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第11回川崎市住民投票制度検討委員会議事録

  • 公開日:
  • 更新日:

日時:平成18年9月22日(金) 18:30~19:45

場所:高津区役所5階 第1会議室

出席者:
委員(学識者) 寄本委員長、金井副委員長、野口委員、橋本委員
委員(市民) 山下副委員長、川﨑委員、竹井委員、中村委員
市側
 (関係局課) 総務局法制課:野村主幹
 (事務局) 総合企画局自治政策部:太田部長、土方主幹、五十嵐主幹、今村主査、松川主査、小栗職員、棚橋専門調査員

議題:

  1. 報告書案の確認について
  2. その他

公開及び非公開の別:公開

傍聴者:なし

はじめに

  • 資料説明
    →資料2及び前回の議事録(案)について修正すべき箇所等のご意見があれば、10月2日(月)までに事務局までご連絡いただきたい。
    →委員一同了承

1.報告書案の確認について

(委員長)

  • 本日は、報告書案に沿って順番に最終的な確認作業を行っていくこととしたい。
  • 資料説明(資料1「住民投票制度の創設に向けた検討報告書(案)」、資料2「フォーラム等で出された市民意見に対する検討委員会の考え方(案)」、資料3「委員からの意見」)
  • 質疑

1~3について

→意見なし

4について

→意見があった論点のみ表記(記述のない論点は意見なし)

「2 住民投票の執行等」について

(副委員長)

  • 論点のタイトルとなっている「住民投票の執行等」の“等”は何を意味しているのか。

(事務局)

  • 委任を含めて“等”とした方が適切なのではないかと考え、このような表現を用いた。「11 投票運動」について

(委員)

  • 「早朝・深夜に戸別訪問が行われること、また、あまりに大音量での連呼や街頭演説など」について「一定の制約が設けられることも必要」とあるが、具体的には、どのように規定されるのだろうか。

(事務局)

  • かなり技術的な問題であるため、具体的にどのような規定を設ければよいかということを事務局として即答することはできない。
  • ひとつの考え方として、自由に投票運動ができる仕組みに制限を加えるということになるため、基本的には条例によって規制することになると考えられる。ただ、他の自治体で、そのような規定を設けているという事例は聞いたことがない。

(委員)

  • 公職選挙法ではどのように規定されているのか。

(事務局)

  • 基本的な禁止事項は規定されているが、住民投票の場合の具体的な規制をどのように行えばよいのかという関連については、難しい事項である。

「■本委員会が想定する住民投票(常設型)の流れ(p.38の図)」について

(委員)

  • p.38の図において「投票運動」が2か所に記載されているが、1つは「情報提供」の誤りではないか。

(事務局)

  • そのとおりであり、修正したい。

5について

(委員)

  • 「今後も検討が進められていく中では、・・・ことを期待する。」は、その前の「次のような点に留意されることが必要と考えている。」という表現とのつながりを考えると、3つの制度設計における留意点の後に記述した方がわかりやすいのではないか。

(事務局)

  • 修正したい。

資料編について

「資料2 フォーラム等で出された市民意見の概要」について

(副委員長)

  • 報告書には、本日の委員会資料・資料2に記載されている「検討委員会の考え方」という欄を設けないのか。レイアウト上、スペースが厳しいようにも思われるが、本来は、資料2の応答が確定できれば記載した方がよいと思う。

(事務局)

  • 工夫したい。

(事務局)

  • 委員会資料・資料2の「検討委員会の考え方」に記述している内容は報告書の本文に盛り込まれている内容であるため、あえて、この部分には記載しなかったと理解してほしい。

(委員)

  • 報告書の本文の記述内容とほぼ同じであるならば、「p.○参照」などと加筆するだけでも読みやすくなるのではないだろうか。

(副委員長)

  • 本来は、文章を抜き出した上で、更に参照ページを記載することが望ましいのだが。

(事務局)

  • 記述の仕方を工夫したい。

(委員)

  • 委員会資料・資料2の「検討委員会の考え方」の中で、報告書本文の表現を用いていない部分を具体的に教えてほしい。

(事務局)

  • 例えば、「1 制度の目的」の最初の「検討委員会の考え方」は、報告書本文には記述されていない内容である。

(委員)

  • 委員会資料・資料2には、本文の修正が正確に反映されていない部分(資料2-p.1「1制度の目的」の最後の意見「他の参加制度との関係を整理すべき」に対する「検討委員会の考え方」…2行目の「問題があり」)があるため、再確認する必要がある。

(事務局)

  • 再確認した上で修正したい。

「資料7 川崎市における最近の直接請求事例」について

(委員)

  • 昭和47年、昭和55年の事例を挙げているため、タイトルの「最近」は不適切ではないか。

(事務局)

  • 昭和47年より前の直接請求については資料がなく、現時点で把握することができないため、ここでは昭和47年以降の事例について整理していると理解してほしい。

(事務局)

  • 「昭和47年以降」と明記すればよいのではないか。

(事務局)

  • 時期的には政令指定都市移行後と推察できるため、確認した上で適切な表現に修正したい。

2.その他

(1)今後のスケジュールについて

(事務局)

