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第2部 ヒアリング等調査 2 調査結果 3 児童養護施設等に入所している子ども

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2004年11月8日

コンテンツ番号3918

一般の子ども、おとな、職員を対象とした調査票を児童養護施設及び児童相談所一時保護所で生活している子どもの状況に合致するよう、一部選択肢の文言を修正した調査票で調査を実施した。
 回答結果:サンプル数が29のためクロス集計は行わず、単純集計結果の範囲で、一般の子どもの回答結果と比較して大きな差異が見られる質問を中心に、その特徴について概観する。

2-3-(1)基本属性

 年齢は、10~18歳、回答者年齢で多かったのは、17歳の24%、11歳の20.7%。
 性別は、男子55.2%、女子44.8%

2-3-(2)質問項目別の傾向

ア 権利条例の認知度

「知っている」と答えた割合は55.2%である。

イ 権利条例に記載されている権利に対する認識

 2つまで選択をまとめた複数回答の割合は、「安心して生きる権利」58.6%、「ありのままの自分でいられる権利」48.3%、「自分を豊かにし、力づけられる権利」27.6%が上位3つであった。

ウ 親からたたかれた経験と子どもをたたくことについて

 「よくある」、「ときどきある」をあわせて48.2%であった。「体罰はあってはならない」が37.9%、「自分が悪いのだから少しは体罰を受けてもしかたがない」37.9%と2分されている。

エ 学校や施設の先生からたたかれた経験と子どもをたたくことについて

 「まったくない」は58.6%であった。一方、「体罰はあってはならない」とする割合は34.5%であった。

オ 安心して相談できるところの有無や安心してくつろげる場所

 生活の場に安心して相談できるところはあるかという問に対して「ある」と答えた割合は、24.1%、安心してくつろげる場所はあるかという問いに対して「ある」は、86.2%、であった。
 また、ほっとできる場所については、現在の生活の拠点である「自分の施設」56.0%と6割弱である。他には「公園」や「ゲームセンター・カラオケボックス」、「コンビニ」が挙げられている。

カ なんでも話せる人は身近にいるか

 自分が話したいことを何でも話せる人が身近にいますかという問に対しては、「いる」が72.4%、「親」とする割合は33.3%であり、施設票のみ設定した選択肢「児童福祉施設の先生」とする割合が23.8%、「児童相談所の人」4.8%であった。

キ つらい体験の有無とその内容

 つらい体験が「ある」とする割合は65.5%、その内容のうち、「友達から」は42.1%である一方、「家族から」52.6%、「施設の先生から」31.6%、「おとなから、体をさわられたり、変なことをさせられたこと」21.1%。また、つらいことがあったとき「誰にも相談できなくて、つらいままだった」とする割合が42.1%であった。

ク まわりの人から大切にされていると感じているか

 「あまり感じていない」「感じていない」とあわせると31.0%であった。

ケ 地域における参加・発言について

 「学校の先生・職員、親、地域の人たち、子どもが一緒になって話し合う場が学校などの生活の中にあれば、あなたは参加してみたいと思いますか」という問に「思う」「やや思う」としたのはあわせて17.2%であった。
 また、「あなたは、地域の環境や活動について自分の意見を言える場があれば、発言してみたいと思いますか」に「思う」「やや思う」としたのはあわせて施設17.2%であった。

2-3-(3)まとめ

 本調査はサンプル数の限界性があるものの、会場で回答に十分な時間をとっての自計式であり、児童養護施設・児童相談所一時保護所で生活する子どもがおかれている環境の一端が浮き彫りになった結果ではないかと思われる。
 施設で生活する子どもたちが置かれている状況は、現在の周りの専門職に問題があるとは限らず、入所前の親を中心とした大人との不幸な関係性が現在のその子どもの心性を形成・規定している要素は多分にあるだろう。しかしだからこそ入所後の適切なかかわりと信頼関係の構築にさらなる努力が必要となり、権利擁護のシステムが重要性を帯びてくるのである。
 身近な応援者として信頼してもらえるか、子どもたちに意見表明と参加の意欲と力をエンパワーできるか、今後の権利擁護の具現化への取り組みが子どもたちから試されていよう。

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