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2 平成28年度予算の編成

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2 平成28年度予算の編成

 平成28年度予算といたしまして、まず、市税収入につきましては、課税所得の増などにより個人市民税が増加するとともに、家屋の新増築等により固定資産税が増加するなど、前年度と比べて52億円、1.8%増加し、当初予算としては3年連続で過去最大となっております。
 一方、歳出面においては、少子高齢化の一層の進展等による社会保障関連経費の増加や、大規模施設等の整備などのため、本市の財政は、厳しい状況が続くものと見込んでおります。
 このような財政状況におきましても、市民生活を守るため、将来を見据え、課題に的確に対応するとともに、本市の優れたところをさらに伸ばしていくために、必要な施策にしっかりと取り組むことが重要であると考えております。
 こうした考え方のもと、平成28年度予算におきましては、待機児童対策の継続的な推進、小児医療費助成制度の充実、中学校完全給食の導入、地域包括ケアシステムの構築など、「安心のふるさとづくり」と、ライフイノベーション、グリーンイノベーションなどの国際化に対応したイノベーションを進める取組、臨海部における国際戦略拠点の形成、中小企業の支援、都市基盤の整備など、「力強い産業都市づくり」を着実に推進するため、必要な予算を配分したところでございます。
 そのため、平成28年度につきましては、行政改革推進債の活用など、従来の財源対策を実施してもなお収支不足となりましたが、減債基金からの新規借入れを行うことにより収支不足に対応することとしました。
 引き続き、行財政改革を着実に推進するとともに、経済状況や景気の動向に留意しつつ、慎重な行財政運営を行いながら財政の健全化を進めてまいりたいと考えております。

 平成28年度の一般会計の予算規模は、京浜急行大師線連続立体交差事業や、義務教育施設の再生整備・予防保全等の進捗などにより、前年度に比べ201億円、3.2%の増加となっております。

一般会計       6,389億円余(対前年度比 3.2%増)
特別会計(13会計) 5,226億円余(対前年度比 4.6%増)
企業会計( 5会計) 2,263億円余(対前年度比 2.7%増)
 合計      1兆3,880億円余(対前年度比 3.7%増)

 平成28年度予算は、川崎をさらに住みやすいまちにするために策定した、「新たな総合計画」のスタートを切るための予算になったものと考えております。
 また、予算とあわせまして、この度、「今後の財政運営の基本的な考え方」をお示ししたところでございます。この考え方に基づき、今後も、「最幸のまち かわさき」を実現し、将来もそうあり続けられるよう、「必要な施策・事業の着実な推進」と、「持続可能な行財政基盤の構築」の両立に向け、中長期的な視点に立った行財政運営にしっかりと取り組んでまいります。