よくある質問(FAQ)
心肺蘇生の方法を詳しく知りたい。
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No.12589
回答
心臓と呼吸が停止した場合は、一刻も早く胸骨圧迫(心臓マッサージ)と人工呼吸を併せて行うことが必要です。胸骨圧迫と人工呼吸を併せて行う方法を「心肺蘇生法」といいます。以下は、成人の心肺蘇生の流れです。
1 反応を確認
傷病者の耳元で「もしもし」と呼びかけながら、肩を軽くたたき、反応があるか確認します。
2 助けを呼ぶ
反応がなければ、大きな声で助けを呼び、協力者が来たら119番通報と、AED(自動体外式除細動器)の搬送をお願いします。
3 呼吸の確認
仰向けの傷病者の頭側からななめに見下ろすように、胸やお腹の上がり下がりを10秒以内で見て、正常な呼吸があるか確認します。10秒間確認しても呼吸の状態がよく分からない場合や、普段と違う呼吸の場合は「正常な呼吸なし」と判断します。
4 胸骨圧迫(心臓マッサージ)
正常な呼吸がなければ、ただちに胸骨圧迫を開始します。胸の真ん中(胸骨の下半分)に片方の手のひらの付け根を置き、他方の手を重ね、1分間に少なくとも100回のテンポで30回真上から、少なくとも5センチ以上沈み込むように強く圧迫します。
5 気道の確保(頭部後屈あご先挙上)
片手を額に当て、もう一方の手の人差指と中指の2本をあご先に当てて、頭を後ろにのけぞらせ、あご先を上げて気道を確保します。
6 人工呼吸(口対口人工呼吸)
口対口人工呼吸により息を吹き込みます。
気道を確保したまま、額に当てた方の手で傷病者の鼻をつまみ、約1秒かけて胸が軽く持ち上がるまで息を吹き込みます。いったん口を離し、同じ要領でもう1回吹き込みます。
注)人工呼吸をためらわれる場合は、人工呼吸をせずに、胸骨圧迫を「強く・早く・絶え間なく」継続して、行ってください。
7 これらの胸骨圧迫30回と人工呼吸2回の組み合わせを、傷病者がうめき声をあげたり目的のある仕草が現れたりした場合、あるいは、救急隊に引き継ぐまで絶え間なく続けます。
注)心肺蘇生は体力を消耗するので、協力者がいる場合は、1~2分間を目安に交代して絶え間なく続けることが大切です。
このよくある質問に対するお問い合わせ先
消防局救急課 電話:044-223-2627
臨港消防署 電話:044-299-0119
川崎消防署 電話:044-223-0119
幸消防署 電話:044-511-0119
中原消防署 電話:044-411-0119
高津消防署 電話:044-811-0119
宮前消防署 電話:044-852-0119
多摩消防署 電話:044-933-0119
麻生消防署 電話:044-951-0119
