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市長コラム(市政だよりの連載)記事

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2023年2月1日

コンテンツ番号53402

このコーナーはかわさき市政だよりから転載しています。

令和5年2月1日 川崎市の就業支援

 新型コロナウイルス感染症の影響により令和2年以降、市内の経済は停滞していましたが、昨年から徐々に回復の兆しがあり、有効求人倍率も上昇してきています。
 また、近年、働き方改革関連法施行に伴い、時間外労働の労働時間の上限規制や年次有給休暇の取得が義務付けられたほか、WEB会議やテレワーク、時差出勤の実施の広がりなど、働く環境や生活スタイルが以前とは大きく変わってきています。
 このような中、国の調査によると、不本意に非正規雇用となっている方や失業者、就業希望者が全国で661万人いるとされており、就職が難しかったり、希望する職種の仕事に就けなかったなど、就職活動が思うように進められなかった方も多くいらっしゃいます。
 ハローワークやインターネットなどの求人情報、民間の職業紹介機関で仕事を探す方が多いと思いますが、市でも、若者・女性・高齢者・就職氷河期世代など、さまざまな方を対象とした専門の相談機関を置いているのをご存じでしょうか。そこでは、就職を希望している方に専門の相談員が寄り添いながら支援を行っているほか、働くことに不安を持っている方の相談なども受けています。
 新年度を間近に控え、今号では「働きたい」を応援したいと題して、市が行っている就業支援を特集しました。
 身近な方が、就職について困ったり、悩んだりしているときには、ぜひ、本市が実施するさまざまな支援を含め、関係の相談機関へ気軽に相談するよう勧めていただきたいと思います。

令和5年1月1日 川崎の未来づくりを、さあいっしょに。

 明けましておめでとうございます。すべての市民の皆さまにとりまして、本年が明るく良い一年となりますことを心から祈念いたします。
 昨年を振り返りますと、3月には世界最先端のライフサイエンス分野の研究が進む川崎区殿町地区のキングスカイフロントと羽田空港を結ぶ「多摩川スカイブリッジ」が開通し、より直接的に川崎が世界への玄関口となりました。また、本市が政令指定都市となって半世紀の節目を迎え、伴って市内7区のそれぞれが区制50周年、40周年となり、改めて歴史を振り返るとともに、さらなる発展に向け歩み出しました。
 さて、いよいよ今年は市制100周年の大きな節目まで1年となり、昨秋には、「市制100周年記念事業・全国都市緑化かわさきフェア実行委員会」が市内の約300の団体・企業の皆さまと立ち上がり、さまざまな企画の準備が始まりました。
 川崎市が誕生した99年前はわずか約5万人の人口でしたが、今では30倍以上もの約154万人の方々が暮らしています。この間、さまざまな地域から多くの人が移り住み、川崎は大きく発展してきました。
 本市のブランドメッセージである「Colors,Future!いろいろって、未来。」の通り、この多様性こそが可能性を育み、川崎市の発展の源泉になってきたのです。私たちの根底に流れる懐の深さを大切にして、代々川崎に暮らす方も、今日から市民になられた方も改めて「川崎を知り、関わり、好きになる」ことや、100周年後の新しい川崎へとつながる施策に挑戦してまいります。
 これまでの発展を支えてくださった多くの方々に感謝をし、100周年という大きな節目を迎える99年目の川崎を、市民の皆さまと共に歩んでまいります。

令和4年12月1日 「SDGs未来都市 川崎」のチャレンジ

 SDGs(持続可能な開発目標)は、2015年に国連で採択された全世界共通の目標です。誰一人取り残さずに、全ての人にとってよりよい世界にするために、世界中の人がSDGsの達成に向けて動き出しています。日本においても、国や自治体、企業、市民などそれぞれが主体となり、2030年を年限とするSDGsに掲げられた17のゴールと169のターゲットの達成を目指して取り組むことが求められています。
 国では、地方公共団体によるSDGsの達成に向けた優れた取り組みを提案する都市を「SDGs未来都市」として認定しており、川崎市は、さまざまな課題を市民、事業者などと解決してきた歴史と持続可能な社会の実現に向けた取り組みが評価され、令和元年7月に認定されました。
 現在、市では、課題解決とSDGsの達成に向けた取り組みを結びつけ、企業、団体、市民などと連携しながら推進に向けた取り組みを進めています。
 また、令和3年3月にSDGsの達成に向けて取り組んでいる事業者の皆さまを登録・認証する「かわさきSDGsパートナー」制度を創設し、現在、約2,400の事業者の方々が取り組みを推進していますが、市民一人一人の理解と行動がSDGsの達成には不可欠です。
 今号では、日常における行動や習慣が、SDGsの達成につながっていることを17のゴールとともに紹介しています。
 市民の皆さまに、1つ1つの行動が未来を変えるきっかけとなっていることを知っていただきたいと思います。
 さまざまな主体が無理なく、継続していくことにより、オール川崎でSDGsの達成に向け、チャレンジしていきましょう。

令和4年11月1日 誰もが住み慣れた地域で、いつまでも

 皆さまは「地域包括ケアシステム」をご存知でしょうか。
聞いたことがある方や実践していただいている方も、いらっしゃると思いますが、知らないという方も、まだ多いと思います。
 地域包括ケアシステムは、平成28年から進めている取り組みで、少子高齢化による人口減少や超高齢社会の到来が見込まれる中、子どもから高齢者まで、全ての方を対象に、誰もが住み慣れた地域や自らが望む場で安心して暮らし続けることができる地域を目指す取り組みです。
 医療や介護の分野におけるさまざまな専門家が連携して一体的なケアを提供することも、この取り組みの一つです。「システム」という名称ですが、決して難しいものではなく、地域における見守りの活動や、日頃からの挨拶や交流などを通じた顔見知りの関係づくりも地域包括ケアシステムの取り組みとなります。
 今号では、若者へのインタビューを通じて、地域包括ケアシステムについて分かりやすく紹介していますので、ぜひ、この機会に理解を深めていただきたいと思います。
 新型コロナウイルス感染症の拡大という大変厳しい状況が続いたことで、地域におけるつながりづくりの機会が希薄になっているとの声も届いていますが、地域包括ケアシステムにおいては、相談や交流の場など「顔の見える関係づくり」が何より大切です。
 今秋は、新型コロナウイルスの感染防止対策を万全にしながら、市民祭りや各区の区民祭をはじめとした、さまざまなイベントが再開しております。ぜひ、イベントなどを通じて、地域でのつながりの重要性を感じていただきたいと思います。
 引き続き、地域の皆さまにご協力をいただきながら、誰もが住み慣れた地域や自らが望む場で安心して暮らし続けることができる地域の実現を目指してまいります。

令和4年10月1日 川崎の「里山」

 10月は都市緑化月間です。川崎市では、みどりを増やす取り組みとして市制100周年にあたる令和6年度までに150万本の植樹を目指している「市民150万本植樹運動」の一環として、毎年10月に植樹祭を開催し、地域の皆さまと苗木の植樹を行っています。
 みどりは、私たちの日常にうるおいや安らぎを与えてくれます。近年では、社会状況やライフスタイルの変化に伴い、部屋に植物を置いたり、ガーデニングを始めるなど、生活にみどりを取り入れる方が増えています。
 経済成長や都市開発に伴い、本市が利便性の高い都市に発展する中にあっても、市民や企業などのさまざまな方のお力で守られ育んできた多様なみどりがあることをご存知でしょうか。
 市の北西部には、多摩丘陵から続く豊かな緑地が残されており、また、市内各所には、間伐や下草刈りなど、適切に人の手が入ることで、豊かな生態系が保たれている里山があります。地道な里山の保全活動に携わっていただいている皆さまには、改めて感謝申し上げます。
 また、これまで大切に保全してきた里山をより多くの市民の皆さまに訪れていただけるような取り組みも進めています。
 暑さも和らぎ、過ごしやすい行楽の季節となります。多くの木々や森の中で遊んだり、くつろいだりするなど、みどりに触れる機会として、ぜひ、身近な里山に足を運んでいただき、「川崎のみどり」の豊かさを実感していただきたいと思います。

令和4年9月1日 新しい形の自治体を目指して

 今年は、川崎市が政令指定都市になって50年という大きな節目の年となります。政令指定都市は、現在、川崎市を含め20市あり、市民サービスに直結する事務のほとんどを担っています。
 人口154万人の大都市として、市民サービスの向上を一層図っていくことが求められていますが、大規模災害や新型コロナウイルス感染症への対応をはじめ、行政課題は多様化・複雑化している状況です。
 そのため、川崎市は現在、迅速で柔軟な対応をはじめ、責任と権限をもって、自分たちの財源で行政を運営していくために、新しい自治体の形として、特別市(特別自治市)を目指しています。特別市を実現するためには、法律の改正などが必要となるため、現在、法制度化に向けて、他の政令指定都市と共に取り組みを進めているところです。
 特別市制度は、都道府県と市町村という2層制を解消し、川崎市が神奈川県の区域外となり、県が現在市域で担っている事務も担うことで、素早い対応を可能とするとともに、行政を効率化し、市民サービスを向上させる制度です。また、県や他の県内の市町村にとってもメリットが期待できる制度です。
 今号では、現在の「政令指定都市」と目指す姿である「特別市」について、ご紹介しています。ぜひ、多くの方にこの制度の意義を知っていただき、より良い自治の在り方について、市民の皆さんと議論を進めていきたいと思います。

令和4年8月1日 川崎の道

 私たちの毎日の生活を支える道路。川崎市内の道路は、市道、県道、国道など、さまざまですが、その延長距離は、約2,500キロメートルにもなります。また、川崎は古くから交通の要衝であり、6本の街道が通っています。

 人や物が移動することで、沿道では、人々が交流し、にぎわいが創出され、まちが作られ、現在の川崎市と発展してきました。東海道や大山街道沿いなどでは、街道を生かしたまちづくりが行われ、歴史を感じられる史跡が地域への関心を一層深めるきっかけにもなっています。市内の6街道は、現在においても主要な道路であるだけでなく、市民の皆さまにとって貴重な財産となっています。

 歴史ある道路がまちづくりを支える一方で、新たな道路では利便性の向上や発展の可能性が見出されています。今年3月には川崎区殿町の「キングスカイフロント」と、東京都大田区の羽田空港「羽田グローバルウイングズ」をつなぐ「多摩川スカイブリッジ」が開通しました。この橋は、川崎市と大田区を結び、行き来ができるだけでなく、世界中の人と人を結び、川崎のさらなる発展の可能性を未来につなげる道でもあります。

 皆さまの生活において何気なく通行している道路にも、歴史やエピソードを持つものがあり、今号では、地域における特徴的な道路を紹介しています。思わず「へぇ~」と言ってしまうような道路もあるかもしれません。

 8月10日は、「道の日」。昭和61年に国土交通省が道路の意義・重要性について、関心をもってもらいたいと制定したものです。皆さまにとって身近な道路や市内のさまざまな道を訪れ、まちの歴史やこの先の発展に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

令和4年7月1日 若者が輝く川崎へ

 昨年開催されました「東京2020オリンピック」では、若者のストリートカルチャーとして育まれてきたスケートボードやBMXフリースタイルなどが採用され、日本選手が大活躍しました。さらに、2024年パリオリンピックではブレイキンが採用されることが決定し、一昨年には、国内プロダンスリーグ「Dリーグ」が発足するなど、若者のストリートカルチャーに注目が集まっています。
 ダンスは、中学校体育での必修化、小学校体育でも「表現運動」として取り入れられてから10年が経過し、若者にとって身近な存在になっています。また、本市では、20年以上前から、市内のさまざまな場所で若者がダンスの練習に打ち込んできたという長年の経緯があり、ブレイキンについては国内外から川崎が“聖地”とも言われています。そのため、本市には、市内出身で世界的に活躍する選手や、川崎を活動の本拠地として市外から移住してくるプロの選手も増えてきています。
 市内ではブレイクダンスの全国的な大会の開催や、体験会の開催など、身近に「若者文化」に触れることのできる機会がありますので、ぜひその魅力を感じていただきたいと思います。
 本市では、若者文化をはじめ、スポーツや文化活動の各分野で、多くの若者が輝かしい活躍をしています。引き続き、若い人たちが集い、自らの可能性を広げるための環境づくりに向けて取り組み、活力と魅力にあふれたまちづくりを進めてまいります。

令和4年特別号 ともにつくる 最幸のまち かわさき

 このたび、令和4(2022)年度からの4年間の具体的な取組や目標を定めた「総合計画第3期実施計画」等を策定しました。
 実施計画では、時代の変化が急速に進む中、川崎市が今後の100年も持続可能なまちであるための、さまざまな取組を示しています。手に取っていただき、脱炭素化やSDGs(えすでぃーじーず)の達成に向けた取組、デジタル化への対応など、これからの川崎市の取組を知ることで、私たちのまちの将来像が見えてきます。川崎には交通・物流の利便性や先端産業・研究開発機関の集積、スポーツ・文化芸術資源など、優れたポテンシャルがあります。
 この計画により、多くの方にまちの未来への関心をもっていただき、「最幸のまち かわさき」の実現に向けて、ともにチャレンジしていきましょう。

令和4年6月1日 救える命を救うために

 今月号では、コロナ禍においても24時間365日市民の命を救うために救命医療の最前線で活躍する、いざという時の心強い存在である救急救命士の活動を紹介します。
 救急救命士法の成立により本市の消防局に救急救命士が誕生してから、今年で30年の節目を迎えます。現在、市内に配置している29台の救急車には必ず救急救命士が乗車しています。救急救命士は、急病やけが人を現場から医療機関に搬送するまでの間に、医師の具体的な指示の下、救急救命処置を行うことができます。
 昨年10月には法改正がなされ、救急救命士による救急救命処置の実施場所の拡大が図られており、救急救命士が担う役割は一層増しています。
 令和3年中の本市の救急出場件数は69,883件で、令和2年に比べて2,932件増加しました。現在、救急の通報から救急車が現場に到着するまでの平均時間は約9分です。現場に居合わせた方々のご協力が、傷病者の命を救うことにもつながります。
 市は、救急医療体制の充実に取り組み、休日・夜間における診療や、重症・重篤患者に対する医療を適切に提供し、救急患者の円滑な受入体制の確保を図るとともに、より高度な処置が行える救急救命士の養成など、さまざまな状況に対応できる救急体制を整備しています。
 引き続き、命を守り、生き生きと暮らすことができるまちづくりを推進してまいりますので、市民の皆さまには本格的な夏にむけて、こまめな水分補給などの熱中症対策をはじめとした日頃の健康管理にご留意いただくとともに、救急隊の活動へのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

