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市長の部屋

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ごあいさつ

福田市長

福田市長のプロフィール

 川崎市長の福田紀彦です。

 新年度を迎え、市民の皆様の中にも入学や就職によって新しい生活をスタートした方や、本市に転入し新たに川崎市民となられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。本市の産業・研究開発、文化芸術、スポーツ、自然などの多彩な魅力を発見され、地域への愛着を持っていただけると大変嬉しく思います。
 2025年は団塊の世代が75歳以上となることから、地域包括ケアシステムの重要なターゲットイヤーです。介護予防の取組や、介護が必要になってもその人らしく暮らせるよう支える地域リハビリテーション体制の充実、要介護状態の維持・改善に挑戦する健康福寿プロジェクトの展開など、市長に就任して以来、市の最も重要な政策として強力に推進してまいりました。4月に開学した「市立看護大学大学院」では、看護職者や教育・研究者、地域包括ケアシステムの推進役となる人材の養成を始めます。引き続きコミュニティ施策等と連携し、地域における多様な「つながり」の強化を図るとともに、誰もが、住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるよう、取組を進めてまいります。
 また、未来を担う人材の育成に向けて、確かな学力と豊かな心の育成を目指しています。その一環として、GIGAスクール構想に基づき、市の学習状況調査などの教育データを分析・可視化する取組を推進しています。新たに実装したダッシュボードを活用し、エビデンスに基づいた、誰一人取り残さない個別最適な学びの実現を目指してまいります。子育て施策につきましては、これまで行ってきた多子世帯の保育料減免や、この3月から開始した病児保育の対象年齢拡大に加え、妊婦健診の費用負担の軽減や、産後ケア事業の体制強化にも取り組むなど、子育てがしやすい環境を更に充実させてまいります。
 さらに、市の重要な施策の一つとして、脱炭素社会の実現に向けた取組を進めています。都市部における再生可能エネルギーの導入拡大を図るため、4月から新築建築物等への太陽光発電設備等の設置義務制度をスタートしました。気候変動への対応が求められる今、脱炭素化に向けた取組の加速と強化は、本市のみならず、我が国全体の喫緊の課題です。本市は脱炭素化のフロントランナーとして、引き続き皆さまのご理解とご協力を賜りながら、先進的な取組に挑戦してまいります。
 そして、持続可能な都市経営に向けましては、大都市に相応しい権限と税財源を持つ新たな大都市制度「特別市」の法制化を目指し、着実にステップを重ねています。丁寧な周知活動を行いながら、新しい自治体のかたちについて皆様と議論を深めるとともに、全国の指定都市と連携し、多くの関係者の賛同を得られるよう取り組んでまいります。この国が、そして川崎市が持続的なまちとして成長・発展できるよう取組を進めていきたいと考えています。
 本市はこれまで、「多様性」を「可能性」と捉えて、幾多の課題を市民・事業者の皆様と一体となって前進し、乗り越えることで多彩な魅力を有する大都市へと発展を遂げてまいりました。昨年7月に市制100周年を迎え、多彩な記念事業が展開されるとともに、「自らまちに関わり、まちを盛り上げる市民・企業・団体等とのつながり」が生まれ、「川崎を知って、関わって、好きになり、向上したシビックプライド」が醸成されたと考えています。それらをレガシーととらえ、さまざまな人たちが未来にチャレンジできる活力ある「あたらしい川崎」を目指し、挑戦していきたいと思います。101年目を迎えた本市が次の100年も挑戦し続けていくためにも、皆さまの声に耳を傾けながら、「全ては市民のため」を合言葉に、「対話」と「現場主義」のもと、「最幸のまち かわさき」の実現に全力を尽くしてまいります。

川崎市長 福田紀彦