平成11年度内分泌かく乱化学物質の環境調査結果について
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近年,人や生物の内分泌作用をかく乱し,生殖機能などに重大な影響を及ぼすおそれがある物質として,内分泌かく乱化学物質(いわゆる環境ホルモン)による環境汚染が社会問題となっています。川崎市では平成10年度から汚染実態の把握のために環境ホルモンを調査しています。平成11年度は,主にプラスチックの可塑剤として使用しているフタル酸化合物を中心に17物質について調査し,結果がまとまりましたのでお知らせします。

調査対象物質 | 田島測定所 | 麻生測定所 | 環境庁全国調査 (平成10年度) |
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フタル酸ジ-2-エチルヘキシル | 20~21 | 15~28 | <33~360 |
フタル酸ブチルベンジル | 0.9~2.7 | 0.8~1.8 | <0.72~5.5 |
フタル酸ジ-n-ブチル | 14~51 | 10~75 | <20~160 |
フタル酸ジエチル | 2.0~2.5 | 1.6~5.1 | <1.7~18 |
アジピン酸ジ-2-エチルヘキシル | 1.5~2.6 | 0.9~5.0 | <0.58~21 |
調査対象物質 | 多摩川 河口 | 川崎港 | 環境庁全国調査 (平成10年度) | 建設省全国調査 (平成10年度) |
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ビスフェノールA | 0.03 | <0.01 | <0.01~1.7 | <0.01~1.4 |
アジピン酸ジ-2-エチルヘキシル | 0.03 | 0.04 | <0.05~1.8 | <0.01~0.16 |
ベンゾフェノン | 0.01 | <0.01 | <0.01~0.20 | <0.01~0.02 |
4-t-オクチルフェノール | 0.04 | 0.01 | <0.01~13 | <0.03~0.79 |
調査対象物質 | 多摩川 河口 | 川崎港 | 環境庁全国調査 (平成10年度) | 運輸省全国調査 (平成11年度) |
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ノニルフェノール | <50 | 610 | <50~4900 | <50~2700 |
ビスフェノールA | <5 | 17 | <5~67 | <5~150 |
PCB | 0.46 | 4.2 | <0.02~1500 | 8.8~690 |
フタル酸ジ-2-エチルヘキシル | 67 | 410 | <25~210000 | <25~4800 |
ベンゾ(a)ピレン | <5 | 530 | <1~3800 | 32~730 |
4-t-オクチルフェノール | <5 | 12 | <5~30 | <5~70 |
お問い合わせ先
川崎市環境局環境対策部地域環境共創課
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-2532
ファクス: 044-200-3921
メールアドレス: 30kyoso@city.kawasaki.jp
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