ハンセン病の正しい理解のために
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ハンセン病は「らい菌」という細菌に感染することで引き起こされる感染症の一種です。かつては「癩」と呼ばれていましたが、差別的なイメージがつきまとうことから、現在はらい菌を発見したアルマウル・ハンセンにちなんで「ハンセン病」と呼ばれています。

発症の原因
ハンセン病の原因となるらい菌は発症させる力が弱く、菌が体の中に入っても多くの場合は免疫機能により発症することはありません。

症状
ハンセン病は皮膚と末梢神経が侵される病気で、発症後、ゆっくりと進行する慢性感染症です。

治療
ハンセン病は自然治癒するケースもありますが、1941年、アメリカでプロミンというらい菌に効果のある薬が登場し、ハンセン病は治療できる病気になりました。現在では2、3種類の薬を1年から2年服用する多剤併用療法という治療法が確立しています。

後遺症
ハンセン病は早期に治療を開始すれば障害を残さず治すことができますが、治療の開始が遅れてしまった人には後遺症がみられます。しかし後遺症があっても、ハンセン病が治っていればその人が感染源になることはありません。

患者の発生状況
日本でも年にごく数人の新規患者が報告されていますが、その多くは在日外国人です。現在、日本で生まれ育った人がハンセン病を発症するケースはほとんどありません。

ハンセン病問題
(国立ハンセン病資料館ホームページより引用)
詳しくは以下のリンク先を参照
国立感染症研究所
https://www.niid.go.jp/niid/ja/leprosy-m/1841-lrc/1707-expert.html外部リンク
国立ハンセン病資料館
お問い合わせ先
川崎市健康福祉局保健医療政策部感染症対策課
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-2441
ファクス: 044-200-3928
メールアドレス: 40kansen@city.kawasaki.jp
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