令和4年5月1日 つながり続けるために

 今号は、「民生委員児童委員」の活動をご紹介しています。市内で1,500人以上いらっしゃる委員の皆さまに、日頃から地域の身近な相談役として、そして、市民と行政のパイプ役としてご尽力いただき、心から感謝申し上げます。
 新型コロナウイルスの流行は、「人と会うこと」が欠かせない民生委員児童委員の活動にも大きな影響を与えることになりました。しかし、このような困難な状況下でも委員の方々は、さまざまな工夫をして、活動していただきました。委員の中には、コロナ禍で閉じこもりがちな1人暮らしの高齢者など、問題を抱えながら声をあげられない方を何とかしようと、連絡先を記したウェットティッシュに手書きのメッセージを添え、ポストに投函(とうかん)して回っていただいたとのこと。このようなエピソードを多く聞き、民生委員児童委員活動の重要性を痛感しています。そして、この手書きの「声かけ」が他の地区にも広がっていったことは、川崎の「あたたかさ」であり、誇れる地域力であると思います。
 現在、本市では、子どもからお年寄りまで、誰もが住み慣れた地域や自らが望む場で安心して暮らし続けることができる地域を目指す、川崎らしい地域包括ケアシステムの構築を進めています。誰一人取り残さない「最幸(さいこう)のまちかわさき」の実現に向け、見守り、支え合いの活動の輪を広げ、共に支え合う地域づくりを進めるなど、地域の皆さまが「つながり続けるために」全力を尽くしてまいります。皆さまのご協力をお願い申し上げます。

令和4年4月1日 「100%プラリサイクル都市」へのチャレンジ

 日頃からごみの分別にご協力いただき、感謝申し上げます。
 本市では、かねてから廃棄物行政において積極的な取り組みを進め、これまで「バキュームカー」や「機械式のごみ収集車」の開発から「EVごみ収集車」に至るまで、数々の日本初となる事業を行ってまいりました。
 一方、今から30年前の平成2年には、ごみ焼却場の処理能力がひっ迫する排出量となり、「ごみ非常事態宣言」を出しています。以降、資源物の分別収集を進め、廃棄物減量指導員の方々をはじめ、皆さまの長年にわたるごみ減量に対する理解と行動によりまして、人口増加が続いているにもかかわらず、ごみ排出量は大きく減少しています。
 今号は、環境意識の高い市民の皆さまであっても迷われることもあるのではないかと思われる、分別時の“お悩み”の解決につながる情報をお届けするとともに、これまでも環境施策を先導してきた本市だからこそできる新たなチャレンジ「100%プラリサイクル」について特集いたしました。混ぜれば「ごみ」ですが、分ければ「大切な資源」。例えば、新品のペットボトルの原料は石油ですが、リサイクルすることで石油の消費を抑えることができます。ペットボトルを分別する際には、ボトル本体とキャップ、ラベルを分け、中を軽くすすぐ、というちょっとした気遣いなどが、脱炭素の取り組みや海洋プラスチックなどの地球規模の課題解決につながります。これからも分別のご協力をお願いいたします。

令和4年3月1日 「最幸(さいこう)のまち かわさき」の実現に向けて

 オミクロン株の流行により、新型コロナウイルスとの戦いも長期化しております。この間、医療や福祉の現場をはじめ、人々の生活の根幹を支えるため、社会生活の維持に日夜御尽力くださっているエッセンシャルワーカーの皆さま、感染拡大の防止に向け御協力くださっている市民・事業者の皆さまに心から敬意を払うとともに、改めて感謝申し上げます。
 一日でも早く皆さまが安心して暮らせる日常を取り戻せるよう、可能な限り速やかに、高齢者をはじめ、希望するすべての市民へのワクチンの接種を完了すべく進めてまいります。
 今月号は、令和4年度予算案を特集しました。市の財政は、新型コロナウイルス感染症の影響による景気の落ち込み、さらにふるさと納税による減収の拡大や法人市民税の国税化、新たに生じた行政需要に対する国の財政措置が十分ではないなど、本市財政は厳しい環境にあります。こうした中においても、引き続き新型コロナウイルス感染症への対応に全力で取り組むとともに、社会保障や防災・減災対策、都市機能の充実など、将来を見据えて乗り越えなければならない課題に的確に対応できるよう、予算案の編成を行いました。
 予算案は川崎市議会の審議を経て成立することになります。今後も、「対話」と「現場主義」を実践し、「全ては市民のために」を基本に、誰一人取り残さない「最幸のまち かわさき」の実現に向けて、全力を尽くしてまいりますので、市民の皆さまの御理解と御協力を心からお願い申し上げます。

令和4年2月1日 川崎から世界へとつながる橋がいよいよ開通

 いよいよ3月12日に川崎市川崎区殿町の「キングスカイフロント」と、東京都大田区の羽田空港の「HANEDA GLOBAL WINGS(ハネダ グローバル ウイングズ)」をつなぐ新たな橋「多摩川スカイブリッジ」が開通します。
 川崎市にとって羽田空港を結ぶ連絡道路の実現は長年の悲願であり、私としてもどうしても成就させなければならないとの思いから、8年前に川崎市長に就任した翌日、一番最初にあいさつに伺ったのは、対岸の大田区長でした。その後も実現に向けて高いハードルがありましたが、歴代の官邸や各省庁、東京都や神奈川県をはじめ、両岸の地元の皆さまや立地企業関係者などのお力添えでこのプロジェクトが進み、台風被害などで工事は遅れましたが、本当に多くの皆さまのご協力をいただきまして、完成に至ることができました。
 橋が架かる「キングスカイフロント」は、健康・医療分野における世界最先端の研究機関が集結しており、この橋の開通で川崎が世界への玄関口となって、世界の課題を解決するエリアになることを確信しています。
 今回のかわさき市政だよりの表紙は、今年の市ブランドメッセージポスターを縮小して掲載しました。ポスターは、多摩川スカイブリッジのこれからの可能性をテーマにして制作。昇る朝日とともに映る橋は、広い空、広い海、そして、世界中の人と人を結び、未来につながる橋であり、川崎の可能性は未来に続きます。
 多摩川河口に一番近い、豊かな自然と都会的な景色が楽しめる橋でもあります。多くの方に親しんでいただき、この橋の開通の喜びを市民の皆さまとともに分かち合いたいと思います。

令和4年1月1日 川崎を成長させてきた「多様性」の価値

 新年、あけましておめでとうございます。皆さまにとりまして、今年一年が平穏かつ喜びに満ちた良い年になりますようお祈りいたします。
 昨年を振り返りますと、引き続く新型コロナの対応に奔走した一年でありましたが、川崎フロンターレJ1リーグ2年連続4回目の優勝や、東京2020大会における川崎ゆかりの選手の活躍など、うれしいニュースもありました。
 さて、本市は2年後の令和6(2024)年に市制100周年を迎えます。これまで、さまざまな地域の出身者や価値観が異なる人たちが川崎でともに暮らし、互いに「認め合い」、「支え合い」、「高め合って」きたことが、本市のブランドメッセージにあるように「多様性」を「可能性」とし、川崎を成長させてきました。
 市制100周年という歴史的な節目を迎えるにあたって、このまちで私たちが身に着けてきた多様性の価値を改めて共有し、高めていくとともに、次の100年も、将来にわたって持続可能な都市であり続けられるよう、私はその先頭に立って、市民の皆さまの共感とご協力をいただきながら、市政をさらに前に進めてまいりたいと存じます。今年もよろしくお願いいたします。

令和3年12月1日 「最幸(さいこう)のまち」かわさきへ

 10月31日の川崎市長選挙におきまして、多くのご支援をいただき、引き続き市長として市政をお預かりすることになります。皆さまのご期待に応えられるよう、お約束しました政策を実行し、「最幸のまち」かわさきの実現に向けて全力で取り組んでまいります。
 川崎市は、誕生からまもなく100年を迎えます。長い歴史の中で、これまでもさまざまな出来事を乗り越え、常に前向きな新しい挑戦を続けてきました。今や550以上の世界的な企業や研究機関が集積する研究開発都市、先端産業都市として成長し続け、学術・開発研究機関の従業者の割合は政令指定都市の中で最多となっています。
 そして本年7月27日、川崎市にとって歴史的な日が訪れました。全ての産業に革命的な変化を起こすとされる「量子コンピューター」が首都圏最大級のインキュベーション拠点、「新川崎・創造のもり」に設置され、稼働を開始したのです。量子コンピューターとは、現在のコンピューターの技術とは根本的に異なる仕組みの次世代のコンピューターで、今後さらなる研究開発を重ねることで、既知の問題を高速で解くだけではなく、未到の問題を解
決できる可能性を秘めています。
 将来、創薬や新素材、物流などの分野で社会を大きく変革するような成果が川崎から生まれるとともに、量子コンピューターに関わる人や知識が集まって、次世代の「量子ネイティブ人材」が川崎から育ち、世界をリードしていく未来を想像すると、わくわくする思いに駆られます。「Kawasaki」の名を冠し、圧倒的な美しさを持つこの量子コンピューターの普及促進に向けた取り組みを一層進めてまいりたいと思います。

令和3年8月1日 地域でのつながりの大切さ

 今年5月、川崎市の人口が154万人を突破しました。コロナ禍でも、本市へ転入された方が転出された方を上回り、24年連続で社会増の傾向が続いています。人口が増え続けている活気ある川崎のまちで、新たに生活を始めた方にも生き生きと生活していただくには、地域とのつながりをどのように持っていただけるかが重要だと考えています。
 今月号は、「町内会・自治会」を特集しました。町内会・自治会はお住まいの地域の自治組織であり、最も身近にあるコミュニティーです。市内約650の団体が、平時は子どもたちが安心して登校できるように、また、高齢者の見守りを行ったり、いざというときの災害への備えをするなど、幅広い分野において、365日、地域活動に取り組んでいただいています。コロナ禍においても工夫しながら多くの方が日々の活動をされていることに改めて感謝申し上げます。
 市では、新型コロナウイルス感染症の影響をはじめとした社会環境の変化の中でも、地域社会において重要な役割を担う町内会・自治会が公益的な事業を安心して活動していけるよう、新たな補助制度を創設しました。地域でのつながりに改めて目を向け、「これからもこのまちに住み続けたい」と多くの方が感じられるようなまちづくりができるよう、引き続き皆さまとともにチャレンジしてまいります。

令和3年7月1日 川崎市が世界に誇る2つの施設

 多摩区の生田緑地内にある、開館50周年を迎える市内唯一の自然科学系登録博物館「かわさき宙と緑の科学館」と、開館10周年を迎える「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」は、ともに時を超えて、夢や希望、優しい気持ちを与えてくれる施設です。私自身も子どもの頃、プラネタリウムに足しげく通い、美しい星空や宇宙の偉大さに感動した気持ち、藤子・F・不二雄先生の漫画「ドラえもん」が大好きでワクワクしながら夢中になって読んでいた記憶が、今でも鮮明によみがえります。
 現在の科学館では、世界に1台しかない特別な投影機で1,500万個の星空を体験できたり、ミュージアムでは、世界中の子どもたちにも愛されている「ドラえもん」など、さまざまな作品の原画を間近に見ることができたり、実際に漫画を描く際に使用されていた机がそのまま展示されているなど、どちらも「ここでしか見ることができない」、川崎が国内外に誇れる施設です。
 今号では、それぞれの施設に込められた思いや見どころを紹介します。両館とも感染防止対策をしっかり行い運営をしていますが、さらにホームページでプラネタリウムやデジタル科学館などの企画を発信して「おうち」でも楽しめるように工夫をしています。
 今、在宅時間が増えたり、遠出を避けていただいている生活が続いていますが、こうした時にぜひ、身近な市内の素晴らしい施設に目を向けていただければと思います。

令和3年6月1日 「ひとり 1 台」が変える教育への期待

 今年4月から市立学校に通うすべての児童・生徒にひとり1台ずつパソコンを用意し、同時に各校には高速大容量の通信回線を整備しました。新型コロナで休校に迫られた経験から、当初の予定から3年前倒して進め、整備した端末の数は全168校で11万7,000台にもなります。
  いよいよ、「誰一人取り残さない、個別最適な学び」を目指す「かわさきGIGAスクール構想」のスタート台に立ちました。ひとり1台というとパソコンに向かって個人で勉強する姿を想像されるかもしれませんが、実際には各々が意見を書き込んで共有するなど、教室全体がつながり、学び合う仕組みもあります。積極的に手を挙げることが苦手な子にとっても意見が出しやすくなったり、自分が何を勉強したかが記録に残ることで、分からない部分は何度でも学習できるようになったり、先生も生徒一人ひとりがどの部分を理解し、また理解できていないのかをつかめるため、個々の理解度に合わせた教育も可能となります。
 さらに、時間や場所を選ばない学習環境は、例えば学校に通えない子どもたちの学びを進める手立ての一つにもなります。これまで遅れていると言われていた、わが国のICTを使った教育が一気に世界一レベルの環境へと整いました。この環境をうまく使いこなし、内容も世界一になるように川崎の挑戦を進めていきます。

令和3年5月1日 市政だよりの新装に寄せて

 市政だよりをお読みいただきありがとうございます。今月から市政だよりの紙面構成を改訂しました。月1回の発行とする一方でページ数を12ページに増やし、より充実した内容で必要な情報をわかりやすく伝え「川崎っていいね」と感じていただける広報紙を目指します。さて、今月号は開港70周年を迎える川崎港を特集します。市の最南端にある港は普段の生活からはあまり馴染みがないかもしれませんが、私たちの日々の生活や首都圏の産業を支える大きな役割を果たしています。これまでの港湾整備やポートセールスなどによって、川崎港のコンテナ取扱量は飛躍的に増え、この8年余りで約4倍超にもなり、コロナ禍でも好調を続けています。暮らしを支える物流拠点としてだけでなく、首都圏の防災拠点機能や夜景スポットなど多様な顔を併せ持つ川崎港の魅力と可能性を知っていただきたいと思います。
 さて、新型コロナウイルスのワクチン接種の安全、確実で速やかな実施を進めているところです。予約サイトや電話から予約をしていただき、各区の市民館やお近くの診療所などで接種していただくことになります。市内には、65歳以上の方が30万人以上とたくさんの方が対象となりますが、混乱のないように順次滞りなく進めてまいります。また、65歳未満の方への接種券の発送は、国からのワクチンの供給量などに応じてスケジュールを決定し、速やかにお知らせしてまいりますのでご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

令和3年4月1日 「かわさきアプリ」で暮らしを便利でより豊かに!

