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新型コロナウイルス感染症モニタリング状況

  • 公開日:
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 感染症法の改正に伴い、新型コロナウイルス感染症の動向調査方法も変化するため、本モニタリング・コメントは今週第18週をもって終了となりました。

 今後の新型コロナウイルス感染症の発生動向に関しては、川崎市感染症情報~今、何の病気が流行しているか!~をご覧ください。

 また川崎市健康安全研究所では、川崎市感染症情報発信システム(KIDSS: https://kidss.city.kawasaki.jp/ja/home外部リンク)により、新型コロナウイルス感染症を含む川崎市内の感染症の発生動向を公開しています。システムの機能の1つであるリアルタイムサーベイランス(https://kidss.city.kawasaki.jp/ja/realsurveillance/report?chart=1外部リンク)では市内医療機関の皆様のご協力のもと、新型コロナウイルス感染症やインフルエンザの日々の受診患者数をリアルタイムに公開していますので、是非ご覧ください。

モニタリング状況

令和5年第18週の市内の感染状況と医療提供体制の表

変異ウイルス検出状況

令和5年第18週の変異ウイルス検出数の表

評価

令和5年第18週(令和5年5月1日~5月7日)

 

令和4年第52週より令和5年第9週まで10週連続して減少していた陽性者総数は、第9週514人から第12週491人と低い数で増減を繰り返していましたが、第12週491人から第13週615人→785人→799人→1,029人→1,076人、そして第18週(今週)は1,211人と7週連続して緩やかな増加傾向が続いています。前週との増加比は、第12週1.06、第13週1.25、第14週1.28と3週連続して1.0を超えて増加、第15週は1.02に減少しましたが、第16週は1.29、第17週(前週)は1.05、第18週(今週)は1.13と増減を繰り返していますが、7週連続して1.0を超えています。

令和4年第52週より令和5年第10週まで11週続けて減少していた入院患者数は、第10週25人以降も第11週27人、第12週22人と減少傾向が続いたのち、第13週32人、第14週47人とやや増加となりましたが、第15週37人、第16週24人、第17週(前週)18人と3週連続して減少し、第18週(今週)は22人とやや増加しています。

入院中の重症患者数は第10週1人、第11週~第18週(今週)は8週連続して0人となっています。

指標としている10項目のうち、感染の状況を表す6項目については、第14週は6/6が増、第15週は増3/6・減3/6、第16週は6/6が増、第17週(前週)は増4/6・減2/6、第18週(今週)は6/6が増、となっています。医療提供体制では4項目中入院患者数関連の2/4項目が増、重症患者数は0人が続いているため2/4項目が不変、という状況です。

 

<感染の状況:直近1週間>

(1)   昨年暮れから現在にかけてのいわゆる第8波では、医療機関から報告された陽性者数は、第43週2,676人から増加が続き、第50週11,814人をピークとして第51週より減少が始まりました。本年に入ってからは、第1週8,719人から第9週436人まで、昨年第51週以降11週続けて減少しました。第10週499人、第11週405人、第12週416人と低い数値で増減を繰り返していましたが、第13週543人、第14週695人、第15週723人、第16週907人、第17週(前週)966人、第18週(今週)1,100人と、7週連続して緩やかな増加が続いています。

セルフテスト陽性者数は、昨年第42週378人から増加が続き、本年第1週3,166人がピークとなりました。第2週1,873人から、第11週58人まで、10週連続して減少していましたが、第12週75人、第13週72人、第14週90人、第15週76人と増減を繰り返していましたが、第16週は122人と増加幅が大きくなり、第17週(前週)は110人、第18週(今週)は111人とこの2週では大きい変化はありませんでした。

(2)   医療機関報告分とセルフテスト陽性者数の総数は、昨年第50週14,457人がピークで、第51週より減少が始まりました。本年に入ってからは、第1週11,885人から、第9週514人まで、第51週以降11週連続して減少していました。第10週は566人と増加しましたが、第11週は463人と再び減、第12週491人、第13週615人、第14週785人、第15週799人、第16週1,029人、第17週(前週)1,076人、第18週1,211人と7週続けて緩やかな増加となっています。対人口10万人あたりの陽性者数は、昨年第50週938.8人がピークで第51週から減少が始まりました。本年に入ってからは第1週771.8人から、第9週は33.4人と11週連続して減少しました。第10週は36.8人と増加に転じていますが、第11週は30.1人と再び減少、第12週31.9人、第13週39.9人、第14週51.0人、第15週51.9人、第16週66.8人、第17週(前週)69.9人、第18週(今週)78.6人と7週続けて増加しています。

(3)   前週との増加比は、昨年第44週1.73をピークにして第49週1.09まで5週続けて減少傾向となり ました。第50週は1.22と増加しましたが、第51週は0.99と再び減少に転じ、9週間ぶりに1.0以下となりました。本年第1週0.97からも多少の増減を繰り返しながら全体的な減少傾向は続きましたが、第8週0.63から第9週0.71と増加傾向となり、第10週は1.10と1.0を超えました。第11週は0.82と再び減少かつ1.0を下回りましたが、第12週1.06、第13週1.25、第14週1.28と3週連続して1.0を超えて増加しました。第15週は1.02に減少しましたが、第16週は1.29と増、第17週(前週)は1.05、第18週(今週)は1.13と増減を繰り返していますが、7週連続して1.0を超えています。

