よくある質問(FAQ)
ヒアリ又はアカカミアリを見つけたら、どうすればいいでしょうか
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No.89168
ヒアリとは
体長は約2.5~6.0mm程度。体色は主に赤茶色のアリで、特定外来生物に指定されています。
南米原産で、近年、オーストラリア、ニュージーランド、マレーシア、台湾、中国南部など環太平洋諸国に急速に分布を拡大しています。
最近の日本各地での発見例では、海外からのコンテナの中や荷物の中、又はコンテナ置き場の周辺のコンクリートの割れ目で見つかっています。
お尻には毒針があり、積極的に刺します。刺されると、アルカロイド系の毒によって非常に激しい痛みやかゆみ、発熱、じんましん、激しい動悸等の症状が引き起こされるほか、アレルギー性のショックで昏睡状態に陥ることもあり、人体にとって危険な生物です。
ヒアリについては令和2年6月に事業者敷地に搬送されたコンテナの中で発見された事例があります。市街地にヒアリが侵入する可能性は低いですが、念のため御注意ください。
アカカミアリとは
原産地はアメリカ合衆国南部から中米で、日本では硫黄島に定着しています。体長3~8 mm、赤褐色で頭部は褐色。働きアリの頭部は大型で四角形状です。アルカロイド系の毒を持ち、刺されると痛みを生じるが、ヒアリに比べると毒は弱いと言われています。特定外来生物です。
アカカミアリについては平成29年10月に事業者敷地に搬送されたコンテナの中で発見された事例があります。市街地にアカカミアリが侵入する可能性は低いですが、念のため御注意ください。
回答
ヒアリやアカカミアリと思われるアリや、ヒアリのドーム状の土のアリ塚(巣)を見つけたときは、ヒアリやアカカミアリは強い毒を持つため、触らないようにしてください。アリを踏もうとしたり、巣を壊したりするなどの刺激をせず、見つけた場所の施設管理者に伝えてください。施設管理者の方は、ヒアリ又はアカカミアリと思われるアリを確認したら、市販のアリ用殺虫剤等で殺虫し、川崎市環境局企画課に連絡してください。また、環境省では、「チャットボットによるヒアリ相談受付」(365日、24時間利用可能)及び「ヒアリ相談ダイヤル」(9時~17時、12月29日~1月3日は除く)にてヒアリに関する相談の受付を行っています。
■平日の8時30分から17時15分まで
川崎市環境局企画課(電話:044-200-3720)
■毎日9時00分から17時00分まで
環境省ヒアリ相談ダイヤル(電話:0570-046-110 ただし12月29日から1月3日は除く一部機種では利用できないため、その場合は06-7634-7300に連絡)
なお、環境省の「チャットボットによるヒアリ相談受付」は下記のリンクから365日、24時間御利用いただけます。
ヒアリに刺された場合、次のような症状が起こる可能性があります。
軽度:刺された部位の痛み(熱いと感じるような激しい痛み)やかゆみ
中度:部分的又は全身にかゆみを伴う発疹
重度:呼吸困難、血圧低下、意識障害、処置が遅れると生命の危険も伴う
アカカミアリに刺された場合、非常に激しい痛みを覚え、水泡状に腫れることがあります。
ヒアリ又はアカカミアリに刺されたときは、次のとおり対応してください。
まずは安静(20~30分程度)にし、容態が急激に変化することがあれば、最寄りの病院を受診する。
受診の際には、「アリに刺されたこと」「アナフィラキシー(重度のアレルギー反応であること)の可能性があること」を伝える。
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