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3 分野別の重点施策 基本政策4「活力と魅力あふれる力強い都市づくり」

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基本政策4「活力と魅力あふれる力強い都市づくり」

 魅力ある都市拠点や、これらを結ぶ交通環境の整備を総合的に推進するとともに、「中小企業活性化のための成長戦略に関する条例」を踏まえ、中小企業の振興や、新産業の創出など、本市の強みを活かした産業都市づくりを進めてまいります。また、スポーツや文化芸術の振興を図るなど、市民が愛着と誇りを持つことのできる、活力と魅力にあふれたまちづくりに取り組んでまいります。

 こうした取組を通じて、便利で快適に暮らせる、人も企業も元気で活気にあふれたまちづくりを重点的に進めてまいります。

 

 川崎の発展を支える産業の振興として、市内企業を支援する取組につきましては、市内中小企業の「働き方改革・生産性革命」の実現に向けて、雇用環境の改善による人材確保や市内企業の活性化を図るため、集中投資期間での支援を実施するとともに、中小企業者の事業承継支援を行うなど、産業の活性化を図る取組を総合的に推進してまいります。

 また、消費税の税率の引上げに伴う、地域における消費の喚起・下支え等のため、プレミアム付き商品券を発行してまいります。

 さらには、改正卸売市場法の趣旨を踏まえ、南北市場それぞれの特性を活かした効率的な管理運営による活性化策を検討してまいります。

 都市農業の振興につきましては、認定農業者への支援や援農ボランティア等の育成とともに、多様な主体と連携した新たな農業価値の創造など、都市農業の強みを活かした農業経営の安定化・健全化に取り組んでまいります。

 

 新たな産業を創出する取組として、起業・創業の促進につきましては、研究開発の成果の事業化をめざす、個人やベンチャー企業を主な対象とした起業家支援拠点「Kawasaki-NEDO Innovation Center(K-NIC(ケーニック))」を3月に開設し、情報・資金の獲得やネットワーク構築の支援を実施してまいります。

 研究開発基盤の強化につきましては、「新川崎・創造のもり」に開設した「産学交流・研究開発施設(AIRBIC)」を拠点として、産学・産産連携による新技術・新産業の創出を促進させていくとともに、「キングスカイフロント」の中核施設である「ナノ医療イノベーションセンター(iCONM)」において、研究支援に戦略的に取り組むことにより、イノベーションの創出を、より一層加速してまいります。

 こうした取組によりまして、新産業の創出や新製品の開発促進を進め、市内経済の活力向上を図ってまいります。

 川崎水素戦略の推進につきましては、水素エネルギーの積極的な導入と利活用による「未来型環境・産業都市」の実現に向けて、多様な主体と連携したリーディングプロジェクトを進めることで、水素のネットワーク化の推進と、ブランド力の向上に向けて取り組んでまいります。

 新たな情報通信技術(ICT)の活用につきましては、「かわさきアプリ」を安定的に運用し、必要な情報を必要な人へ的確に提供するとともに、庁内保有データのオープン化の推進や、AIなどの新たなICTの活用によって、業務の効率化や市民利便性の向上を図ってまいります。

 

 川崎臨海部の活性化につきましては、「臨海部ビジョン」で示した「30年後の将来像」の実現をめざし、高度な価値を創出する拠点の形成や、臨海部の認知度・イメージ等の向上による市民の誇りの醸成に向けた取組など、リーディングプロジェクトを推進してまいります。

 また、「キングスカイフロント」におきましては、引き続き、魅力ある国際戦略拠点にふさわしい高水準・高機能な拠点整備を推進するとともに、「リサーチコンプレックス推進プログラム」等を活用した異分野融合研究、人材育成などの取組によるイノベーションの創出や、産学官連携の推進などを担うクラスター運営体制の強化を図ってまいります。

 さらには、「キングスカイフロント」と羽田空港周辺地域との連携を強化する羽田連絡道路の整備を進めるとともに、連絡道路整備後の新たなバス路線の開設に向けて取り組むほか、臨海部への通勤環境の向上に向けて、公共交通を補完する企業送迎バスの利活用の検討や、小川町バス乗降所の環境整備に向けた取組を進めるなど、交通機能の強化に取り組んでまいります。

 

 港湾物流拠点の形成につきましては、引き続き、国と連携しながら臨港道路東扇島水江町線の整備を進めるとともに、コンテナ貨物取扱量の増加に対応するための荷捌き地や、東扇島堀込部の海面埋立に必要な護岸整備を行うなど、港湾物流機能の強化を図ってまいります。

 港湾空間の活用につきましては、東京2020大会開催の機会を捉えたホテルシップ等の誘致に向けた取組を進め、市域の活性化と本市の魅力発信につなげるとともに、港湾緑地を活用した賑わい・憩いの場の創出や、利用促進に向けて取り組むなど、港の魅力の向上を図ってまいります。

 

 魅力ある都市拠点の整備として、広域拠点の形成につきましては、川崎駅周辺地区では、本市の玄関口としてふさわしい広域拠点として、都市機能の誘導や都市基盤の強化に向けた取組を進めるとともに、駅周辺における広告収入を活用した駅前広場の環境改善など、公共空間の有効活用に向けて取り組んでまいります。

 また、武蔵小杉駅周辺では、駅及び駅周辺の混雑状況に対応するため、昨年、東日本旅客鉄道株式会社と締結した覚書に基づく新規改札口設置などに取り組み、安全性・利便性の向上に向けた抜本的な対策を進めてまいります。