(4)   検査陽性率は、本年第1週60.4%から減少が続き、第9週8.8%まで8週連続して減少していました。第10週は9.8%と増加に転じていますが、第11週は8.4%と減少、その後第12週10.9%、第13週11.9%、第14週16.2%と3週連続して増加し、第15週(前週)は15.6%と減少しましたが、第16週18.7%、第17週(前週)20.7%、第18週(今週)は27.3%と3週連続して増加になっています。

 

<医療提供体制等の負荷:報告日5月7日現在>

(5)   令和4年の入院中の患者数は、第7週335人がいわゆる第6波のピーク、第7波は第31週368人がピークでした。第8波は、第51週315人がピークで、本年に入り第1週274人から第10週25人と、第52週以降11週連続して減少していました。第11週は27人と若干増加しましたが、第12週は22人と減少し13週ほぼ連続して減少傾向にありました。が、第13週は32人、第14週は47人と2週連続して増加しましたが、第15週37人、第16週24人、第17週(前週)18人と3週連続して減少し、第18週(今週)は22人で第16週を下回ってはいますがわずかの増となっています。

 入院病床使用率は、第6波では昨年第7週70.2%がピーク、第7波では第31週75.9%がピークでした。第8波は昨年第51週64.9%がピークで、本年第1週56.5%以降は、第10週5.2%と第52週以降11週連続して減少していました。第11週は5.6%と若干の増加をしましたが、第12週は4.5%と減少し、13週ほぼ連続して減少傾向にありました。その後、第13週6.6%、第14週9.7%と2週連続して増加し、第15週は7.6%、第16週4.9%、第17週(前週)3.7%と3週連続して減少し、第18週(今週)は4.5%と若干増となっています。

確保病床数は現在合計485床です。

(6)   入院中の重症患者数は、第6波では昨年第8週30人がピークで、その後の第21週から第25週の5週間は0人でした。第7波では第32週14人がピークで、その後の第40週から第43週の4週間は1人でした。第8波は第49週に11人と増加した後いったん減少し再び増加、本年第3週の13人がピークでした。第4週9人以降、第5週4人→6人→1人→1人でしたが、第9週に0人となり、昨年第25週以来36週ぶりに重症入院患者数0となりました。第10週は1人とわずかに増加しましたが、第11週~第18週(今週)と8週連続して0人が続いています。1人以下では、第7週以降第18週(今週)まで12週連続して1人以下の重症者数となっています。

第6波の重症病床使用率は昨年第8週の43.5%がピークで、第21週から第25週は入院中の重症患者数0人のため重症病床使用率も5週連続して0.0%となっていました。第7波は第32週の20.3%がピークで、第40週から第43週は1.4%となっていました。第8波では、令和5年第3週18.8%がピークで、若干の増減を繰り返しながら第7週・第8週は1.4%、第9週は0.0%となり、昨年第25週以来36週ぶりに重症病床使用率0.0%となりました。第10週は1.4%となりましたが、第11週~第18週(今週)は8週連続して0.0%となっています。

重症者の確保病床は現在69床です。

 

<変異ウイルス検出状況>

第18週(今週)は、連休のため検知数が少なく、すべて0件となっています。

 

昨年末より本年第9週にかけて、本市での新型コロナウイルス感染症は、陽性者・入院患者・重症患者数の減少が続いていましたが、第10週は陽性者総数及びそれに関連した指標が増加傾向に、第11週は減少、第12週から第18週と7週連続して緩やかな増加傾向が続いています。さらに増加するのか、小さな増減を繰り返すのか、あるいは減少に転ずるかなどについては、引き続き様子を見ていく必要がありますが、現段階で数値の小さな幅での増減に一喜一憂する必要はないと思います。

入院患者については第15週~第17週の3週連続して減少していましたが、第18週(今週)は第17週18人から22人と若干の増加となっています。入院中の重症患者数については第11週~第18週(今週)の8週連続して0人が続いています。1人以下の重症患者数とすると、第7週以降12週連続して1人以下となっています。

令和5年5月8日(第19週)より新型コロナウイルス感染症は感染症法の5類感染症に移行しましたが、感染症としての注意が不要になるわけではありません。新型コロナウイルス感染症だけではなく、一般に感染症の流行が落ち着いている時期であっても、地域での感染症の流行状況に関心を持ち、自らを感染症から防ぎ、身近な人を守る、ひいては社会を感染症から守る、ということは重要です。

そのために必要な感染防止の5つの基本として、

(1)体調不安や症状がある場合は、無理せず自宅で療養あるいは受診をする。

(2)その場に応じたマスクの着用や咳エチケットの実施  

(3)換気、密集・密接・密閉(三密)の回避は引き続き有効

(4)手洗いは日常の生活習慣に

(5)適度な運動、食事などの生活習慣で健やかな暮らしを 

があげられます。ぜひ日常から理解して身に付けておいていただけると、感染症の流行時などに身近な感染症対策に結び付けることができると思います。

過去のモニタリング状況

過去の公表データ

新型コロナウイルス感染症対策分科会資料