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KAWASAKI NATURE LOOPグローバルプラットフォーム

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ページ内目次

川崎市と世界的企業など19社が、みどりと生物多様性の“見える化”を軸に都市モデルの構築を目指して協働する新たな枠組み
「KAWASAKI NATURE LOOPグローバルプラットフォーム」を令和8年7月8日に設立しました

会議開催内容

第1回会議 令和8年7月8日

(1) 有識者講演

・原口真氏(MS&AD インシュアランスグループホールディングス株式会社フェロー)

「世界的な潮流における企業の役割(PDF形式, 1.99MB)」

・堀江隆一氏(CSR デザイン環境投資顧問株式会社代表取締役社長)

「地球環境の視点から不動産価値を高める(PDF形式, 2.11MB)」

(2) 学識者講演

・森章氏(東京大学先端科学技術研究センター教授)

「みどりと生物多様性の見える化の意義(PDF形式, 897.36KB)」

・内田圭氏(東京都市大学環境学部准教授)

「地域と連携した生物調査について(PDF形式, 4.20MB)」

(3) 緑の効果的な誘導に関する検討について

(4) 意見交換

設置目的

みどりのマネジメントづくりやデータの見える化などの取組の推進に向けたキックオフとして、世界的に自然関連の情報開示を企業に対して行う動きが進展しているとともに、国において生物多様性の価値評価手法の検討が進められていることを踏まえ、市内に立地する世界的な企業が中心に参加する新たな場として「KAWASAKI NATURE LOOPグローバルプラットフォーム」を設置し、今後の取組をけん引するため次の議論を開始します。
(1) みどりと生物多様性の見える化
(2) モニタリング手法の実践
(3) 指標の検討
(4) その他、緑のつながりやまとまりに関する意見交換

背景

▶全国都市緑化かわさきフェア(令和6年度)

・秋と春の2期にわたり、全国都市緑化かわさきフェアを開催し、協働・共創に より、かわさきの多様な魅力とみどりを掛け合わせ、みどりが持つ多様な機能や効果を通じて多くのつながりを生むことができました。

協働による花壇づくり

共創によるフェス開催

▶レガシーとしてめざす「みどりの将来像」策定(令和8年3月)

・世界的な潮流を意識しながら、フェアを契機に次の100年のめざすべき方向性を示す将来像を策定しました。

・みどりの将来像は、関連する個別計画の上位概念として2050年のあるべき姿を示すもので、多様な主体が自ら「緑のつながり」「人のつながり」「みどりを活かしたまちづくり」の3つの柱を成長させ、みどりの価値を最大限に引き出し、好循環により自然と都市が共に成長し続ける川崎をめざします。

・「みどりの将来像」に示す3つの柱の成長と好循環を持続させるためには、市民・企業・団体・大学・金融機関など、市に関わる多様な主体が自主的に参画し、主体的に取り組むことが必要であり、市全域において総合的に取組を推進し、発展させていくための仕組み(みどりのマネジメント)づくりを進めるとともに、さまざまな機会を捉えた情報発信や  普及啓発に向けて、緑のつながりにおいては、多様な主体の連携により、現況調査や   モニタリングにより緑の量や動植物調査による基礎データを収集し、データの見える化を行うなど、将来像の実現に向けた取組を推進していくこととしています。

自然と都市が共に成長する持続可能な好循環 イメージ図

進め方

行政だけでなく、川崎市というコミュニティに属する多様な主体と一体となって、自然とともに歩み、ネイチャーポジティブ(自然再興)に貢献するため、次のように取組を推進していく。

  1. まず、自然と都市が共に成長する持続可能な好循環の創出に向けたキックオフとして、市内に立地する世界的な企業を中心とした企業の皆様と今後の取組をけん引するため、新たな枠組みでの議論を開始します。
  2. ネイチャーポジティブの推進に向けて、世界的にも評価を受けられるよう、企業との協働により、みどりや生物多様性の見える化やモニタリングなどの取組を進めます。
  3. この議論を、市民・企業・団体・大学・金融機関など、多様な主体が自ら参画する総合的な取組の発展や市内への意識の醸成や、機会を捉えた国内外への発信につなげていきます。