  • 報告書は、本日の議論を踏まえて10月上旬を目途に完成させていただきたいと考えている。
  • 今回の検討委員会が最終回であるため、本日の議論を踏まえた修正内容の最終的な確認は、委員長と事務局に一任させていただきたいと考えているが、よろしいだろうか。
    →委員一同了承

(委員長)

  • 報告書は、どれくらい印刷するのか。

(事務局)

  • 今後、市民と対話する機会を設けていく必要があると考えており、それに必要な部数は用意したいと考えている。

(委員)

  • インターネット上で報告書をダウンロードも可能になるのだろうか。

(事務局)

  • 市のホームページからダウンロードできるようにする予定である。
  • 概要版については、どのような形式になるかまだわからないが、市民にわかりやすい形でまとめていきたいと考えている。

(2)検討委員会を振り返って

(委員長)

  • これで本検討委員会の検討がすべて終了したということになるが、検討を終えた感想などを1人ずつ述べていただくこととしたい。

(副委員長)

  • このような場に参加することができて、大変よい機会を与えてもらったと思っている。私としては、報告書をまとめただけで満足するわけにいかないため、制度化まで、事務局には、ぜひ頑張っていただきたい。

(副委員長)

  • 自治基本条例検討委員会も経験したのだが、はじめは、自治基本条例に比較して住民投票制度はすでに決められている事項が多く、案外容易に検討が進むのではないかと考えていた。しかし、検討が細かな項目に及ぶにつれて、だんだん難しくなってきたという印象があり、逆に、自治基本条例よりも難しかったのではないかと感じるくらいである。
  • 検討した成果を自分が住んでいる地域に持ち帰り、地域の皆さんに広めていきたいと思っている。

(委員)

  • 私が思っていた以上に、市民の盛り上がりを感じることができ、市民の意識の高まりを実感しているところである。
  • 後は、この制度をどうやって実行に移していくかということになると思われるが、今後も見守っていきたいと思う。

(委員)

  • 巻町の住民投票からちょうど10年ということで、私が住民投票の研究を始めてから約10年が過ぎたということになる。世間では“失われた10年”という表現も使われているが、私にとっては、この10年間で勉強してきたことが生かされた貴重な経験をさせていただいたと思っている。
  • 行政と議論させていただくことも初めての経験であり、また、一研究者として関わらせていただいたという点からも非常に思い出深い委員会であった。

(委員)

  • 私にとって今まで取り組んだことのない新しい分野だったため、いろいろな意味で非常に勉強になった委員会であった。
  • 特に、この委員会は、どちらが正しくてどちらが間違っているという選択肢から選ぶのではなく、どちらの考え方も正しいという中で決めていかなければならないという議論も多く、まさに川崎市の自治のあり方・考え方・価値観・スタイルというものを明確に持たないと決められない世界があるということを感じたことが意義深かったと思う。
  • 学識経験者や行政の方々が、「自治」というものに対して、また「市民」というものに対して非常に温かく見守っていただいていたことに感謝したい。

(委員)

  • 制度を考えていくことは、非常に難しいことであることを実感した。
  • 制度をつくっていく上では、バランスをもって多くの観点から考えていく必要があるということを学んだような気がしている。
  • 実際に条例ができ、それが何度か使われた上で見直されていくくらいになったらよいと思っている。

(委員)

  • この報告書のよいところは柔軟性を持たせているところだと思う。また、実際にどう対処するかということが上から押さえつけられたものではないというところが、すごくよかったと思われるとともに、学識経験者と市民、行政で議論して決めていくという過程が私の財産になったと感じている。

(委員長)

  • 私が好きな歌に、私の教え子がつくった「帆が力をためる。風が形となる。」というものがある。風は見えないが、帆に風が当たって、ある一定の力が貯まるとヨットが動き始める。つまり、本当は見えない風の姿が、帆に当たって舟を動かすことにより、舟が動いている姿となって見えるということである。
  • 川崎の住民投票についても、力がだいぶ貯まりだしているように感じられ、そろそろ動き出してもよいのではないかと思うくらいである。今まであまり見えなかった住民意識や行政の情熱、市民の方々の努力などが総合的な力となって相当貯まり、もう舟は動き始めているのかもしれない。まだ安定したものではなく、ときどき不安定な時があるかもしれないが、とにかく舟は動き出しているのである。私はそのように感じている。
  • いずれにしても、委員の方々と行政職員の方々の協力により、非常に楽しい委員会を開かせていただいたと思っている。私は川崎の住民投票制度の検討に初めから参加させていただいたため、今日は別れを惜しむ悲しい想いで一杯だが、その後の制度の使われ方を見守っていきたいと思う。本当にご苦労様でした。

(事務局)

  • 検討委員会の検討が終わった今、第1ラウンドが終わったということになると思うが、今後は制度づくりをしっかり進めていきたいと思っている。
  • 大変、長い間お付き合いいただき、ありがとうございました。

(3)その他

(事務局)

  • 今後は、10月中を目途に報告書を委員長から市長に提出していただき、あわせて、市民に対しても公表する予定である。

お問い合わせ先

川崎市市民文化局コミュニティ推進部協働・連携推進課

住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

電話: 044-200-2168

ファクス: 044-200-3800

メールアドレス: 25kyodo@city.kawasaki.jp

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