よくある質問(FAQ)
生田緑地について知りたい
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No.77096
回答
生田緑地は多摩区と宮前区にまたがる多摩丘陵の一角に位置し、標高84mの枡形山をはじめとした起伏に富んだ地形が特色です。昭和16年に面積約165.5haが都市計画決定され、昭和18年から用地買収を始め、昭和39年度から公園施設の整備を進めています。
現在は面積約179.3haが都市計画決定され、その内約117.4 haを市民に供用し、多摩丘陵の自然と、歴史的な遺跡などが残される市民の貴重な財産となっています。
生田緑地には本来の植生(自然植生)であるシラカシ林などもわずかに残っていますが、人々の生活に関わってきた二次林のクヌギ・コナラ林が多く分布しています。そのほかクスノキ等多様な公園樹も植えられ、生物の宝庫となっています。
また、縄文早期の土器や生田長者穴横穴古墳群のある地としても知られ、さらに鎌倉時代の源頼朝の侍大将であった稲毛三郎重成が築いたと伝えられる城跡(枡形山)もあり、歴史のおもかげを随所にとどめています。
このような地形や自然環境等を活かし、360度の素晴らしい風景を一望できる展望台のある枡形山広場を始め、中央広場、しょうぶ園、梅園、野鳥の森、丘陵を巡る自然探勝路、水生植物が鑑賞できる「水生植物観賞池」などを配しており、豊かな自然を満喫しながら憩うことができます。
そのほか、藍染の体験ができる伝統工芸館、自然の地形を生かした川崎国際生田緑地ゴルフ場、日本の各地の代表的な古民家等を集めた日本民家園、プラネタリウムのある青少年科学館(かわさき宙〔そら〕と緑の科学館)、岡本太郎美術館、藤子・F・不二雄ミュージアムなど各種の文化施設が備わっていて、個性的な施設を有する総合公園として、子供からお年寄りまで多くの市民に親しまれています。また、春・秋の年2回、ボランティアの協力を得て、ばら苑の一般開放を行っています。
さらに、生田緑地では、多くの市民団体がさまざまな想いをもって活動しています。平成15年から市民参加のもと、「生田緑地整備構想」、「生田緑地整備基本計画」、「生田緑地管理計画」を策定しましたが、周辺の宅地化などによる自然環境の保全の高まりや、生田緑地をとりまく状況の変化や背景を踏まえ、誰もが共有できる生田緑地の将来像を示す構想として平成22年度には「生田緑地ビジョン」を策定しました。平成25年3月に、生田緑地ビジョンに示す「協働のプラットフォーム」として、生田緑地に係わる多様な主体が管理運営に参加する「生田緑地マネジメント会議」が設立しました。
マネジメント会議では、市民団体、町内会・商店街等の地域団体、大学及び行政などが同じ円卓に着いて話し合い、誰もが楽しめる場となるように、生田緑地の価値と魅力の向上に取り組んでいます。
このよくある質問に対するお問い合わせ先
生田緑地東口ビジターセンター
電 話:044-933-2300
お問い合わせ先
川崎市建設緑政局緑政部生田緑地整備事務所
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