古い消火器の破裂事故を防ぐために
平成21年に大阪市で、小学生の男児が屋外の駐車場に放置された古い粉末消火器に触って遊んでいたところ、突然消火器の底部が破裂し、破片が頭を直撃して重傷を負う事故が発生しました。
また、同様の事故が全国で多数発生しています。
原因
加圧式の粉末消火器は、安全ピンを抜いてレバーを握ると、炭酸ガスボンベのガスが吹き出して内部が加圧され、消火用の粉末を噴射します。
長い間屋外に置かれ、風雨にさらされて腐食してしまった消火器は、ガスの圧力に耐え切れず、腐食部分から容器が破裂することがあり、大変危険です。
腐食した消火器が処分されずにそのまま放置されていたことが、事故の発生につながったものと考えられます。

対策
- 一般的に消火器は鋼製容器のため錆びますので、湿気の少ない場所や、雨水等のかからない場所に保管しましょう。
- 消火器本体の錆びや変形等の有無を定期的に点検しましょう。
- 容器に錆びや腐食を見つけた時は、速やかに新しいものと交換しましょう。
- 消火器は、ごみとして廃棄することができませんので、製造元会社や消防用設備業者等に連絡して処分(有料)しましょう。
古い消火器の廃棄について
消火器の処分について(PDF形式, 167.24KB)
廃消火器のリサイクルシステムです。
破裂事故と安全対策のために
消火器の規格・点検基準の改正(PDF形式, 1.08MB)
事故防止の安全対策として、安全上の注意事項等の表示、耐圧性能点検が法律で義務付けられております。
お問い合わせ先
川崎市 消防局予防部予防課
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