大気測定方法について
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窒素酸化物(NO、NO2)
石油、ガス、ガソリン等燃料の燃焼に伴って発生する。燃焼過程からほとんどがNOとして排出され、大気中でNO2に酸化される。太陽の光で化学反応を起こし、光化学スモッグ発生の原因物質となる。人の呼吸器に悪影響を及ぼす。
測定方法
化学発光法<JIS B 7953>
浮遊粒子状物質(SPM)
工場のばい煙、自動車排出ガスなどが原因で発生し大気中に浮遊している粒子状物質のうち10μm以下のもの。呼吸器系に沈着し、健康に悪影響を及ぼす。
測定方法
ベータ線吸収法<JIS B 7954>
光化学オキシダント(Ox)
光化学スモッグの原因となる、大気中の酸化性物質の総称。
高濃度になって光化学スモッグが発生した場合、目や呼吸器などを刺激して健康被害が出ることがある。
測定方法
紫外線吸収法<JIS B 7957>
二酸化硫黄(SO2)
石油などの硫黄分を含んだ燃料が燃焼して生じる汚染物質。大気汚染物質の一つで、酸性雨の原因物質でもある。人の呼吸器に影響を与え、せき、ぜんそく、気管支炎などの障害を引き起こす。
測定方法
紫外線蛍光法<JIS B 7952>
一酸化炭素(CO)
炭素を含む燃料が不完全燃焼する際に発生する。主な発生源は自動車排出ガスである。体内に吸入されると貧血を起こしたり、中枢神経を麻痺させたりする。
測定方法
非分散赤外分析法<JIS B 7951>
炭化水素(NMHC、CH4)
塗料・印刷工場、化学工場などの貯蔵タンクからも発生するほか、自動車等の排出ガスにも含まれている。光化学オキシダントの原因物質の一つ。
測定方法
水素炎イオン検出法<JIS B 7956>
微小粒子状物質(PM2.5)
浮遊粒子状物質の中で粒経2.5μm以下の小さなもの。粒経が小さいので肺の奥まで入りやすく健康への影響も大きい。
測定方法
ベータ線吸収法/光散乱法
酸性雨(pH)
硫酸イオンや硝酸イオンを含んだ強い酸性の雨(pH5.6以下)を酸性雨という。
測定方法
ガラス電極法
風向・風速(WD・WS)
風速0.4m/s以下はCALM(静穏)
測定方法
風車型
気温(TEMP)
測定方法
白金抵抗体法
湿度(HUM)
測定方法
静電容量式
日射量(SUN)
測定方法
熱電堆式
雨量(RAIN)
測定方法
熱電堆式
放射収支量(RB)
測定方法
熱電堆式
お問い合わせ先
川崎市環境局環境総合研究所
電話: 044-276-9096
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