江戸期の伝統を継承する「初山獅子舞」映像保存~未来の子どもへ~
宮前区では、区における地域の文化、自然等の資源(地域資源)の価値を改めて見出すとともに、地域資源を活用して当該地域の魅力を高め、区民が愛着を持って地域資源を継承していくことを目的に、提案団体が情報発信者として主体的に区の魅力を情報発信する「宮前区市民提案型総合情報発信事業」を実施しています。
事業の取組内容
初山獅子舞保存会が継承に取り組んでいる県の無形民俗文化財「初山の獅子舞」について、より多くの人に知ってもらい、伝承が今後も途切れることがないように映像を制作し、江戸期に始まったとされる伝統芸能を次世代に引き継ぐ取組を実施します。また、制作した映像を未来へ残し、高齢化や担い手不足等の課題解決への一助とし、今後の活動に向けたエネルギーに繋げていきます。
【募集は終了しました】あつまれ!!動画クリエーター
宮前区内の小学生(3~6年生)を募集し、初山獅子舞保存会への取材を通して、今後に受け継がれるドキュメンタリー動画を制作します。プロのクリエーターによるワークショップも行いますので、初心者のお子様でも安心してご参加いただけます。夏休みにチームで協力して、江戸時代から続く「初山の獅子舞」について取材し動画をつくる「動画クリエーター」になってみませんか?
※詳細は下記チラシをご確認ください。
※区のYouTubeチャンネル等、SNSを通じた情報発信を行いますので、お子様の顔出しが不可の場合はご参加をお控えください。
【日時】7月31日(月)、8月7日(月)、8月23日(水)の13時~16時
【場所】初山会館(初回のみファミリーマート宮前初山店に集合)
【対象】小学校3~6年生(3~4人のグループ参加も可)
※3日ともご参加いただける方
【申込】要予約(下記チラシのQRコードからお申し込みください)
【第一次締切】7月15日(土)※応募者多数の場合、抽選となります。
あつまれ!!動画クリエーター
第1回ワークショップ(7/31)
7月31日(月)に「あつまれ!!動画クリエーター」の第1回ワークショップを実施しました。初山獅子舞保存会の方から、初山の獅子舞の特徴や舞のストーリー等について説明していただき、実際に舞で使用する太鼓にも触れさせていただきました。参加した子どもたちは、プロの動画クリエーターから映像制作の基礎について教わりながら、今回制作する映像のコンセプトや絵コンテの制作に取り掛かりました。



第2回ワークショップ(8/7)
8月7日(月)に「あつまれ!!動画クリエーター」の第2回ワークショップを実施しました。前回決めた制作映像のコンセプトが類似するメンバーごとにチームを編成し、絵コンテ等を基にして実際に映像制作に取り掛かりました。保存会の方へのインタビューや撮影のアングル・距離感、音の反響など、子どもたち自ら試行錯誤して取り組んでいます。
※右下写真:左から、幣負い、巻獅子、玉獅子、剣獅子





練習見学(8/8)
10月1日(日)に行われる例大祭に向けた初山の獅子舞の練習風景を見学させていただきました。親獅子(以前の舞子)から振り付けや歩幅などについて指導を受けながら、繰り返し踊りの練習に励んでいる姿は真剣そのものです。WSに参加する子どもたちも、映像制作に向けてインタビューや練習風景の撮影を行いました。
※右下の写真は獅子舞の歌
獅子舞の発祥当時、文字は存在していたが映像(撮影機器)は存在しなかった。そのため、歌は文字によって正確に伝承されたことで地域差はほとんどないが、踊りは正確に伝承する手段がなかったため地域によって差が生まれ、地域によって違う特徴を持った舞となった。(初山獅子舞保存会)
第3回ワークショップ(8/23)
8月23日(水)に「あつまれ!!動画クリエーター」の第3回ワークショップを実施しました。これまで作り上げてきた素材を基に、実際の映像制作に取り掛かりました。テロップやナレーション、BGM等、獅子舞の魅力がより伝わるように趣向を凝らし、チームで協力して動画を完成させました。チームごとのコンセプトが反映された動画は、それぞれの個性があふれる素晴らしい動画に仕上がっています。
宮前区YouTubeチャンネルでも公開予定ですので、是非ご覧ください。
また、10月15日(日)に実施される宮前区民祭でも放映されます。

事業実施団体
ファミリースマイルプロジェクト
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