市が果たすべき役割

  • 脱炭素だけでなく生物多様性も重視されるグローバルな動きを、ローカルな視点で川崎市に根付かせていくためには、市の役割がこれまで以上に重要となります。
  • 川崎市は、規制と緩和による主導的な緑化の誘導や、つながりのきっかけづくり、地域特性を踏まえたみどりの質の創出などに取り組む必要があります。

グローバルな課題とローカルな課題

期待される企業の役割

  • 企業では、TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)やESG投資等の世界的な潮流を踏まえた自然関連の情報開示を行う動きが進んできています。
  • 今後、これまでの緑化や保全活動などに加え、生物多様性に配慮した緑化や地域還元、さまざまな技術を生かしたみどりの機能・効果の発揮等に取り組み、世界的にも評価される好循環を生み出すことが期待されます。

構成(敬称略)

学識者

  • 森 章(東京大学 先端科学技術研究センター教授) 
  • 内田 圭(東京都市大学 環境学部准教授)

企業(50音順)

大規模企業

  • 旭化成株式会社
  • 味の素株式会社
  • ENEOS株式会社
  • 花王株式会社
  • キヤノン株式会社
  • JFEスチール株式会社
  • 株式会社JERA(東京都)
  • 東京ガス株式会社(東京都)
  • 株式会社東芝(川崎市)
  • 東京電力パワーグリッド株式会社(東京都)
  • 日本ゼオン株式会社(東京都)
  • 日本電気株式会社(東京都)
  • 富士通株式会社(川崎市)
  • 株式会社レゾナック(東京都)

不動産企業

  • 東急不動産株式会社
  • 日鉄興和不動産株式会社
  • 三井不動産株式会社

金融

  • 川崎信用金庫
  • 横浜銀行

オブザーバ

  • 一般社団法人いきもの共生事業推進協議会

アドバイザー

  • 原口 真(MS&ADインシュアランスグループホールディングス(株) フェロー)
  • 堀江 隆一(CSRデザイン環境投資顧問(株) 代表取締役社長)

議論の方向性

(1)みどりと生物多様性の見える化

 緑化の取組や緑地での活動などの効果を、最新の衛星リモートセンシング技術や地理空間情報解析技術を活用し、本市の特徴的なランドスケープにあわせて数値化・図示化等により見える化した「川崎モデル」の構築をめざします。また、現地調査の結果を専門的な知見から反映し、市内企業の生物多様性に資する取組が世界的な評価にも活用できるよう、その精度を高めていき、都市の魅力向上や地域価値の向上、ネイチャーポジティブ(自然再興)に向けた企業の持続的な活動を支援に役立てていきます

(2)モニタリング手法の実践

市内で動植物の生息・生育モニタリングを継続して行うことで、緑の量や動植物調査などによる基礎データを収集するとともに、地域や企業と連携した取組を通じて国内外に向けて継続してアピールすることができるよう、多様な主体との協働調査など、都市部のモデルとなり得る持続的なモニタリング手法を導き出します。

企業との連携
(JERA川崎火力発電所とちどり公園)

東芝小向事業所でのみどりと生き物調査

企業との連携
(東芝小向事業所と御幸公園)

地域との連携

地域との連携
(夢見ヶ崎動物公園)

<見える化のさらなる挑戦>

指標の検討に向けて、「川崎モデル」のさらなる活用により、生物多様性に資する緑化を優先させるエリアの抽出や、ウェルビーイング(心身の充実)やレジリエンス(災害等に対する強靱性の向上)等の見える化の検討による試行実施を行うなど、都市と自然が共に成長する好循環を生み出すモデルの確立にチャレンジしていきます。

(3)指標の検討

2050年のみどりの将来像を見据え、2030年のSDGsや2050年のネット・ゼロ(炭素中立)といった国際目標の中間年である2040年を目標年次として、生物多様性に関する国際的な指標などの動向を踏まえながら、みどりと生物多様性の見える化や緑化誘導手法等について意見交換を行い、生物多様性に資するみどりのつながりやまとまりなど、みどりの将来像の実現に向けた取組の進捗状況を総合的に検証するときの1つの指標として、本市にふさわしいものとなるよう検討を進めます

<みどりの将来像に示す、今後、指標を設定する際の視点>

  • 緑のつながりを示す指標
  • 緑のまとまりを示す指標
  • 拠点地域におけるウェルビーイング(心身の充実)を示す指標
  • みんなで取り組んでいることを示す指標