 最近、若い世代だけではなく、スマートフォンを利用されている方が増えているなぁと感じます。国の調査では、スマートフォンを保有している世帯割合が8割を超え、年代別の保有状況でも60代が約65%、70代も約35%となるなど、データでも多くの方々がスマートフォンを利用されていることが分かります。
 また、現在、市ホームページへのアクセスも約7割がスマートフォンからのものとなっています。
 こうした状況を踏まえ、市では市民の皆さまが必要な情報をより簡単に入手できる取り組みの一つとして、市公式のアプリ「かわさきアプリ」を大幅にリニューアルしたため、今回はその内容をご紹介しています。
 さらに、令和3年度中の窓口でのキャッシュレス決済サービスの導入や、市民の皆さまが行う市への申請手続きを令和4年度中に原則オンラインで行えるよう取り組むなど、行政のデジタル化についてもスピードをあげて進めています。
 普段使いから、いざという災害の時でも、必要な情報をスムーズに受け取ることができ、より快適で、生活を豊かにするための手助けとなるものとして、「かわさきアプリ」をぜひ活用していただければ幸いです。

令和3年3月1日 未来への希望をもって

 長引くコロナ禍の中、皆さまには、感染拡大防止の取り組みにご協力いただき、感謝申し上げます。
 喫緊の最重要課題であります、新型コロナワクチンについては、現在、安全かつ確実に接種できるよう準備を進めております。ワクチンの接種に関する最新情報については随時、正確でわかりやすい情報を発信してまいります。
 今月号は、令和3年度予算案を特集しました。新型コロナウイルス感染症の影響による景気の落ち込みや、ふるさと納税による市税の減収などにより、本市の財政はこれまでにない厳しい状況にあります。そのような中におきましても、市民一人ひとりの生命・生活・仕事を守るとともに、将来への希望を失うことのないよう、感染症対策やコロナ禍で更なる苦境に陥っている方々への支援に重点的に取り組むとともに、切れ目のない経済政策を実施しながら、社会保障や防災・減災対策、都市機能の充実など、将来を見据えて乗り越えていかなければならない課題に的確に対応できるよう、予算案の編成を行いました。
 予算案は、川崎市議会の審議を経て成立することになります。
 今後も、「全ては市民のために」を基本に、川崎がより住みやすいまちとなるよう全力を尽くしてまいります。市民の皆さまにおかれましても、この難局を乗り越えるため、One for all,All for one (一人は皆のために、皆は一人のために)の精神で、優しさに基づいた、引き続きの御協力をお願いします。

令和3年2月1日 2050年のCO2排出実質ゼロへ 新たな川崎のチャレンジ

 気候変動の問題は、ここ数年、毎年のように発生する豪雨災害にみられるように、私たちの生活を脅かすものとなっています。アメリカの研究機関が発表したデータによれば、このまま気温が上昇すると、2050年頃には、産業が集中する市臨海部のかなりの部分が水没してしまうという報告もあり、川崎市がまさに当事者として気候変動問題という地球規模の課題に先導して対応するべく、昨年2月に宣言、11月に具体的な戦略「かわさきカーボンゼロチャレンジ2050」を策定しました。
 本市は、これまで市民・事業者・行政が協働して公害問題に取り組み、市民が安心して暮らせる環境を取り戻しました。また、政令指定都市の中で1人1日あたりのごみ排出量が2年連続で最も少ない都市となったことも、市民の皆さんの努力が実った結果です。今回のチャレンジも、産業構造上、本市は政令指定都市でCO2排出量が最も多いからこそ、川崎から始めることの意義は世界的に見ても極めて大きいものであり、「川崎から始める。川崎ならできる。」と確信しています。
 新型コロナウイルスの影響で、私たちの暮らしは大きく変化しました。単に元の姿を取り戻すだけではなく、脱炭素を含めた持続可能な社会づくりを目指す「グリーン・リカバリー(緑の復興)」が今求められています。
 よりよい社会を実現させるために、ともに挑戦してまいりましょう。

令和3年1月1日 川崎市民の絆

 新年明けましておめでとうございます。今年一年が皆さまにとりまして健康で希望に満ちた年になりますよう祈念するとともに、一日も早く平穏な生活を取り戻せるよう、私も職員とともに全力を尽くしてまいります。
 昨年、サッカーJ1リーグにおいて、川崎フロンターレが2年ぶり3回目となるリーグ優勝を成し遂げ、大きな感動をもたらしてくれました。
 川崎フロンターレの魅力は、その圧倒的な強さだけではなく、選手やクラブの皆さんが地元川崎を思い、「サッカーで川崎を盛り上げよう」という姿勢がプレー以外でも浸透し、そして地域の皆さんが「私たちのチーム」として愛情を注ぎ応援する姿と絆はまさに川崎の誇りだと思います。
 新型コロナウイルス感染症との闘い、これを乗り越えるためにはワクチン接種や治療薬の開発ということになりますが、それ以外に「コロナウイルスが嫌うのは人の優しさ、思いやり」だとも言われています。
 正しい情報のもとに他者を思いやる行動こそが、大切な人も自分自身も感染リスクを減らすことにつながり、誰にとっても大切な命と医療体制を守ることにもつながります。感染防止のための工夫をしながら、人と地域の絆は決して切らない川崎のまちづくりを今年も皆さまと一緒に取り組んでまいりたいと思います。

(川崎市ブランドメッセージ)Colors,Future!いろいろって、未来。 多様性は、あたたかさ。多様性は、可能性。川崎は、1色ではありません。あかるく。あざやかに。重なり合う。明日は、何色の川崎と出会おう。次の100年へ向けて。あたらしい川崎を生み出していこう。

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令和2年12月1日 二ヶ領用水から川崎を再発見!

 今年3月、市内を流れる二ヶ領用水が国登録記念物に登録されるという、うれしいニュースがありました。用水関係では国内でも2例目で、大変貴重な遺跡として登録されました。
 二ヶ領用水は、今から約400年前の江戸時代初期に完成したもので、多摩川の上河原と宿河原の2カ所から取水し、当時の稲毛領と川崎領を縦断する水路はさまざまに枝分かれし、ほぼ現在の川崎市全域に水を供給していきました。農業用水として田畑を潤し、生活の水として人々の暮らしを支え、村々を結びあわせて川崎の地を育んだ、まさに「いのちの水」です。その後、近代化とともに、工業用水としても活用され、現在は遊歩道などの整備がなされ、四季を通じて憩いの場や散策スポットとして市民の皆さんに親しまれています。
 今回の特集では、二ヶ領用水で「出会った」方々がその魅力を紹介しています。二ヶ領用水をまもるため、川岸の清掃、木や花の維持管理、歴史を伝える活動など、改めて皆さんのたゆまない努力が美しい水と緑の空間の実現につながっていることに感謝し、これからもこの景色を守り、未来につながるものとなるよう、取り組んでまいります。
 新型コロナウイルスの影響で、改めて身近な地域に目を向ける機会も増えました。散策しながら、周辺の自然や歴史、にぎわいなど、地域の魅力を再発見していただければと思います。

令和2年11月1日 無限の可能性をもつ大切な子どもたち

 人口の自然増加数が大都市で最も多い川崎市には、若い世代、なかでも15歳未満の人口は約19万人と、多くの子どもたちが暮らしています。可能性にあふれる子どもたちの存在は大変喜ばしく、市の宝でもあります。市では、これまでも待機児童対策をはじめ、地域の寺子屋事業、中学校給食の実施など、未来を託す子どもたちのためのより良い環境づくりに取り組んでまいりました。
 今回は、新たな日常のなかで元気に過ごす子どもたちの今を特集しました。新型コロナウイルスの影響により、4月10日から市立小中学校を臨時休業とし、地域においても子どもたちの学びや遊びを支える活動を控える期間が続きましたが、6月以降、感染対策を行いながら、新たな日常がスタートしました。学校での授業や休み時間、行事などが新たな形での実施となるなかでも、子どもたちの柔軟な発想や適応力、前向きな姿や笑顔は、私たち大人にも元気を与えてくれます。
 一方で先の見えない不安を抱えながら日々を過ごす子どもたちの存在も忘れてはいけません。
 無限の可能性をもつ大切な子どもたちを、学校をはじめ、大人のつながりと地域力で見守り、育てていきましょう。ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

令和2年10月1日 新しい挑戦を続けていきましょう!

 新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちの生活や経済活動に大きな影響を与えました。そして、コロナ禍でのさまざまな変化は、私たちの心や行動にも少なからず影響を及ぼしています。
例えば、行事やイベントの中止が相次ぎ、いつものように集まれないといったことが、ともすると歩みをいったん止め、後ろ向きに考えてしまうなど、これまで経験したことのない異例の事態によって、気分が沈んでしまっている方もいらっしゃると思います。
 今回の特集で紹介するのは、コロナ禍にあっても、世代を問わず精いっぱい生活・活動を楽しむ方々の姿であり、自分たちにできることは何かを考えて試行錯誤を重ね、新たな挑戦をはじめた人たちのストーリーです。
 川崎市は、幾度となく困難を乗り越え、常に前向きな新しい挑戦を続け、発展してまいりました。
 ピンチをチャンスに変えて発展してきたこれまでの歴史と誇りとが、私たちの根底に流れる底力です。一人一人の意識や地域のつながりが、これからも私たちの住むこのまちをより良い進化へとつながっていくものと感じています。
 市民の皆さまの前向きな気持ちと新しい挑戦とが紡ぎ出す地域の力で、この難局を乗り越え、これからも住み続けたいと思えるようなまちを、皆さまとともに築いてまいりたいと存じます。

令和2年9月1日 これからも「いいね」があるまちを

 皆さまにおかれましては、新型コロナウイルス感染症の広がりから、マスクの着用をはじめ、3密回避のため外出を控えたりするなど、これまでの生活とは異なる日々をお過ごしかと存じます。
 今回の新型コロナは、人々の行動を大きく変えました。人とのコミュニケーションについても、親しい方とお会いしたり、大勢の仲間で集まって楽しく過ごすことが難しくなり、メールやSNSでのやり取りに加えて、映像音声ツールを利用してのやり取りも盛んになってまいりました。
 本市においても感染確認から半年がたち、長い間、家族以外のコミュニケーションがなかなか取りづらい環境下にあるものの、みんなで困難を乗り越えようと、感謝や応援といった気持ちを伝えたり、実際に行動されて、新たに人と人とがつながることになった話などを多くお聞きしております。
 今回の特集は、コロナ禍の中でも、地域の中で生まれたほっとするエピソードを紹介することといたしました。私たちのまち・かわさきならではの人の優しさや、新たな価値を生み出していく地域力は本当に心を打たれます。
 これからも「かわさき いいね」があふれるまちであり続けられるよう、市民の皆さまのご協力をいただきながら、この難局を乗り越えてまいりたいと思います。

令和2年8月21日 市民の皆さまへメッセージ

 新型コロナの影響で、医療機関での受診を控えたり、子どもの予防接種を遅らせたりしているとの話をよくお聞きします。通院に不安になるお気持ち、本当によく分かります。しかしながら治療などを行わないことのリスクを大変心配しています。医療機関はいま懸命に感染対策を講じていますので、必要な医療を適切に受けていただきたいと思っています。

令和2年7月21日 市民の皆さまへメッセージ

 新型コロナウイルス感染症が終息するまでに長い期間を要することが想定されるなか、さまざまな不安や悩みを抱えていらっしゃる方も多いと思います。市では、医療・保健体制の強化に取り組むとともに、市民の皆さまからのご相談にお応えしております。ぜひお気軽にご相談ください。

令和2年6月21日 市民の皆さまへメッセージ

 皆さまのご協力により新型コロナの新規の感染は低く抑えられています。市は今後に起こりうる第2波に備え、保健、医療などの体制に万全を期してまいります。皆さまには、感染対策を日常化しながら、社会経済活動を維持・再開していくことへのご理解とご協力をお願いいたします。

令和2年5月21日 市民の皆さまへメッセージ

 市内でのコロナ陽性患者の発生は減少傾向にあります。皆さまが日々努力をして下さっている結果が確実に出ています。心から感謝申し上げます。今号は各種の支援制度をご紹介しています。皆さまに積極的にご活用いただきたく存じます。私たち職員一同、丁寧かつ迅速なご案内に努めてまいります。

令和2年4月1日 「地域力」のさらなる向上を目指して

 皆さまには、新型コロナウイルス感染症による不自由な日常や経済的な影響が広がる中で、大変ご心配をされていることと思います。本市では「川崎市新型コロナウイルス感染症対策本部」を設置し、関係機関とも連携しながら対策に取り組んでいます。市立学校の臨時休業をはじめ、各イベントの中止・延期など市民生活においてさまざまなご不便をお掛けしていますが、市民の皆さまの安全安心を守るため、引き続き対策に取り組んでまいりますのでご理解とご協力をお願いします。
 さて、今月号は令和2年度の予算を特集しました。一般会計予算は7,925億円で、6年連続で過去最大の規模となりました。一方で、ふるさと納税による市税の減収や、課題解決に必要な人件費の増加などにより、本市の財政は厳しい環境が続くものと見込まれます。そのような中におきましても、社会保障や防災・減災対策、都市機能の充実など、将来を見据えて乗り越えていかなければならない課題に的確に対応できるよう、「成長と成熟の調和による持続可能な最幸のまち かわさき」の実現を目指して予算編成を行いました。
 昨年度を振り返ると、市内では重大な災害や事件が発生し、市民の生命を守り、市民が安心して暮らせるまちをつくるという行政としての役割の重みを強く感じた一年でした。特に台風19号の災害では、行政としての備えは当然ですが、普段から顔の見える地域のつながりや、町内会・自治会などによる地域活動の大切さを目の当たりにしました。いざというときに、地域で助け合える互助の意識の醸成を図りながら、安全で安心して暮らせる地域づくりや地域防災力の強化など、「地域力」の高いまちづくりに一層力を入れて取り組んでいきます。

令和2年3月1日 花や緑を皆さんと一緒に

 桜は日本の木、日本の花といわれるくらいに、私たちにとって親しみ深いものです。私も毎年春になると、通っていた小学校の前を通り、当時それほど大きくなかった桜の木々がすっかり立派になって、見事な花を咲かせている母校の桜を誇らしく思い、感慨にふけっています。
 市内には緑地や公園など、たくさんの桜の名所がありますが、そこには、行政だけでなく、地域の皆さんの桜を大切に思う気持ちが時を超え、つながって、今の風景を作っているのだと思います。
 市では、平成22(2010)年度から、令和6(2024)年の市制100年に向けて、100万本の植樹を進める「市民100万本植樹運動」を進めてきました。桜に限らず、花や緑を守り、育て、増やしていくという、多くの市民の皆さん、事業者の皆さんの思いとご協力により、昨年12月に100万本植樹という大きな目標を達成することができました。身近に花や緑があることは、暮らしに潤いを与え、都市の魅力を高めることにつながります。人口150万人を超えるまちとなった今、次なる高みを目指して、次は150万本植樹を目標に、次世代に残る素晴らしい花や緑にあふれる景色を皆さんとともに作っていきたいと思います。これからもご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。

