環境クイズ ~暮らしの中のVOC~
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環境クイズ
このページでは市民の方向けに、VOCが日常生活でどのように関係しているかをクイズ形式でわかりやすく説明しています。

Q1 次の製品の中で最もVOCが含まれていないものはどれでしょう?
- 台所・洗濯用洗剤
- 灯油
- 塗装用のペンキ
- ガソリン
A ガソリン、灯油、塗装用のペンキはVOCを含有している代表的な製品です。これらを使用するときは、液体(VOC)が蒸発しないように必要なとき以外は蓋をしっかり閉め、冷暗所に保管しましょう。
洗剤には一般的にVOCは含まれていませんが、市販されている台所・洗濯用洗剤中の香料にはVOC含まれているものもあります。洗剤の過剰な使用は環境の悪化を引き起こすことがありますので、洗剤の使用は最低限にしましょう。
回答は1.

Q2 市内の事業所から1年間に空気中に排出されるVOCの量をガソリンに換算した場合、どれくらいでしょう?
- 1万リットル
- 100万リットル
- 1000万リットル
- 1億リットル
A 平成25年度における市内事業所全体のVOC排出量はおおよそ7300トンでガソリンに換算すると約1000万リットルになります。
回答は3.

Q3 VOCの排出がもっとも影響を与える環境問題はどれでしょう?
- 地球温暖化
- 光化学スモッグ
- 酸性雨
- 黄砂
A
- 地球温暖化の主な原因物質は二酸化炭素やメタンなどのいわゆる「温室効果ガス」と呼ばれているものです。
- VOCや窒素酸化物などは太陽の紫外線を受けることによって、光化学オキシダントと呼ばれる物質を作り出し、空を白くモヤがかかったような状態にすることがあります。この状態が「光化学スモッグ」と呼ばれるものです。
- 酸性雨とは硫黄酸化物や窒素酸化物が雲の中や雨が落ちてくる途中で雨粒に溶け込んだもので、PH5.6以下の雨のことをいいます。
- 黄砂とは中国大陸内陸部の砂漠などで風によって数千メートルまで巻き上げられた土壌・鉱物粒子が偏西風に乗って日本に飛んできて、大気中に浮遊あるいは降下する現象です。
回答は2.

Q4 次のうちVOCの発生が最も少ない作業はどれでしょう?
- 自動車の運転(アイドリングを含む)
- ペンキ塗装
- 自動車の給油
- 落ち葉などのたき火
A
- 自動車の燃料であるガソリンはVOCを含んでいるため、自動車のエンジンをかけているだけで燃料の燃焼によりVOCを排出します。外出の際は、アイドリングストップや可能な限り公共の交通機関の利用をお願いします。
- 多くの塗装用のペンキはVOCを含んでおり、塗料からの排出がVOC排出割合で最も多いといわれています。しかし、最近では市販の塗料などにもVOCを含まない、いわゆる「低VOC製品」が普及し始めました。これらを使用することは、VOC排出の抑制はもちろん、低VOC製品の普及にもつながります。さらに、身の回りからのVOC発生を抑制させることにより、自分自身の身体への影響も抑えてくれます。
- VOCは蒸発しやすい性質があるため、給油中も給油口から常時蒸発しています。自動車の給油を行なうときは、エンジンを止め、給油口の開放時間はなるべく短くしましょう。また、給油口からのガソリンの漏れにも注意しましょう。
- 落ち葉などのたき火からはVOC排出のおそれはほどんどありませんが、たき火などの焼却行為は悪臭の発生など生活環境の悪化を引き起こすことがあるため、落ち葉や紙くずであっても庭や畑で燃やすことは原則的に禁止されています。生活から出たゴミは、市のゴミ回収に出すようにしてください。
回答は4.
お問い合わせ先
川崎市環境局環境対策部環境保全課
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-2516
ファクス: 044-200-3921
メールアドレス: 30hozen@city.kawasaki.jp
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