環境保全型農業とは
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環境保全型農業とは、川崎市環境保全型農業推進方針(平成23年3月改訂)において、「農業の持つ物質循環機能を生かし、生産性との調和に留意しつつ、土づくり等を通じて化学合成農薬や化学肥料等の使用等による環境への負荷の軽減と、より安全な農産物生産に配慮した持続的な農業」と定義されています。 この定義でいう用語の意味は次のとおりです。

1 農業の持つ物質循環機能
農業では、「(1)農地等の養分や水、太陽の光を使って植物が光合成を行い、(2)その結果生産された農産物を食物として人間や動物が利用し、(3)食物として利用されなかった部分や動物の排泄物などを堆肥や肥料として農地に施し、(4)農地等にいる微生物が堆肥や肥料を植物が利用できる養分に分解し、(5)その養分を利用してまた農産物を作る。」といったように、繰り返し農産物を生産します。(1)から(4)の循環のことを農業の持つ物質循環機能といいます。この循環が維持されることで、農業は継続していきます。

2 持続可能な農業
農業資源及び農業の影響を受ける資源の価値を向上させるか、少なくとも悪化させない仕方で、自然の物理的または生物的循環を相互作用しあえる仕組みであって、同時に農業の経営活力の持続を確保するのに十分な報酬を得られる仕組みのことをいいます(経済協力開発機構、1995)。
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