令和2年2月1日 安心して暮らせる地域を目指して

 昨年、市の人口は153万人を超えました。特に若い世代の転入が多く、魅力と活力のあふれる「選ばれるまち」になっています。一方で、今年は、本市の高齢者人口の割合が21%に達すると推計されていて、川崎でも「超高齢社会」を迎えることになります。さらに、5年後の2025年には、全国で800万人の団塊の世代が75歳以上になり、医療や介護などのケアを必要とされる方が爆発的に増えると予測されています。この誰も経験したことのない状況の中でも、安心できる住み慣れた地域で、自分らしく住み続けられるように、さまざまな人や団体、社会資源がつながり、地域力を高める仕組みが「地域包括ケアシステム」であり、この取り組みの推進こそが10年、20年先の川崎市にとって、最も重要だと考えています。
 “地ケア”はケアが必要な高齢者のための取り組みと思われがちですが、川崎市の“地ケア”は、子育て中の親や子ども、障害のある方、そして今はケアを必要としていない方を含めた全ての市民を対象とした、地域コミュニティーづくりです。昨年は台風19号からの復旧に際して、改めて地域での支え合い、絆づくりが大切であることを実感しました。顔の見える関係づくりは災害に強いまちづくりの1つでもあると考えています。皆さんが毎日の生活の中の何げない行動で、ご自身の健康をつくり、仲間をつくることが、“地ケア”の第1歩です。私も、そのための仕組みづくりをさらに進めるべく、力を尽くしてまいります。

令和2年1月1日 人の出会い、つながりが地域力を生み出していく

 新年明けましておめでとうございます。皆さまにとりまして本年が幸多き年となりますことを心からお祈り申し上げます。
 昨年10月の台風第19号は市内に甚大な被害をもたらしました。今回の災害では、町内会・自治会などの地域での支え合いの大切さを目の当たりにすることが非常に多く、改めて日頃からの顔の見える関係づくりが時に命をも救うということを実感いたしました。
 防災対策だけでなく、私たちが生活する中で存在するさまざまな課題を解決していくためには、そこに住む皆さまの個々の強みを互いに活かしあって「地域力」を高めていくことが大切だと感じています。市ではこれからのコミュニティ施策を進めていく上での考え方をお示しし、その中で「市民創発」という言葉を使っています。創発とはもともと生態学から出た言葉のようですが、社会に置き換えると、いろいろな人や団体が出会い、つながることで、さまざまな化学反応が起こり、これまでにない活動や予期せぬ価値を作り出すというものです。ご近所で多世代の皆さまが混じり合い、交流することから、課題の共有や解決方法が見いだされていく、そして、全ての人が大切で、必要とされる、そのような寛容と互助のまちづくりに今年も皆さまとともに挑戦してまいりたいと思います。

令和元年12月1日 大企業と中小企業の新たな連携

 わが国を代表する工業都市として発展してきた川崎市では、研究開発機能への転換が進み、世界から注目されるエリアとなっています。
多彩な技術集積を背景に発展し続ける川崎ですが、今、大企業が保有している特許技術を開放していただき、市内中小企業の新製品開発を促進する「知的財産マッチング」という取り組みを通じて、川崎発の新たな製品が続々と生まれています。
 本市では全国に先駆けて、平成20年から、企業、大学、金融機関、行政などが連携し、知的財産の創出・保護・活用の好循環を生み出す施策を重点的に展開してきました。大企業の開放特許と優れた技術を持つ中小企業のマッチング成果は、これまで36件に上り、そのうち24件が製品化されました。地域や業種、企業規模を超えた知的財産交流のネットワークは年々広がりをみせ、皆さまの生活に身近な製品も誕生し、今年は食品分野でのマッチングによる製品も生まれました。
 今後も川崎にとどまらず、地域を超えて知的財産マッチングの取り組みを進め、市内産業の活性化に取り組んでいきます。

令和元年11月1日 川崎に新たな魅力スポットが誕生

 この度の台風19号により被災された皆さまに、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。被災された皆さまが一日も早く、普段通りの生活を取り戻せるよう、職員一丸となって取り組んでまいります。
 さて、今月は来月12月3日に川崎駅北口から直結という好立地にオープンする、「川崎浮世絵ギャラリー ~斎藤文夫コレクション~」をご紹介します。このギャラリーでは、公益財団法人川崎市文化財団の運営のもと、国内外で高い評価を受けている貴重な浮世絵のコレクションを公益社団法人川崎・砂子の里資料館から無償でお借りし、展示いたします。
 浮世絵は、一つひとつの作品が高い芸術性を備えた美術品であり、制作された当時の暮らしや風俗、流行などが描かれた歴史・文化資料でもあります。市民の皆さまをはじめ、国内外からも多くの方々にギャラリーにお越しいただき、浮世絵の持つ多彩な魅力に触れ、江戸から明治にかけてのまちや暮らしの様子を感じていただきたいと思います。コレクションは、教科書などで見たことがある有名な作品、浮世絵初期の希少な作品、私たちのまち川崎や神奈川を題材に描かれた作品など、多岐にわたります。ぜひ足を運んでいただき、お楽しみください。

令和元年10月1日 まだまだ爆発しているTAROワールド

 川崎市ゆかりの芸術家で、「太陽の塔」をはじめとしたアバンギャルド(前衛的)な作品や、名言「芸術は爆発だ!」で有名な岡本太郎氏。同氏の貴重な作品が鑑賞できる「岡本太郎美術館」は平成11年10月に緑豊かな生田緑地の中にオープンして、今年開館20周年を迎えます。数多くの作品の魅力にひきつけられ、その評価は亡くなられた後もますます高まっていると感じています。私もTAROワールドの魅力にひきつけられている一人で、岡本太郎美術館が私たちの川崎の地にあることをとても誇らしく思います。20年の節目に多くの皆さまのご来館をお待ちしています。

令和元年9月1日 人と動物が共生する心豊かなまちへ

 少子高齢化や1世帯あたりの人数の減少に伴い、本市でも犬や猫などの動物を家族の一員として飼う人が増えています。これらの動物は、さまざまな形で生活に潤いと喜びを与えてくれる、飼い主にとってかけがえのない存在となっている一方で、軽い気持ちで動物を飼って途中で飼いきれなくなってしまう場合もあるなど、さまざまな問題も起こっています。
 動物愛護センター「ANIMAMALL(アニマモール)かわさき」は、動物愛護団体やボランティア、獣医師会など多くの皆さまの御協力を得ながら、いのちを「まなぶ」「つなぐ」「まもる」をテーマに、人と動物が共生する心豊かなまちを目指した取り組みを進める中心的な施設として、今年2月に開館しました。日曜日も開館しているほか、子どもにも分かりやすいイラストで犬や猫の正しい飼い方について説明するコーナーや、市民交流スペース、バックヤードツアーの開催など、より気軽に立ち寄っていただける、そして幅広い世代で動物と触れ合い、命の大切さを学んでいただける工夫を施しています。
 ANIMAMALL(アニマモール)かわさきを通じて、市民の皆さまと一緒に、人と動物がより良い関係を築いていく、やさしさあふれるまちにしていきたいと思います。

令和元年8月1日 川崎で感動を

 東京2020オリンピック・パラリンピックがいよいよ来年に迫ってきました。4年に一度、世界中の多くの選手が大会に出場し、それぞれの目標やメダル獲得を目指して躍動する姿は、私も毎回感動し、テレビ中継にくぎづけになるのですが、今回は56年ぶりに東京で開催されるわけですから、期待感がさらに高まります。
 今大会では、市が英国代表チームの事前キャンプ地となったことから、英国のトップアスリートたちが等々力陸上競技場などの市内スポーツ施設でトレーニングを行いますので、オリンピック・パラリンピックをより身近に感じられるのではないでしょうか。市としても、英国のホストタウンとして、代表チームが大会で最高のパフォーマンスを発揮できるよう、市民ボランティアの皆さまや地域の団体などと共に、さまざまな取り組みを進めています。
 また、市では、誰もが自分らしく暮らせるまちの実現に向けた「かわさきパラムーブメント」を推進しています。東京2020大会における私たちのレガシーとして、障害の有無にかかわらず、互いに尊重しながら共に支え合う自立と共生の地域社会づくりに向けて、さらに大きなムーブメントを起こしていきたいと考えています。大会開催まで残り1年を切りました。おもてなしの心で英国代表チームを迎え、また、私たちのまちにも大きな社会変革を生み出すような取り組みを進めていきたいと思います。

令和元年7月1日 ミューザとともに~音楽のまち・かわさき~

 15年前の市制記念日である7月1日、川崎が世界に誇るホール、ミューザ川崎シンフォニーホールがオープンしました。開館以来、まちの魅力の一つである「音楽のまち・かわさき」のシンボルとして、さまざまなジャンルの良質な音楽を提供する場であるとともに、地域交流の場の創出や子どもたちに向けた音楽教育の取り組みなどが認められ、国から地域創造大賞を川崎市の施設として初めて受賞しました。音楽を鑑賞するためだけのホールではなく、ホールから人と人とのつながりが生まれ、音楽を愛する多くの皆さまとともに歩んできた証しだと思っています。
 いよいよ夏が始まる7月は、恒例の夏の音楽祭「フェスタサマーミューザKAWASAKI」が開催されます。なんと、来場者アンケートで公演の満足度は98%という驚異の音楽祭です。今年は、「15年目の熱響(ねっきょう)へ!」をキャッチフレーズに、連日、熱い思いがこもったステージが繰り広げられます。どなたにもきっとお好みのコンサートが見つかるのではないでしょうか。この機会にぜひ体感していただき、皆さまと一緒に「音楽のまち・かわさき」を盛り上げていきたいと思います。

令和元年6月1日 さらなる高みを目指して

 本年3月に素晴らしいニュースが届きました。20ある政令指定都市の中で、平成29年度1人1日当たりのごみの排出量の少なさで川崎市が1位となりました。この30年の間、市では資源物の分別収集を進めるとともに、ごみの収集回数を見直すなど、ごみの減量化・資源化に取り組んでまいりました。今回の素晴らしい結果は何よりも市民の皆さま、事業者の皆さまの長年にわたる日々の取り組み、御協力の賜物ですので、まずは皆さまと喜びを分かち合いたいと思います。
 市の人口は年々増え、この5月には152万6,630人と、神戸市を上回り、6番目に大きな都市へと成長しました。一方で、1人1日当たりのごみの排出量は平成17年度に1,114gあったものが、平成29年度は834gまで減ったことで、人口が約17万人増えているにもかかわらず、ごみの総量を減らすことができました。その結果、ごみ焼却場を1つ減らすことができ、ごみ処理費用の削減にもつながるという、好循環が生まれました。
 環境先進都市である川崎市は、さまざまな取り組みにチャレンジし続けることで、まだまだ、伸びしろがあります。新しい令和の時代も、皆さまとともに、さらに高みを目指していきたいと思います。

令和元年5月1日 新しい時代も前向きに

 「平成」というひとつの時代が終わり、新しい時代「令和」が5月から始まりました。新しい元号には、平和で争いのない時代を皆で作っていくことへの期待が込められているように感じています。
 川崎市は関東大震災の翌年、大正13年の誕生以来、昭和、平成と常に前向きに新しい挑戦をし、発展し続けてきました。臨海部は、高度成長期の大気環境の悪化から、市民の皆さま、企業の皆さまと協働して新たに環境技術などを生み出し、工業都市としての発展とともに、平成の間に世界が注目するエリアとなりました。また、特に若い世代に選ばれる都市として、人口は増え続け、この4月に152万人を突破しました。
 これまでの時代を築かれた先人から、さまざまな経験、思いを引き継ぎ、私たちは新時代を迎えました。人口減少・超高齢社会は、川崎市も例外なく、近い将来に直面する大きな課題ですが、多様性を可能性として生かし、一人ひとりが持つ力を発揮しながら、課題に向き合い、チャレンジすることで困難をチャンスに変えてきた歴史を糧に、新しい時代も前向きに、川崎に生まれ、学び、暮らしてよかったと思えるようなまちを、皆さまとともに築いてまいりたいと思います。

平成31年4月1日 ともにつくる「最幸(さいこう)のまち かわさき」へ

 今年は、改元によって新しい時代が始まる節目の年となります。全国の人口が減少する中、本市の人口は平成に入って約37万人増えました。151万人の大都市となった現在も人口増加が続いています。これに伴い市税収入は3,637億円となり、平成31年度の一般会計予算は7,591億円で5年連続過去最大となりました。
 しかし歳出面では、社会保障や防災・減災対策、都市機能の充実などの財政需要が増えており、財政状況が厳しい中、当面続く人口増加、その先に訪れる人口減少など、さまざまな課題を解決していくことも重要だと考えています。
 こうした考えのもと、平成31年度予算では、総合計画の理念「最幸のまち かわさき」の実現に向け、高齢者や障害のある人が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる仕組みづくり、子どもを育てやすい環境づくり、地域防災力の強いまちづくりなど、これまで着手してきた取り組みについて加速するとともに、地域コミュニティの活性化を目指す「市民創発」による地域づくりなど、新たな取り組みも意欲的に盛り込んでおります。
 また、喫緊の課題である待機児童対策や多様性社会の実現に向けた「かわさきパラムーブメント」の取り組みなどについても、引き続き進めてまいります。
 新たな時代においても、市民の皆さまとともに、さまざまな課題に前向きに挑戦しながら、誰もが心から人生の豊かさを感じられる「最幸のまち かわさき」の実現に向けて、全力を尽くしてまいります。皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。

平成31年3月1日 全市民で未来に向けた 地域づくりを

 いま文化、スポーツ、ボランティアなど幅広い分野でシニア世代の皆さまがいきいきと活躍されています。本市も昨年10月に75歳以上の人口割合が初めて2桁の10%になりました。また、65歳以上の人口の割合では最も高いのが麻生区の23%、最も低いのが中原区の15%と地域によって高齢化率も異なっています。
 2025年には、全国で800万人いらっしゃる団塊の世代が75歳以上になり、医療や介護などのケアを必要とされる方が爆発的に増えると予測されています。そうなっても、住み慣れた地域で安心して住み続けられるようにさまざまな主体をネットワーク化して地域力を高める取り組みが「地域包括ケアシステム」です。
 私は、いつも“地ケア”の確立が川崎市にとっての最重要な政策だと話しています。川崎市の“地ケア”はケアが必要な高齢者に限ったものではなく、障害のある方や子育て中の親や子ども、今はケアを必要としていない方を含めた全市民を対象に、希薄化した地域の絆をもう1回つくり上げていく地域コミュニティづくりだと考えています。
 川崎モデルの“地ケア”は、川崎の未来を見据えた社会の基礎となるので、全市的な推進体制と各区、さらに細かい地域での取り組みを全力で進めています。これからも、さらに積極的にアクションを起こしますので、市民の皆さまもご参加いただき、一緒に“地ケア”のコミュニティづくりを進めていきたいと思っています。

