝ノ口駅南部、梶が谷駅付近に広がる丘陵地が特徴的な地形です。
低地には密集した住宅地や農地、工場地帯、それらに加えて二ヵ領用水が通っています。丘陵地には住宅地が広がっていますが、まだ緑が残っています。

調査対象エリア

活動年表

活動年表

プロジェクト実施者

実施主体:高津区役所・首都大学東京都市環境学部
事業協力:マルティスープ株式会社
調査協力:一般市民約20名


ページのはじめに戻る