 地域生活拠点等の形成につきましては、鷺沼駅周辺では、さまざまな機会を通じていただいた市民の皆様からの御意見とともに、諸条件や将来展望を総合的に整理・検討し、先日案をお示しした「鷺沼駅周辺再編整備に伴う公共機能に関する基本方針」を平成30年度中に策定し、方針に沿って取組を推進してまいります。

 

 良好な都市環境の形成を推進する取組として、まちづくりを総合的かつ計画的に推進するため、「都市計画マスタープラン区別構想」の改定に向けて取り組んでまいります。

 また、快適な生活空間の形成やまちの魅力向上、地球温暖化防止等に向けた建築物の整備における木材利用の促進などについて、新たに創設される森林環境譲与税も活用しながら、取り組んでまいります。

 

 総合的な交通体系の構築に向けた取組として、横浜市高速鉄道3号線の延伸につきましては、先日、横浜市と基本事項について合意し、覚書を締結いたしました。今後、概略ルートや駅位置に関する検討など、引き続き、相互に連携・協力し、早期開業をめざして取組を進めるとともに、利便性が向上する新百合ヶ丘駅周辺のまちづくりについて検討を進めてまいります。

 市域の交通網の整備につきましては、道路ネットワークの形成・強化を図るため、(仮称)等々力大橋や末吉橋等の整備など、効率的・効果的な道路整備に取り組むとともに、バスの停車帯の設置や交差点改良など、路線バスの走行環境の改善に向けた取組を進めてまいります。

 さらには、3月に産業道路立体交差化が完成する「京浜急行大師線連続立体交差事業」につきましては、引き続き、交通課題の抜本的な解決に向けた取組を進めてまいります。

 身近な交通環境の整備につきましては、超高齢社会の進展等を踏まえ、地域交通の一層の充実を図るため、市内全域にわたる路線バスの乗降数調査により、利用実態等を把握した上で、路線バスネットワークの再編に向けた取組や、地域住民が主体となったコミュニティ交通の取組支援など、幅広い観点からさまざまな検討を進め、地域特性や市民ニーズに応じた持続可能な地域交通の環境整備を推進してまいります。

 また、誰もが道路を安全・快適に通行できる環境の創出をめざして、平成30年度中に「自転車ネットワーク計画」を策定し、自転車利用者が多い鉄道駅周辺等において、自転車通行環境を整備するとともに、平成31年度には、本市の自転車施策を取りまとめた「自転車活用推進計画」を策定してまいります。

 

 市バス事業につきましては、平成30年度中に策定する「市バス事業経営戦略プログラム」に基づき、市バスネットワークの効率的・効果的な構築に取り組むとともに、安全で快適なサービスのさらなる向上と、将来にわたる市民や利用者の交通手段の確保のため、適正な料金体系を構築するなど、持続可能な事業運営を行ってまいります。

 

 スポーツ・文化芸術の振興として、スポーツのまちづくりにつきましては、東京2020大会の開催を機運としながら、障害のあるなしに関わらず誰もが、自身の興味や関心に合わせてスポーツを楽しみ、参加や交流を行える機会の充実や、障害者スポーツの普及促進に取り組んでまいります。

 また、若い世代が集い賑わうまちをめざし、川崎らしい地域資源である若者文化の発信によるまちづくりに向けた環境整備や、ストリートカルチャー等が結集した川崎発の世界的な大会の開催支援等を行ってまいります。

 さらには、英国代表チームの事前キャンプの受入れ準備を着実に進めるとともに、交流イベントの開催など、市民が英国を身近に感じてもらえるような取組を集中的に実施し、機運を盛り上げてまいります。

 

 文化芸術の振興につきましては、本市の歴史文化資源である浮世絵等を活用することにより、新たな賑わいを創出し、魅力を発信するため、「(仮称)アートガーデン特別展示室」の平成31年中の開設に向け、整備を進めてまいります。

 文化財の保存・活用につきましては、「国史跡橘樹官衙遺跡群整備基本計画」に基づき、遺構復元等の整備や史跡指定地の公有地化に取り組み、遺跡群やその周辺地域がもつ歴史的価値を活かしたまちづくりを進めてまいります。

 音楽や映像のまちづくりにつきましては、ミューザ川崎シンフォニーホールを中心として、「フェスタサマーミューザ」や「かわさきジャズ」など、魅力ある音楽イベントを開催するとともに、映像に関する豊富な地域資源との連携や、教育現場や地域における映像制作活動の支援などを行い、音楽や映像による人々の交流、まちの賑わいの創出を、市内全域で展開し、本市の持つ魅力を広く発信してまいります。

 

 戦略的なシティプロモーションにつきましては、「ブランドメッセージ」を活用することにより、都市ブランドの強化や、市民の川崎への愛着や誇りの醸成を図るとともに、さまざまなメディアを活用し、市内外に本市の魅力を戦略的に発信してまいります。

 また、自治体間における国際交流の推進と、市民・企業などさまざまな立場での相互理解を深めるため、アメリカ合衆国・ボルチモア市との姉妹都市提携40周年を記念して、市代表団の訪問など、姉妹・友好都市との幅広い分野での交流を進めてまいります。

 観光の振興につきましては、東京2020大会を好機として捉え、誘客推進や民間事業者等と連携した受入体制の充実を図るとともに、本市の多彩な観光情報を積極的に発信することで、新たな集客につなげるなど、地域経済の活性化を図ってまいります。