エコ企業調査プロジェクト実施結果
- 日時:平成24年11月9日(金) 12:30~14:40
- 調査対象:株式会社 光洲産業 光洲エコファクトリー川崎・久地
- 参加人数:14名

株式会社 光洲産業 光洲エコファクトリー川崎・久地
会社及び工場の概要を伺いました。

・2012年で創業30周年となります。久地の産業廃棄物中間処理工場は、創業以来、地域の工務店など、地場のお客様から愛されてきました。
・産業廃棄物処理方法は、従来から「手選別に勝る選別はなし」と言われるように、 従業員の手作業による「焼却するもの」、「リサイクルするもの」等の徹底分別と破砕機による破砕処理を行っています。
■環境に配慮した取組み
・地球温暖化対策の取組みとして、横浜工場へ来年の1月を目処に、電機重機の導入を検討しています。 また、工場内の電球を徐々にLED化していくことも事業計画に組み込んでいます。
・リサイクル率の向上を一番の目標としています。横浜工場ができる以前は、搬入量の60%ほどしかリサイクルできませんでしたが、 現状は97%ほどがリサイクルできています。 今後は、100%に近づけることが目標です。
■地域との関わり
・地域の自治会へ参加し、納涼会やお祭にも協力させていただいています。
・お盆などには、近隣住宅を一件ずつ回り、気が付かないところで、近隣の方に迷惑をかけていないか、伺っています。 こうしたことで、近隣の方からの御理解を頂きながら、事業を行ってきました。 ・毎年行っているイベントとして、区内の小学校の社会科見学の受け入れを行っています。
工場内を見学させていただきました。

・コンベアラインで手作業にて、品目別に選別しています。
・金属は、磁性機を用いて、磁力で吸いつけて選別しています。
・雨天時は、機器や、従業員が雨に濡れることなく作業ができるよう、屋根が開閉する仕組みとなっています。

・工場内に入る前の待機時には、搬入車両のドライバーにもアイドリングストップに協力していただいています。
・ダンプアップや重機を移動させる際には、散水を行い、周辺への埃の飛散を抑えています。
・工場内外は、扉とカーテンの2重で区切られており、一度に両方を開放させないことにより、場外への埃の飛散を抑えています。
・搬出時には、車両による場外への泥の引きずりを抑えるため、搬出入口には、タイヤを洗浄するための水がはってあります。
・従業員は、1日に数回近隣の清掃を行っています。
<参加者の感想(抜粋)>
- 私は、近くに住んでいて、よく工場の前を通るが、今回初めて工場内に入り、環境対策や周囲への配慮を目の当たりにして、この取組みであれば安心だと思った。
- 敷地外では、ほとんど騒音がない。出入り車両のタイヤを洗浄するなど、近隣への配慮が行き届いていると感じた。また、従業員の態度も皆すばらしく、 教育がよくなされていると感じた。