「たかつ生きもの探検隊」の記録
- 日時:平成28年9月24日(土) 10:00~12:30
- 場所:川崎市立緑ヶ丘霊園内
- 講師:岸 由二氏(慶應義塾大学名誉教授・NPO 法人鶴見川流域ネットワーキング代表理事)
小林 範和氏(NPO 法人鶴見川流域ネットワーキング事務局長) - 参加人数:55名
1 オリエンテーション
岸先生が、高津区の地形図と立体模型を用いて、地形と流域の関係について解説しました。
オリエンテーションの様子

緑ヶ丘霊園の地形模型
2 生きもの採取・観察
虫採り網とケースを持って、生きものを採取しました。東京都等では絶滅危惧Ⅱ類に指定されているショウリョウバッタモドキを捕まえるなど、楽しみながら自然の生態について学びました。最後に各人が採取した生きものの数、種類等を確認し、最も多くの数や種類を採った人に缶バッチを贈呈しました。 観察後は、採取した生きものを自然に戻しました。
生きもの採取

生きもの観察・解説
3 湧水・森の観察
先日の台風以後、普段は水が流れていないところに川ができていました。さっき上から見た谷は、土があってシダが生えた程度でしたが、きれいに光が入ると、一昨年くらいから猛烈に草が生え始めました。こうなると、谷に保水力が戻り、降った雨が一度に出てこなくなります。今出ているのは、あちこちの緑が保水をするので、しみた水がゆっくり出て来るからいつまでも出て来ます。ここを管理する基本は、とくに重要では無い常緑の樹木を伐採します。常緑があると冬も真っ暗で他の植物が生えないので、保水力が落ちます。常緑の代表はアオキであり、今日は作業をしないがアオキやシュロを抜く作業をしています。

湧水ポイントに生息する生きもの

谷戸の観察

湧水地の観察