平成31年2月1日 多様性あふれる豊かな未来へ

 いよいよ東京2020オリンピック・パラリンピック大会が来年開催と近づいてきました。
 市では、東京2020大会に向けた取り組みとして、心のバリアフリーの浸透をレガシー(遺産)として残していくために、平成28(2016)年から「かわさきパラムーブメント」の啓発活動に努めています。かわさきパラムーブメントは、「めざせ!やさしさ日本代表!」をキャッチフレーズに、多様性あふれる豊かな未来をつくることを目指しています。
 これまで、障害者スポーツを「見て、知って、感じて」いただくために最高峰のプレーを間近に観戦する機会や体験イベントなども開催してまいりました。そして、折に触れ述べてきましたが、多様性を尊重する社会には、私たちの意識の変化こそ重要であり、寛容性を持って他者を迎え入れていくことも不可欠だと考えています。
 今月号の特集では、街の風景からパラムーブメントに通じるアクションの一例を紹介しています。誰もが自分らしく活躍し、優しさが街中にあふれ、多くの来街者の方に「川崎に行ってよかった」と思ってもらえる街は素敵です。
 「かわさきパラムーブメント」を今後、時間をかけて川崎市全域に根付いたムーブメントとして発展させていきたいと思います。ぜひ、ご参加ください。

平成31年1月1日 新しい川崎の未来へ ともにチャレンジを

 新年の始まりを健やかにお迎えのこととお喜び申し上げます。
昨年は年末に「川崎フロンターレ」がJ1リーグ連覇という快挙を成し遂げて大いにまちを盛り上げてくれました。他にもスポーツや文化などで世界一、日本一といったうれしいニュースが続き、川崎市のブランドメッセージである「Colors, Future! いろいろって、未来。」のように多彩な才能の華が咲いた一年であったと思います。
 今年は新元号が施行され新しい時代の幕開けの年となりますが、川崎市の平成を振り返ってみると大きな変貌を遂げた時代でありました。平成の30年間の間に人口は実に37万人も増え、いよいよ本年は人口で神戸市を超えて全国で6番目に大きな都市となる見込みです。産業面でも我が国を代表する工業都市から、近年では研究開発機能への転換が進み、学術・研究機関に従事されている方の比率が大都市の中でトップに位置しています。65歳以上人口は8%から20%と約2.5倍に増える一方で年少人口は4.8%減りました。このようにさまざまな変化を柔軟に捉えて、課題をチャンスに変えてきた川崎の歴史を誇りに感じながら、今年も乗り越えるべき課題はたくさんありますが、失敗を恐れず新時代にふさわしい前向きなチャレンジをしていきたいと思います。
 どうか、新しい年が皆さまにとって幸多き素晴らしい一年になりますことを心からお祈り申し上げまして、年頭のごあいさつとさせていただきます。

 

平成30年12月1日 認知症になっても安心して暮らせる川崎へ

 9月29日に市内で行われた「RUN伴(ランとも)」に参加しました。RUN伴とは、「認知症の人と一緒に、誰もが暮らしやすい地域を創る」ことを目指し、認知症の人や家族、支援者、一般の人がリレーをしながら、一本のたすきをゴールに向けてつなぐ取り組みです。200人を超える人が集まり、沿道から声援を送る人も、声援を受けて走る人も、認知症支援の象徴の色であるオレンジ色のTシャツを身に着けていて、その光景は「やさしさ」という温かい空気で街が包まれているようでした。
 川崎市は全国的には、まだまだ若い世代が多い都市ですが、国内及び市内でも認知症の高齢者が年々増加しており、市の推計では2025年には認知症の人は約7万2,000人に達し、65歳以上の高齢者の約5人に1人を占める見込みです。誰もが「私は大丈夫」とは言い切れない割合ですね。
 認知症を正しく理解し、認知症の人やその家族を地域や職場で温かく見守る「応援者」が増えていったら、どんなに心強いことでしょう。家族だけの負担ではなく、社会全体で分かち合うということが必要なのではないでしょうか。
 いつまでも住み慣れた街で安心して暮らせるように、市でも認知症の相談窓口を設け、また、「応援者になりたい」という方を対象とした講座も開催しています。そして、「RUN伴」のような取り組みも推進できるように川崎からこのマインドを発信していきたいと思います。

平成30年11月1日 街に出掛けて、多様な文化に触れませんか

 スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋といわれるように、秋は何をするにも最適な季節です。
 市内では10月、11月に日本最大級のハロウィーンイベント「カワサキ ハロウィン」をはじめ、伝統を継承した郷土色豊かな獅子舞などの民俗芸能が各地で行われたり、「かわさき市民祭り」や「かわさきジャズ」などが開催されるなど、街中で気軽に多様な文化に触れることができます。
 さらに最近は、ストリートカルチャーやエクストリームスポーツなど若者文化が盛んな川崎に、うれしいお知らせが届きました。10月に開催されたブエノスアイレスユース五輪でダンススポーツ競技のブレイキン(ブレイクダンス)で見事、河合来夢さんが2つの金メダルを獲得しました。河合さんは、まさに川崎から生まれた世界のトップダンサーになりました。
 川崎は、日本各地そして世界の国々からも多様な人々が集い、発展してきました。また、異文化を取り入れるだけでなく、伝統的な文化も混じり合って新しい文化を創り出してきたのが川崎の街だと思います。
 川崎市のブランドメッセージに「Colors,Future!いろいろって、未来。」を掲げているのも、多様性が大きな可能性を生むと信じているからです。
 ぜひ、皆さまもこの秋、街に出掛けてさまざまな文化イベントなどを楽しみ、交流も深めていただければと願っております。

平成30年10月1日 大切な命を救うために

 ここ数カ月というわずかな期間で大阪府北部地震、西日本豪雨災害、台風21号、北海道胆振(いぶり)東部地震などが次々と発生しました。それぞれの災害で被災された皆さまに対し、心よりお見舞い申し上げます。古くから言われている通り、私たちは“災害列島”に住んでいることを改めて認識させられます。いざ自然災害がここ川崎で発生した場合、極めて人口密度の高い都市部という環境からさまざまな困難が予測されます。行政としての備えをしっかりと取り組んでおりますが、ご自身、ご家族、地域での自助・共助の準備もぜひお願いいたします。よく消防関係者の間で使われる言葉ですが、「訓練でできないことは、現場(本番)でもできない」の通り、備えなしでは、もしもの災害の時に耐えられないということです。
 さて、今月の市政だよりでは「救急」について取り上げました。市には救急隊が28隊あり、24時間、365日、緊急時に備えています。今夏は記録的な猛暑から熱中症などで救急搬送された方も多く、なんと1日に300件以上救急車が出場する日もありました。昨年の1年間でけがや急病などで搬送された方は市内で6万人を超えて、約7分半に1回の割合で救急車が出場しています。救急車を呼ばなくてもよい状況が一番望ましいのですが、万が一のために救急についても今号で知っていただくきっかけになれば幸いです。

平成30年9月1日 お互いを認め合い、ちがいを豊かさとして

 今、川崎市内では身体、知的、精神障害のある方は約5万7千人いらっしゃいます。そのうち、市の調査では、企業や自宅で働いている方は、身体障害は26%、知的及び精神障害はそれぞれ18%となっていて、就労されている方はまだ一部に限られています。
 市では障害者の就労支援を重要施策に位置付けて、自治体初のチャレンジングな取り組みを含めて企業の皆さんにご協力いただきながらさまざまなことを進めています。
 一人一人の障害の特性を理解し、その個性に合った多様な働き方を市民の皆さん、事業者の皆さんと一緒に創り出していきたいと思います。
 知らないがゆえにつくっている壁(意識)、知ることによって取り払われる壁。知識や経験していないことに対して誤った思い込みや偏見を持ってしまう。
 このようなことが日常のさまざまな場面であり、恥ずかしながら私自身も何度も経験があります。
 私たちは一人一人みんな違う個性を持っています。その個性を最大限に生かし合い、共生する社会を目指すべきですし、川崎市はそのような街でありたいと私は思います。
 職場も、学びの場も、遊びの場でも、健常者も障害者も混じり合うことで、知らなかったことによって作り出された意識の壁を取り払い、個々の可能性をもっと生かせるような社会づくりに皆さんと共に挑戦していきたいと思います。

平成30年8月1日 多摩川の恵みを未来へつなげよう

 この度の西日本豪雨によって被災された皆さまに対し、心よりお見舞い申し上げます。また、被災直後から市職員が現地に赴き支援に当たっておりますが、大変な時はお互いさまの精神で復興に向け、市としてさまざまな形で取り組んでいくことに市民の皆さまのご理解を頂きたく存じます。
 さて、今月のテーマは多摩川です。多摩川も昔から暴れ川として幾多の洪水被害を引き起こすなど時に自然の脅威を感じながらも、多摩川に沿って細長く広がる川崎市はその水によって大きな恩恵を受け発展してきました。しかし、多摩川はわずか一世代で劇的な変遷を遂げます。1950年代まではきれいな川として川遊びや水浴場として利用されていましたが、高度成長の1960年代70年代前半は逆に汚れた川として子どもたちも多摩川に近づかなくなりました。その後、環境意識の向上や下水道の整備などで水質は改善して今ではアユが遡上するほど多摩川はよみがえりました。私も子どもの頃から参加している「多摩川美化活動」に今年も行ってきましたが、河川敷のある多摩区から川崎区まで1万4千人を超える市民の皆さまが一斉にごみを拾う光景は本当に圧巻で、おかげで年々ごみの量は少なくなっています。
 きれいになった多摩川の豊かな恵みを皆さまとともに未来につなげていきたいと思います。そして、多くの市民の皆さまが多摩川に親しみ、川を通じていろいろなものがつながっていければいいなと願っております。

平成30年7月1日 生田緑地へ行ってみてください

 市内外の方から「福田さんの川崎市内おすすめスポットはどこ?」と聞かれることが結構あります。もちろんたくさんのおすすめがありますので、「今の時季ならあの場所のここのポイントは良いですよ」と季節ごとに場所やイベントなどをご紹介するようにしています。
 では、いよいよ夏本番を迎えるこのシーズンはどこと問われれば、生田緑地が必ず候補に入っています。私自身も子どもの頃からよく通っていた所ですが、当時から比べると格段に内容や管理が充実して素敵になっています。ただ「行かれたことありますか?」と逆に尋ねると、意外にもまだ訪れたことがない方が多い印象を受けます。表紙の写真のように、都市部にありながらメタセコイアの林に包まれる感覚を味わえたり、クヌギやコナラを中心とした雑木林、ボランティアの皆さんによる生息空間の保全・管理のおかげもあって貴重な生物も見ることができます。さらに緑地内にある「かわさき宙(そら)と緑の科学館」のプラネタリウムは世界最高クラスの圧巻の星空を体験することができます。
 子どもたちにとっては夏休みの自由研究のお題には事欠かない場所でありますし、すべての世代が行くたびに再発見、感激のあるところです。私たち市民の大切な緑地であり、多彩な魅力を持つ生田緑地を、ぜひこの機会に楽しんでみてください。

平成30年6月1日 健康寿命を延ばそう!

 つい先日、全国に1,888ある市区町村別の平均寿命が発表されてニュースになったことをご存知の方も多いと思います。川崎市内の7区のうち、なんと2つの区が男女とも長寿のベスト10に入りました!とても素晴らしい結果です。では、健康上の問題がない状態で日常生活を過ごしている期間、いわゆる「健康寿命」はどうかとなりますと、残念ながら2010年のデータをもとに国が行った調査では、川崎市は全国平均を下回っています。
 健康を維持しながら長生きすることが理想ですよね。川崎市では国民健康保険の健康や医療の情報を分析して、さまざまな取り組みを行っています。データ分析の中で特に私が驚いたのは、「特定健診」を受診している人と、していない人の医療費の差です。年齢を重ねるごとにその差は開いていくのですが、全年齢平均でも健診受診者の医療費は受診していない人の約半分で済んでいるのです。特定健診の結果を日常生活に生かしていくと生活習慣病の予防につながります。ぜひ、ご自身やご家族、まわりの人たちのためにも特定健診を受診していただき、「健康寿命日本一」を目指して頑張りましょう!

平成30年特別号 ともにつくる 最幸のまち かわさき

 このたび、平成30年度からの4年間の具体的な取組や目標を定めた「総合計画第2期実施計画」と「行財政改革第2期プログラム」を策定しました。
 この計画は、市民の皆様の生活に身近で深く関わりのある内容や、安全・安心な暮らしを支える着実なサービス提供に欠かせない取組が多く含まれていますので、手に取ってお読みいただければ、今後の川崎市の取組全体を知ることができ、私たちのまちの将来像が見えてきます。
 川崎には充実した交通ネットワークや先端産業、研究開発機関の集積、豊富な文化芸術資源等の優れたポテンシャルがあります。まちの将来について、多くの方に関心をもっていただき、「最幸のまちかわさき」の実現に向けて、川崎の未来をともに創り上げていきましょう。

平成30年5月1日 未来へつながる臨海部へ

 「川崎臨海部」。皆さんはこの言葉からどのようなイメージをお持ちになりますか。今から約100年前、まだ川崎市制が施行する前から大規模な海岸の埋め立て事業がスタートし、以来、鉄鋼や石油、エネルギー、物流などを中心に一貫して川崎市とわが国の成長を支え続けています。面積は市全体の実に約2割を占め、法人が納める税の約4割を生み出しているすごいエリアなのです。
 これまで立地企業や市民の皆さん、行政などが一体となった取り組みによって大気環境などが劇的に改善され、産業振興と環境保全が共存する世界が注目するエリアとなりました。さらに、近年は羽田空港の対岸に位置する殿町地区「キング スカイフロント」において、新しい成長産業である生命科学(ライフサイエンス)分野の研究機関や企業が続々と進出し、世界中の科学者、研究者たちが最先端の医薬品・医療機器の開発のために集まってきています。
 これから30年先もここ「川崎臨海部」が日本をけん引する地域であり続けるために、多くの関係者の皆さんと作り上げた「臨海部ビジョン」を3月に策定しました。川崎の南端が世界の最先端であることを市民の皆さんに知っていただき、誇りに思っていただければ幸いです。

平成30年4月1日 「最幸のまち かわさき」を目指して

 全国的に人口が減少に転じる中、川崎市では昨年、150万人を突破するなど人口増加が続いています。これに伴って市税収入は5年連続で過去最大となるなど順調に伸びています。
 その一方で待機児童対策や小学校の整備、社会保障や災害対策といった大都市特有の経費が増え続けているなど、今後も厳しい財政状況が続くと見込まれています。
 平成30年度の一般会計予算は7,366億円であり、前年度に対して3.9%の増となっています。市民の皆さまからは「税収が伸びているのになぜ財政が厳しいのか」という声もお聞きしています。しかし、子育て支援をはじめ、高齢化への対応、災害対策の強化、市民福祉に係る諸施策の充実や活力に満ちたまちづくりを進めるなど、市民の皆さまが安心して住み慣れた地域で暮らし続けられるために必要な対策を切れ目なく推進していかなければなりません。
 市民の皆さまからお預かりしている税金です。最少の経費で最大の効果を上げられるように、これまで以上に緊張感を持って市政運営に取り組んでいきたいと思っています。
 一人ひとりが川崎のまちづくりの主役です。一緒に未来の川崎、幸せのあふれる「最幸のまち かわさき」を創っていきましょう。もちろん、私も先頭に立って汗をかきます。皆さまのご理解とご協力を心からお願いいたします。

平成30年3月1日 「地域包括ケアシステム」、地域づくりへの挑戦!

