「たかつ水と緑の探検隊」の記録
- 日時:平成30年2月17日(土) 10:00~12:00
- 場所:川崎市立緑ヶ丘霊園内の森(モデル地区)
- 講師:岸 由二先生(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング代表理事、慶應義塾大学名誉教授)
- 参加人数:26名
1 オリエンテーション
「たかつ水と緑の探検隊」をはじめとした「エコシティたかつ」の取組の概要説明のほか、立体模型を使って緑ヶ丘霊園全体の地形の状況把握を行いました。
オリエンテーションの様子

緑ヶ丘霊園の地形模型
2 森の観察
谷戸までの散策

森の観察の様子
光が森の底までいかないと、他の植物が育たなくなります。光が通って草が生えれば、降った雨は草に引っかかって染み通るまでに時間がかかり、土と一緒に一気に流れ出ることはありません。
落葉樹がたくさんある森の方が、クワガタやカミキリ虫などの生き物もたくさんいます。高津区の緑ヶ丘霊園の森づくりはそういう考えで、温暖化豪雨に強く生き物で賑やかになるように活動しています。
モデル地区の谷戸の観察
緑ヶ丘霊園内にある谷戸を保水力が高く、生きものが賑わう森に再生する取り組みを進めるモデル地区として、整備を進めています。水と緑の探検隊の開催に先立ち、平成30年2月6・7日の2日間で、谷底(谷戸の底地)の間伐を事務局側(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング・高津区役所)で行いました。

事前作業の様子
(平成30年2月6日)

事前作業の様子2
(平成30年2月7日)
探検隊の当日は、これまで間伐を実施したエリアの観察のほか、モデル地区の谷戸の内部に入り、モデル地区全体の森の様子を観察しました。
3 森の手入れ作業
(1)サワガニ探し子どもチームは、一昨年度に創出した湧水ポイントで、サワガニ探しをしました。その結果、ヤマトクロスジヘビトンボのヤゴ、サワガニ、ガガンボなどを見つけることができました。


(2)湿地のための土手づくり
ホタルやトンボが暮らせる環境づくりのため、大雨が降った後に水が溜まるよう湿地のための土手づくりを行いました。