 まだ「地域包括ケアシステム」という言葉をご存じでない方も多いと思いますが、私は「川崎市にとってこれからの10年で最も重要な課題は何か?」と問われると、必ずこの“地ケアの確立”と答えています。今から7年後の2025年には、全国で800万人いらっしゃる団塊の世代が75歳以上になり、医療や介護、福祉などのケアを必要とされる方が爆発的に増えると予測されています。そうなっても、安心して住み慣れた場所や自ら望む場で暮らしていくためにさまざまな主体をネットワーク化して地域力を高めていこうとする、国を挙げての取り組みが“地ケア”です。
 しかし、川崎市はこの取り組みを単に超高齢社会への準備だけとはとらえていません。ケアが必要になった高齢者だけでなく、子育て中の親や子ども、障害者、さらに、今はケアを必要としていない市民を含めて、希薄化した地域内のつながりをもう一度強くしていく地域づくりこそが、誰もが住み続けたい「最幸(さいこう)のまち かわさき」の実現につながっていきます。防災力や子育てしやすい環境づくり、地域教育力の環境も“地ケア”による新たな地域づくりによって向上できると考えています。
 対象は全ての市民です!川崎らしい“地ケア”のまちづくりに市民の皆さんと一緒に挑戦していきたいと思います。

平成30年2月1日 つながりと地域力で大切な子どもたちを育みましょう

 「紀彦くん、元気?体に気を付けなさいよ」。少し照れくさいのですが、 この歳になった今でも、私には子どもの頃と同じように声を掛けてくださる地域の方がたくさんいます。このような顔の見える関係があるところにコミュニケーションが生まれて、誰もがお互いに大切で必要な存在だということを実感できる素敵な地域になるのだと思っています。
 しかし、残念ながら時代とともに身近な地域の関係が薄れてしまっています。もう一度、身近な所で多世代のつながりや交流を取り戻そうとの発想で公約したのが「地域の寺子屋」です。以来、モデル事業から取り組みを始めて4年目に入りますが、それぞれの地元の皆さまのご協力によりまして、これまで30校以上の学校で取り組みが始まっています。今も昔も変わらないのは、子どもたちにとって、保護者や学校の先生以外の大人たちからあいさつをされたり、褒められたり、時には叱ってくれたりすることもとてもうれしいことなのです。
 ぜひ、私たち大人のつながりと地域力で、大切な子どもたちを育てていきましょう。今後もそれぞれの地域の実情に合わせ、全校実施に向けて進めていきたいと考えています。ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

平成30年1月1日 ともにつくる 「最幸のまち かわさき」

 明けましておめでとうございます。新年の始まりを健やかにお迎えのこととお喜び申し上げます。
 昨年は、川崎市の人口が150万人を突破した他、サッカー「川崎フロンターレ」がJ1リーグ戦で優勝を収め、念願の初タイトルを獲得するなど、明るい話題の多い一年でした。また、私も多くの市民の皆さまからご支援を賜り、市長として2期目を迎え、「中学校給食」、「待機児童の解消」など子育て支援や福祉の充実、教育施策の推進、さらには災害に強いまちづくりなど、さまざまな分野において、スピード感をもって取り組んで参りました。
 本年も、「対話と現場主義」を旨として、私はもちろんのこと職員一人ひとりが皆さまの暮らしの現場に直接出向き、誰もが笑顔になれるまち「最幸(さいこう)のまち かわさき」の実現に努めてまいります。
 市のブランドメッセージ「Colors,Future! いろいろって、未来。」というフレーズを掲げ、「寛容と互助」の精神を大切にしていく考え方を打ち出しながら、川崎に関わる全ての人の力を、まちづくりの原動力として、未来に進んでいきたいと思います。
 これからも、安全安心で、生き生きと活動することができる都市として、さまざまなことに皆さまとともにチャレンジをしていきたいと考えています。
 新しい年が、皆さまにとって幸多き素晴らしい年となりますことを心からお祈り申し上げまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。

平成29年12月1日 皆さんとともに、人と動物が共生する社会を

 現在、高津区にある市動物愛護センターには、多くの犬や猫が収容されています。まだ生まれて間もない赤ちゃん猫や病気やけがをしている子、年を取って少し不自由な犬など実にさまざまですが、どれも大切な命です。
 市では、各種セミナーや教室・イベントなどを通じて「ペットは最後まで責任をもって育ててください」という啓発を行っていますが、本当に悲しいことに軽い気持ちで動物を飼って、途中で投げ出してしまうケースも後を絶ちません。
 川崎市のさまざまな取り組みに共感してくださっている動物愛護ボランティア団体の皆さんや獣医師会などのご協力を得て、収容された犬猫の譲渡会を毎月行っています。私も何度か譲渡会を訪れましたが、新しい飼い主さんを見つけて、一匹でも多くの命を救いたいという温かい気持ちで包まれていることを実感します。それゆえに、動物を飼うなら最後まで大事にしてくださいねと心から願います。
 30年度末に中原区に引っ越しをし、完成する予定の新しい動物愛護センターには「命をつなぎ、命を学べる」をテーマに、これまでは狭くてできなかった市民交流スペースなどを設けます。
 これからも市民の皆さんと一緒に「人と動物が共生する社会づくり」をしっかり進めていきたいと思います。

平成29年特別号 ともにつくる 最幸のまち かわさき

 皆さんは「総合計画」をご存知でしょうか。市役所の仕事は、まちづくりの進め方やめざす将来像を示した「総合計画」に基づいて行われています。
 現在策定中の、「総合計画第2期実施計画」と「行財政改革第2期プログラム」は、今後4年間の市の具体的な取組や目標を定めるもので、皆さんの生活にも深く関わりのある計画です。
 この「市政だより特別号」では、総合計画によるこれまでの取組、本市を取り巻く状況と課題認識や災害対策、少子高齢化、都市基盤の整備などさまざまな課題を乗り越えるための身近で大切な取組を紹介していますので、是非率直なご意見をお寄せいただきたいと思います。
 また、計画の内容を私が直接説明し、皆様からのご意見ご質問にお答えする「市民車座集会」のご案内も掲載していますので、お誘いあわせのうえ是非ご参加ください。
 「最幸のまち かわさき」をみんなで創りあげるため、皆様のご協力をお願いします。

平成29年11月21日 「最幸のまち かわさき」の実現に向けて

 このたびの川崎市長選挙におきまして、多くの市民の皆さまからご支持を賜りました。ご期待にしっかりと仕事でお応えすべく、引き続き「対話と現場主義」で、お約束しました政策の実現をはじめとして「最幸(さいこう)のまち かわさき」の実現に向けて全力で取り組んでまいります。
 ことし、川崎市は人口150万人を突破し、平成42(2030)年まで人口増が続くと予測され、特に若い世代に選ばれる都市として成長を続けている元気な街です。子どもたちの笑顔があふれるまちづくりをこれからもしっかりと進めてまいります。
 一方で、私たちの川崎市も他都市と同様に超高齢社会への歩みを確実に進めており、何らかのケアを必要とする人々が急速に増えていることも事実です。私たちが年齢を重ねてケアが必要になっても、あるいは障害があっても、この川崎市で安心して暮らし続けることができる仕組みをより強固にしていかなければなりません。そのための地域包括ケアシステムの確立に私は全力をあげてまいります。専門職の連携はもちろんのこと、その基礎となる地域のつながりを再び取り戻して、誰もが助け合い、支え合わなければ存続できない関係であることを、私たち市民一人ひとりが認識を深めていかなければなりません。これからの地域づくりのキーワードは「寛容と互助」だと考えます。ぜひ、そのような安心のふるさとづくりを市民の皆さまとともに進めてまいりたいと思います。
 これまでの発展におごることなく、市民生活に最も身近な仕事をする役所としての誇りと気概を持って私を先頭に職員一丸となって「全ては市民のために」を合言葉に働いてまいります。これからも市政に対するご理解と参画をよろしくお願いいたします。

平成29年8月1日 全国から注目される川崎工場夜景

 「夜景」という響きには、なんとなく惹かれるものがあります。
 光り輝く市街地や港の船の明かりなど、夜景にはさまざまな情景があります。また、夜景をテーマにした楽曲も数多くあり、それだけ夜景には人の心を支え、惹き付ける魅力があるのだと思います。
 「工場夜景」のある川崎臨海部は、重化学工業を中心に日本の高度経済成長を支えてきました。現在も、臨海部を中心に製造品出荷額等は約4兆5千億円という産業が営まれています。
観光とは「地域の光を観る」とよくいわれます。まさに川崎と共にある臨海部の産業の姿は、工場から放たれる明かりを通じて、地域の光を観ることにつながります。
 今、注目されている産業観光。川崎工場夜景ツアーは、全国からお客様が訪れるなど、人気を博しています。「工場夜景」の川崎市として、国内ではトップランナーといえます。これからも「川崎を魅せる観光」のひとつとして育みたいと思います。

平成29年7月1日 「人」という宝を大切に、もっと素晴らしい川崎を!

 すでにご存知の方も多いと思いますが、川崎市は150万人都市となりました!私が市長に就任した約4年前は144万人でしたので、本当にすごいペースで人口増が続いています。特に20代から30代の若い世代の方々の転入が多いことに加えて、平成19年以降は毎年1万4千人以上の子どもたちが川崎で生まれています。さらに、今後も人口は伸びる見込みで、ピークとなる平成42年には158万7千人になると推計しています。人口増はまちの活力の源であって素直に喜びたいですが、それに伴って防災や子育て施策のさらなる充実、駅や道路などのインフラ整備など、課題もたくさんあります。今後は、近く到来する人口減少も見据えながら、やるべきことはやる難しい選択をしていかなければなりません。
 次世代に今よりももっと素晴らしい川崎を引き継ぐために、美しい川崎の自然や歴史、伝統、そしてなによりも「人」という宝を大切にし、川崎に生まれ、学び、暮らしてよかったと思えるようなまちを、市民の皆さまとともに築き上げてまいりたいと考えています。

平成29年6月1日 音楽があふれるまちへ

 私が毎年この時期にとても楽しみにしているイベントの一つに「市民合唱祭」があります。あのミューザ川崎シンフォニーホールで朝から晩まで丸2日間に渡って100団体を超える市民合唱団の素晴らしい歌声が響き渡るのです。晴れの舞台で歌っているお顔は本当にステキで、聴いている側も自然と笑顔になります。音を楽しむと書いて「音楽」ってこういうことなのかなぁと感じる瞬間です。
 川崎ではロック、ジャズ、ポップ、クラッシックなどなど、幅広いジャンルの音楽が生で聴けますし、またご自身が演者となれる機会もたくさんあります。まちの大きな魅力にもなっている「音楽のまち・かわさき」の取り組みが、ご自分のものになるような体験をぜひしていただきたいと思います。
 今日も市内のどこかで音楽イベントが開かれています。まちが音楽であふれ、おもちゃ箱をひっくり返したような楽しさを、これからも皆さまと一緒につくり出していきたいと思います。

平成29年5月1日 爽やかな季節、バスで散策はいかがでしょうか

 約33万人!これは、川崎市内を走る路線バスの一日平均の乗車人数です。市バスと4社の民間バス事業者を合わせると、市内には1,000カ所を超えるバス停留所があり、多くの市民の皆さまに身近な公共交通機関として利用していただいています。
 川崎市は全国の大都市の中で平均年齢が最も若い元気な都市ではありますが、着実に高齢化は進んでおり、バスの重要性はさらに増しています。一方で、高齢化による求められる路線の多様化と採算性は必ずしも一致しませんので、バス事業を取り巻く経営環境はとても厳しい時代になっています。
 今回の特集では、市内バス事業の大きな割合を占める市バスを特集しました。普段、通勤や通学などでバスを利用されない方にも路線バスの魅力や安全への取り組みを知っていただきたいと思います。
 これからの爽やかな気候の中、市内の魅力スポットへバスを使って散策するのはいかがでしょうか。バスの座席から見える景色から季節を感じたり、新たなまちの発見があったりするかもしれませんよ。

平成29年4月1日 日本の原風景、日本民家園でゆったりした時間を 

 市内北部に広がる生田緑地。子どもの頃、ここでドングリを拾ったり、枡形山から景色を眺めたりするのが大好きでした。
 そして、この生田緑地に50年前に誕生したのが、日本民家園です。国指定重要文化財を含めた25棟の古民家などが建ち並び、日本最大規模の古民家博物館となっています。海外からも高い評価を受けていて、あの有名なフランスの旅行ガイドブックで3つ星を獲得するなど、多くの外国人観光客も訪れています。
 ひとたび園内に足を踏み入れると、どこか遠くの山村を訪れているのではと錯覚してしまうほどです。
 そして、民家園の魅力は古民家だけではありません。四季折々の豊かな自然に囲まれた民家園では、ボランティアや市民団体の皆さまによる、いろりの火たきや園内ガイド、民具の製作実演、こいのぼりや七夕などの年中行事なども行われています。
 春の日差しを浴びながら、日本の原風景である「ふるさと」古民家を巡り、ゆったりした時間の流れを楽しんでみてはいかがでしょうか。

平成29年3月1日 中学校給食スタート! JAやタニタもサポート!

 私は、市長就任以来、市民の皆さまとの約束である「中学校給食」の一刻も早い導入に向けて、全力で取り組んできました。そして、多くの関係者や職員の協力のおかげで、今年中には全ての中学校で給食がスタートいたします。
 子どもたちが生涯にわたって健康的な生活が送れるように「食育」と「健康づくり」をキーワードに、みんなでいろいろと知恵を絞ってきました。
 それが、「健康給食」です!主要食材は国産にこだわり、ホカホカで温かく、薄味だけどおいしい味付け。野菜は多め、米飯給食90%以上にするなど、とにかく「おいしく」、自然と「健康」になり、みんなが「大好き」な給食。これが、川崎市が考える給食の姿です。
 今後も、「みんなでつくる『健康給食』」をモットーに、さまざまな取り組みを進めていきます。また、JAセレサ川崎との連携による市内産野菜の使用、「タニタ食堂」などでも有名なタニタ監修による献立の提供なども計画しています。
 ついに始まった川崎の「健康給食」。これはまだ第一歩です。「健康給食」への応援、よろしくお願いいたします。

平成29年2月1日 知ればワクワク、活かせばイキイキ

 皆さまは、お近くの市の公共施設はご利用いただいているでしょうか。
 市では、図書館やスポーツセンターなどの施設運営をはじめ、講座やイベントの開催、ICT(情報通信技術)を活用した情報発信や証明書発行など、さまざまなサービスを提供しています。
 今回の特集では、こうしたサービスのほんの一部ではありますが、ピックアップして紹介しています。
 地域の身近な施設の利用や講座・イベントなどへの参加は、生活を豊かにするだけではありません。地域のことを改めて知ったり、普段は接することのない人と出会ったりと、新たな発見につながり、まちに関心を持つ機会になるかもしれません。
 多くの人が、地域、そして市政への関心を持っていただくことで「川崎のまち」はもっと良くなります。これからも、利用しやすいサービスの充実、市政情報の積極的な提供に努めてまいります。

平成29年特別号 世界を、未来を変える、殿町国際戦略拠点「キング スカイフロント」

 川崎市は7つの区、それぞれが、まさに海側から丘陵地帯まで、虹の色のように、多彩な魅力を持っています。
 市域南端の臨海部、羽田空港の多摩川対岸の川崎区殿町地区において、健康・医療・福祉・環境といった人類の課題解決に貢献し、また今後の成長が期待される分野の研究開発拠点「キング スカイフロント」の形成を進めています。
 キング スカイフロントは、世界最高水準の科学技術が集積し、研究開発から新産業を次々と創出することを目指す、オープンイノベーション拠点です。
 現在、最先端の企業や研究機関の立地が進むとともに、良好な研究環境を実現するためのにぎわい・交流機能の充実や羽田空港とのアクセス向上を図るなど、順調に拠点形成が進んでいます。
 キング スカイフロントから生まれるイノベーションの成果を社会に還元し、産業の活性化を通じて日本経済をけん引するとともに、市民の生活に大きく貢献できる拠点づくりに向けて取り組んでまいります。

平成29年1月1日 新しい川崎を生み出していきましょう!

 明けましておめでとうございます。新年の始まりを健やかにお迎えのこととお喜び申しあげます。
 本年も、私をはじめ市職員一同、一丸となって「全ては市民のために」を合言葉に誠心誠意、市政運営に努めてまいります。
 昨年は、市の将来像を示す新たな総合計画の策定や、地域包括ケアシステムの推進、保育所等受け入れ枠の拡充や、小児医療費の通院助成の拡大などに真剣に取り組んだ1年でした。
 本年は、市制100周年の2024年に向けて策定したブランドメッセージにあるように、「川崎に住んでいるとワクワクするな」「楽しいことがいっぱいありそうだな」と思っていただけるようなまちになるように全力で取り組んでまいります。
 子どもたちや高齢者、障害者や社会的マイノリティーとされる方々など全ての皆さま一人一人が自分らしく明るく鮮やかに輝くことで、川崎はもっともっと良いまちになります。
 川崎は1色ではありません。皆さまの思いが多彩な「色」となり、川崎の新しい未来の可能性を広げていきます。
 私は信じています。多様性は、あたたかさ。多様性は、可能性です!
 誰もが暮らしやすい「最幸(さいこう)のまち かわさき」となることを目指して、共に新しい川崎を生み出していきましょう!
 新しい年が、皆さまにとって幸多き素晴らしい年となりますことを心からお祈り申し上げまして、年頭のごあいさつとさせていただきます。

平成28年12月1日  川崎の食を支える卸売市場

 川崎の卸売市場には、全国各地の生産者から、毎日さまざまな生鮮品が届けられています。  
 私も時折訪れますが、場内を回ると青果や魚、花など、たくさんの品物が売られていることに驚くとともに、夏の野菜や冬の魚といった、旬の品物を見て季節の変化を感じるなど、市場の持つ多様な魅力を実感しています。
 市場では、真夜中から卸売業者や仲卸業者、関連事業者や食品衛生監視員など多種多様な人たちが働いています。
 こうした多くの人たちがいることで、安全かつ安定した価格・数量の生鮮品を市民の皆さまに届けることができるのです。
 このことをぜひ知っていただきたいと思い、今回は市が運営している卸売市場を特集しました。紙面を通じて、市場の役割や食への関心を深めていただければ幸いです。
 今後も卸売市場の運営などを通じて、安定的かつ効率的な生鮮品の供給や、食の安全・安心に取り組んでまいります。

平成28年11月1日 これまでも、これからも、市民と共に。川崎フロンターレ!

 ことしは、川崎フロンターレのクラブ創立20周年という記念すべき年です。
 クラブの地域に根差した地道な活動で、市民と選手との間でさまざまな交流が生まれ、多くの市民がフロンターレを応援するようになりました。今では、等々力陸上競技場のホームゲームの平均入場者数は2万人、後援会の会員数も3万人を超えるなど、人気・実力を兼ね備えたクラブに成長しました。
 私も後援会会長として応援に行くたびに、多くの市民に感動をもたらし、地域に一体感を生み出してくれるフロンターレは市民の誇りであり、川崎に欠かすことのできない存在であることを実感しています。
 今回の特集では、フロンターレの懐かしい思い出や、選手やサポーターの皆さんからのメッセージなどを紹介していますので、紙面を通じて20年分の魅力を感じていただければ幸いです。
 これからも、フロンターレと共に川崎のまちをどんどん盛り上げていきましょう。

平成28年10月1日 地域包括ケアシステム

 「地域包括ケアシステム」。私が今後10年間で最も重要な市の施策と考え、これまでもさまざまな場を通じて話していますが、説明の難しさを実感しています。
 そのため、タイトルにある「支え合うまち」といった見えづらいものを具体的に少しでも分かりやすくお伝えしようと、今回は漫画での広報を試みました。まずは、入り口として「地域包括ケアシステム」を知っていただき、関心を持っていただければ幸いです。
 “誰もが地域で安心して暮らし続けることができる”という一見、当たり前のことを行っていくためには、行政だけではなく、多くの皆さまのご理解とご協力は不可欠です。
 地域の中で顔の見える関係をつくり、互いに支え合いながら暮らす。この古くて新しい挑戦に共に頑張っていきましょう。

平成28年9月1日 藤子・F・不二雄ミュージアム5周年

 私が子ども時代に一番読んでいた漫画は、藤子・F・不二雄先生の「ドラえもん」です。ドラえもんの四次元ポケットから次々出てくる「ひみつ道具」にワクワクしたり、困難に立ち向かう主人公たちに感情移入したりと、夢中になって読みました。
 そんな先生の貴重な原画を収蔵しているのが、藤子・F・不二雄ミュージアムです。
 私も開館以来、何度も訪れていますが、訪れるたびに当時の感動がよみがえってきます。また、子どもたちも夢中になって遊ぶなど、どの世代の方も楽しめるミュージアムとなっています。
 海外からのお客様も含め、これまでに230万人を超える方に来館していただいている、まさに日本を代表するミュージアム。「あの藤子ミュージアムがある川崎市」として、市の魅力も一層高まっていると実感しています。
 夢や勇気、人を愛する優しい気持ちなど、先生が漫画で描き続けたメッセージを未来に伝えていくために、これからもミュージアムの魅力を生かしたさまざまな取り組みを進めていきます。

平成28年8月1日 いつまでも地域で輝き続けるために

 私は、川崎を幸せのあふれる「最幸(さいこう)のまち」にしたいと思い、市政運営に取り組んでいます。その中でも、シニア世代の皆さまがいつまでも地域でいきいきと活躍していただけるよう、さまざまな取り組みを進めているところです。
 今回の特集では、教育やスポーツ、文化や自然など、いろいろな分野で活躍しているシニア世代の方たちを紹介しています。特に、「地域の寺子屋事業」は、皆さまがこれまでに得た知識と経験を、次の世代を担う子どもたちの教育や地域課題の解決に力を貸していただける取り組みとして、すでに20校を超える学校で実施しているところです。
 紙面で紹介した取り組み以外にも、地域には新たな出会いや発見などの可能性があふれています。皆さまも、一歩を踏み出してみませんか。
 皆さまお一人おひとりが、地域で輝き続ける社会の実現に向けた取り組みや、情報発信をこれからも進めていきますので、ご理解とご協力をお願いします。

平成28年7月21日 市制100周年へ向けて、ブランドメッセージが決まりました!

 人口約5万人の市として誕生した川崎は、さまざまな人々が移り住み、今や148万人を超える全国で7番目の都市に成長しました。市民一人一人の多様性が、まちに進取の気風や活力を生み、商工業を発展させ、文化・芸術、スポーツを盛り上げ、都市の多彩な魅力を作り上げてきました。
 このブランドメッセージ「Colors,Future!いろいろって、未来。」のロゴマークは、赤・緑・青の光の3原色を表し、混じり合うことでどのような色も生み出せる、このまちの可能性と豊かさを表現しています。
 市制100周年の2024年を控えた今、これまでの川崎が培ってきた「成長力」と「多様性」を生かし、新しい川崎を創造していく好機です。今、まちを盛り上げる取り組みが、地域の中から続々と生まれています。さまざまな思いや可能性を持つ市民、企業、団体等の皆さまと課題を共有し、未来の川崎が私たちにとっての「最幸(さいこう)のまち」となるよう力を合わせていきたいと思います。

平成28年7月1日 休載

 映画監督・樋口真嗣氏との対談掲載のため、市長コラム休載

平成28年6月1日 地域が育む子どもの笑顔

 大都市の中でも人口増加率がトップクラスの川崎市ですが、転入者の約7割は20~30歳代の子育て世代です。多くの子育て世代の方から選ばれている川崎ですが、市では待機児童対策をはじめ、さまざまな子育て支援に取り組んでいます。しかし、それは行政だけではなく、大勢の地域の皆さまによって支えられているのです。
 市では、地域の皆さまのご協力で子育て中のお父さん、お母さんの交流の場やイベントなど、地域全体で子育てを応援するさまざまな取り組みが行われています。今回の特集では、そのうちのいくつかを紹介しています。
 こうした取り組みからも、子どもを安心して産み、育てる環境を築いていくには、地域社会のつながりが何よりも大切です。
 地域の中でお互いの力を少しずつでも出し合い、支え合い、理解し合うことがあらゆる世代にとって住みやすく、笑顔があふれる「最幸(さいこう)のまち」になると信じています。

平成28年5月1日 いのちをつなぐ

 市では、「人と動物が共生する心豊かな最幸(さいこう)のまちかわさき」を目指して、いのちを「まなぶ」「つなぐ」「まもる」をキーワードに、「ひと・どうぶつ MIRAI プロジェクト」に取り組んでいます。今回の特集では、このうち、いのちを「つなぐ」取り組みについて紹介しています。
 特に譲渡会は、新たに動物を飼う際に動物愛護センターから譲り受けるという方法もあることを知っていただく貴重な機会だと感じています。私も昨年、会場を見学しましたが、市民の皆さまの動物愛護に対する関心の高さを実感するとともに、ボランティアの方々の献身的な活動に、感謝の念と共に、頭の下がる思いがしました。動物を飼うということは、家族の一員として一生を共にするということです。今、動物を飼っている方は、最後まで責任と愛情を持って飼っていただくことをお願いします。
 市では、平成31年に新しくなる動物愛護センターの整備やこの4月からスタートさせた動物愛護基金、動物愛護フェアや譲渡会の開催など、さまざまな取り組みを進めていきますので、皆さまのご理解とご協力を心からお願いいたします。

平成28年特別号 川崎の未来がここから始まります。新たな総合計画で、もっともっと住みやすいまちへ。

 このたび川崎市は、皆さんからお寄せいただいたたくさんの声を活かして、新たに「総合計画」を策定しました。
今、川崎市は、比較的平均年齢が低く、人口が増加する活気にあふれた都市ですが、今後急速に少子高齢化が進行することが見込まれています。そのほかにも、都市インフラの老朽化や、産業構造の転換期における経済の活性化など、本市がこれから乗り越えていかなくてはならない課題は、たくさんあります。
 一方、川崎には、充実した交通ネットワークや、先端産業・研究開発機関の集積、豊富な文化・芸術資源等の優れたポテンシャル、そして課題をチャンスに変え、成長につなげてきた「チャレンジ・スピリット」があります。
 地域で活動する市民や団体、事業者等、さまざまな主体が、めざすまちの姿を「共有」し、みんなで力を合わせて、もっともっと住みやすい川崎をつくっていけるように、「総合計画」では、10年後、30年後を見据えて、まちづくりの方向性と、道筋をお示ししています。
 誰もが安心して暮らすことができ、人も企業も元気で、幸せのあふれる「最幸のまち」を、ともに力を合わせてつくっていきましょう。

平成28年4月1日 「最幸(さいこう)のまち かわさき」を目指して

 4月になり、新しい年度が始まりました。
 今月の特集では、市民の皆さまの川崎への思いや、市の取り組みへの期待の声とともに、市が今年度に行う事業や予算について、なるべく身近な話題を中心に紹介しています。ぜひ、ご覧いただき、市が行っているさまざまな取り組みについて、関心や興味を持っていただければと思います。
 また、市では先月、川崎市総合計画を策定したところです。この計画は、10年後も30年後も川崎がずっと暮らしやすいまちであるために、市が目指す将来像やまちづくりの進め方を定めた、市政運営の基本となるものです。今月末には、計画の内容を紹介するための特別号も発行いたしますので、こちらもぜひお読みください。
 これからも、「全ては市民のために」を基本に、幸せのあふれる「最幸のまち かわさき」の実現に向けて、全力を尽くしてまいりますので、皆さまのご理解とご協力を心からお願いいたします。

平成28年3月1日 いざ!というときのために

 東日本大震災から5年。首都圏では、今後30年以内に70%の確率でマグニチュード7クラスの直下地震が発生するのではないかと懸念されています。
 そこで、今回の特集では、ご自身やご家族で防災について考え、話し合っていただくきっかけになればと思い、皆さまに知っておいていただきたいことを紹介しています。
 特に表紙はぜひ保存をして、災害時に備えて活用していただければと思います。
 大地震が起きた時、その被害は私たちが想像している以上に厳しいものになるかもしれません。こうしたときこそ、自主防災組織や町内会・自治会など、近くの人たちとの支え合いが大きな力となります。いざというときに地域で助け合えるように、日頃から交流を深め、話し合っておくことが大切です。
 これからも市では、防災に関するさまざまな情報発信や、災害に強いまちづくりに取り組んでいきますので、皆さまのご協力をお願いします。

平成28年2月1日 やっぱり地域!町内会・自治会への加入を考えてみませんか

 「地域で暮らす」とはどういうことだと思われますか。それは長く住むことだけではなく、私たちが子育てなど、日々の生活の中でさまざまなかたちで地域の人たちと関わりながら、できる範囲でご自身の家庭以外のことも考えて、行動、参加していくことではないでしょうか。
 誰かが誰かを支えているという事実を毎日意識しながら生活することは恐らく少ないでしょう。しかし、これからますます地域の中で顔の見える関係での支え合いが重要になることは誰もが感じていることだと思います。
 そこで、今回の特集では、地域を支えている町内会・自治会のことをあらためて取り上げました。町内会・自治会は、子どもや高齢者の見守りや防災活動、美化活動など、実に多くの活動を行って地域を守ってくれています。
 知っていると思っていた町内会・自治会のことをもっと深く知る、さらに未加入の方はぜひ加入をしていただいて、互いに支え合う活動に参加していただけると、今よりももっと安全で暮らしやすい地域社会ができていくと考えます。

平成28年1月1日 新年明けましておめでとうございます

 新年の始まりを健やかにお迎えのこととお喜び申し上げます。
 本年も私をはじめ市職員一同、最も身近な行政機関としての使命感を持って、「全ては市民のために」を合言葉に誠心誠意努めてまいります。
 さて、ことしはリオデジャネイロオリンピック・パラリンピックが開催されます。この世界的な祭典が目指しているのは、「スポーツの実践を通じて若者を教育し、平和でより良い世界の構築に貢献すること」とされています。その趣旨にのっとり、4年後の東京大会の開催をチャンスと捉えて、さらに先を見据えた「より良い社会の構築」への大きなステップにしなければならないと考えています。
 そこで、今後、市では特にパラリンピック支援に力を入れ、より良い社会への変革に向けたさまざまな取り組みを「かわさきパラムーブメント」として市民の皆さまと共に進めていきたいと思います。
 障害者や課題を抱える子どもたち、高齢者や社会的マイノリティーとされる方々など、誰もが住み続けたいまちづくりへの挑戦を私たちの行動から始めようではありませんか。
 多様性は可能性です!多くの人、新しい産業、考え方を受け入れて成長してきた川崎市民の受容性と寛容さは、川崎をさらに成熟した「最幸(さいこう)のまち かわさき」へと押し上げると信じています。
 ことしも皆さまのご理解とご協力をお願いし、また幸多い一年でありますことを心からお祈り申し上げまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。

平成27年12月1日 障害者雇用で目指す「最幸のまち・かわさき」

 川崎は、昔からさまざまな人たちを受け入れてきたダイバーシティ(多様性)のまちです。他の地方や外国の人、障害のある人などを巻き込んで、その力を成長につなげてきました。
 私は、川崎を成長と成熟が調和する、日本一幸せがあふれるまち、「最幸のまち」にしたいと、市政に取り組んでいますが、さらなる成長と成熟の源は多様性にあると考えています。さまざまな人たちが混ざり合うことで生まれる新たな価値によって可能性が広がり、成長へとつながるのです。
 今回の特集では、従業員の70%以上が障害者である市内企業を紹介しています。私も見学してとても驚きましたが、実際に障害者雇用に取り組んでいる事例を知っていただければ、あらゆる業種で展開が可能なのではないかというヒントにもなると思います。
 これからも市では、障害者の雇用に最も積極的な都市を目指し、さまざまな事例の紹介や、事業に取り組んでいきますので、皆様のご協力をお願いします。

平成27年11月1日 収穫の秋、地元の野菜・果物を食べよう

 川崎では、現在、約700戸もの農家さんが、野菜や果物、花など、さまざまな農産物を皆さまに届けてくれています。私も時々、市内の直売所に行きますが、色とりどりの新鮮な野菜や果物が並んでいるのを見ると、あらためて川崎の農業の豊かさを感じます。
 今回の特集では、今、注目を浴びている、川崎の女性農業者の皆さまによる市内で取れた農産物「かわさきそだち」を使ったさまざまな加工品づくりの取り組みを紹介しています。
 これから冬にかけて、野菜や果物はますます甘みやみずみずしさを増していきます。そして、先月には、宮前区に市内2つ目の大型農産物直売所「セレサモス宮前店」がオープンするなど、川崎の農産物を味わえる機会がますます多くなることでしょう。
 市政だよりでは、これからも川崎の農業について紹介していきますので、市民の皆さまも市内の農産物や頑張る農家さんへの応援をよろしくお願いします。

平成27年10月1日 介護について考えてみましょう

 自分や家族が突然、介護が必要になったら…。現在も人口が伸び続け、大都市の中では最も平均年齢が若い川崎市も、今後、全国平均を上回る勢いで高齢化が進み、2040(平成52)年には、人口の約3割、約45万人が高齢者になると予測されています。 
 まず、私たち一人ひとりが、介護が必要にならないように、健康づくりなどのセルフケアが何よりも大切です。
 それでも、介護はご自身や家族、ご近所などが必ずと言っていいほど関わる、身近な問題なのです。 
 市では、身近な相談窓口として「地域包括支援センター」を各区7カ所程度設置するなど、介護に関するさまざまなサポートを行っていますが、いざというときに困らないためには、まず、身の回りのことを確認しておくことが重要です。
 今回の特集では、介護について考えたり、ご家族で話し合っていただいたりするきっかけとなるよう、市民の健康事情や介護のプロが教える備えポイントなどを紹介しています。 
 市民の皆さまの介護に対する理解をいただきながら、今後も市として介護支援にしっかりと取り組んでまいります。

平成27年9月1日 国勢調査へのご協力をお願いします

 ことしは、5年の1度の国勢調査が行われます。
 国や市では、国勢調査をはじめ、さまざまな統計調査を行っていますが、今月の市政だよりでは、そこから分かった興味深いデータをいくつか紹介しています。
 例えば、大都市で比較すると、川崎市の出生率が24年連続で1位であったり、書籍にかける金額が1位であったり、市民がよく購入した食べ物が何かなど、調査からは本当にさまざまなことが分かります。
 そして、そのデータは市の福祉や防災の計画に生かされている他、商業施設の出店や大学の研究にも活用されるなど、川崎の未来を作るためのさまざまな可能性を秘めています。
 このように市民生活に役立てられている統計調査ですが、その中でも最も対象規模が大きく、重要な調査が国が行う国勢調査です。また、この調査は法律によって回答が日本に住んでいる全ての人に義務付けられています。
 皆さまのお宅に調査員が訪問しますので、ご協力をよろしくお願いします。

平成27年特別号 川崎をもっともっと住みやすいまちに!

 皆さんは「総合計画」をご存知でしょうか。総合計画とは、川崎市がめざす将来像やまちづくりの進め方を定める、川崎市政運営の基本となるものです。川崎市長就任以降、さまざまなご意見をお伺いしてまいりまして、このたび、総合計画の素案をとりまとめました。
 川崎は今も人口が増加するなど元気なまちですが、実はこの元気な川崎も、およそ15年後には人口減少への転換が見込まれるほか、人や都市基盤の高齢化が進んでおり、将来乗り越えなければならない多くの課題があります。
 こうした課題を乗り越え、10年後も30年後も暮らしやすい川崎であるために、川崎市民の皆様とともに力を合わせて取り組んでいこうとしている内容を、この「市政だより特別号」でわかりやすくご紹介しています。ぜひご覧いただき、率直なご意見をお寄せいただきたいと思います。
 みんなが大好きなまち川崎の未来を、共に創りあげてまいりたいと思います。

平成27年8月1日 川崎の母なる川

 梅雨が終わり、暑い季節がやってきました。今月の市政だよりでは、多摩川の歴史や文化、その魅力を紹介しています。
 「川崎」の地名が「川の先」「川前(さき)」に由来していたり、市章のモチーフになっていたりと、多摩川は昔から川崎の「母なる川」であり、市のシンボルとなっています。
 花火大会やアユの遡上(そじょう)などが話題になることの多い多摩川ですが、それ以外にも、川崎のことを知るためのキーワードがたくさんあります。
 例えば、歴史の視点で見てみると、江戸時代、多摩川の水で育ったお米はすし飯に最適と、江戸の町で評判になったそうです。そして、多摩川梨が全国に知られた明治時代、洗剤の泡で水面が見えなくなるほど水質が悪化した高度成長期、環境対策や下水処理場の整備などによりアユたちが戻ってきた現在と、多摩川はその時代ごとにさまざまな姿を人々に見せ、市民の歴史とともに流れ続けてきました。
 今回の特集で多摩川をもっと知っていただき、それをきっかけに川崎がどんなまちなのか、その成り立ちや歴史・文化に興味や関心を持っていただければと思います。
 来るべき市制100周年に向けて、皆様に川崎への愛着や誇りをもっていただけるように、これからも市では、川崎の持つさまざまな魅力を発信していきます。

平成27年7月1日 「親になるなら川崎市」を目指して

 「かわさき市政だより」は、1949(昭和24)年に「川崎市市政時報」として創刊し、前号まで通算1115号を発行してきましたが、今月から紙面をリニューアルしました。
 今回のリニューアルでは、全てのページをフルカラーにするなど、皆さまの生活に大切な情報を分かりやすくお伝えし、また魅力ある紙面となるようにさまざまな改善を行いました。
 リニューアル後の第1号となる今回は、市の子育てに関する取り組みと、それを支える地域の皆さまをご紹介しています。
 市では、待機児童対策の他、さまざまな子育て支援に取り組んでいますが、それを支えていただいているのは、多くの地域の皆さまです。
 お父さん、お母さんが安心して子育てをするためには、行政だけではなく、地域社会のつながりや人材、資源をうまく生かし合うことが大切です。
 子育ての不安を解消し、安心して子どもを産み、育てられる地域社会を実現することで、少子化に歯止めをかけ、同時に、女性も男性も安心して働き続けることが可能になります。安心して子育てができるまち、「親になるなら川崎市」と言われるように、市では引き続き子育て支援に全力で取り組んでいきますので、ご協力をお願いいたします。

平成27年6月1日 ボランティア、始めてみませんか?

 私は川崎を幸せあふれる「最幸(さいこう)のまち」を目指して市政に取り組んでいます。もちろん、「幸せとは何か?」という答えはそれぞれ個人によって違うと思います。しかし、人が幸せだと感じる時には一定の法則があるそうです。その一つは、自身が他者から必要とされ、人から頼られている時であったり、逆に他者に尽くしている時だそうです。まさにボランティア活動のことではないでしょうか。
 市では、福祉やまちづくり、子ども、文化・芸術、スポーツなど、さまざまな分野で多くのボランティアの皆さまが活躍されていますが、今月の市政だよりでは、何人かの皆さまに始めたきっかけをお聞きしてみました。ボランティアをきっかけに地域を知り、人と交わり、笑顔に出会うことができれば、それはとても幸せなことではないでしょうか。
 きっかけは何でもいいと思います。テレビで見たから、友達に誘われたから、学校で聞いたから、面白そうだから、興味があるから…。何かしてみようかな、そう思ったときが「行動する時」です。
 そこには思いがけない出会いや発見があるかもしれません。
 地域で顔の見える関係をつくり、互いに支え合う社会こそ誰もがずっと住み続けたい「最幸のまち」なのではないかと思っています。一歩を踏み出してみませんか。

平成27年5月1日 地域の里山は川崎の宝です

 桜の季節が終わり、新緑の季節がやってきました。市役所通り沿いのイチョウ並木も青々とした葉を茂らせています。
 今月の市政だよりでは、市内の緑地、里山の魅力をお伝えしています。川崎には北部を中心に魅力的な緑地、いわゆる里山がたくさん残されています。
 里山はその名の通り、人の手が入らなければすぐに荒廃してしまいます。例えば、下草刈りや間伐をちゃんとしないと、木々が鬱蒼(うっそう)としてしまって光が入らず、若い木は枯れてしまいます。また、散策を楽しむには、落ち葉拾いなどの清掃も必要です。市では、これらの作業を、地域で活動している市民の皆さまのお力を借りながら進めています。豊かな里山が残されているのは、それを守り育てている人たちがいてくれるからこそなのです。
 鳥の声に耳を澄まし、虫たちを観察し、木々の緑を感じながら里山を歩いてみると、地域の自然や歴史、文化を感じることができます。さらに、里山が環境学習の場になったり、獅子舞などの伝統芸能が披露されたりするなど、川崎の里山はさまざまな可能性を秘めています。
 散策には絶好のこの季節、ぜひ市内の里山に出掛けてみてください。きっと川崎の魅力を再発見していただけると思います。

平成27年4月1日 川崎を「最幸」のまちへ

 春風の爽やかな季節を迎え、いよいよ新年度が始まりました。新しい職場、学校などで新たなスタートをきられた方もいらっしゃるかと思います。
 今年度の各事業は、私が市長に就任して初めて本格的に編成した予算となります。皆様からお預かりした大切な税金を使って、川崎を最幸(さいこう)のまちにするためのさまざまな芽を育てていきたいと考えています。
 私は常々、自分たちのまちは自分たちでつくるという考え方、これがまちづくりの基本だと思っています。そのためにも、まず、市の現状の取り組みや今後の方向性を市民の皆様にしっかりと知っていただくことが大事です。皆様と情報を共有し、ご意見をしっかり伺いながら、私たちの力を結集していけば、川崎は必ずもっと暮らしやすい、暮らし続けたいまちへと進化していきます。
 今月の市政だよりでは、市が行う取り組みのごく一部ですが、なるべく分かりやすくお伝えしようと試みています。取り上げたいくつかの事業では、実際に担当している職員が登場し、内容や課題、意気込みなどを紹介しています。紙面を通じて、市が行っているさまざまな事業について、関心や興味を持っていただければと思います。
 今後も、市政だよりやホームページなどの広報媒体を使って、市ではどんな事業をやっているのか、そのために必要な財源はどうなっているのか、そして、どんな地域があって、そこにはどんな歴史があり、どんな人たちが関わっているのか、ということを発信していきます。
 「全ては市民のために」を合言葉に、私をはじめ職員一丸となって全力を尽くしますので、ご協力をよろしくお願いいたします。

平成27年3月1日 地域が支える井田病院

 井田病院は、市内中部の井田山に位置し「地域がん診療連携拠点病院」「結核医療」「緩和ケア」などの特徴を持つ病院です。
 施設の老朽化や、今後の高齢化に伴う医療需要の増大などに対応するため、21年から再編整備工事を行っていましたが、この春、全面開院を迎えることとなりました。
 今回の全面開院によって「がん医療」「救急医療」などを中心にさらに機能が強化されます。また、井田病院の特徴でもある「結核医療」「緩和ケア」などについても、引き続き力を入れて取り組み、地域の中核となる病院として役割を果たしてまいります。
 今回の特集を通じてあらためて実感したことは、井田病院が医療スタッフの他、地域の開業医やボランティアの皆さまによって支えられているということです。このうち、ボランティアの皆さまの活動は、介護、院内展示・案内、園芸など、さまざまな分野にわたっており、病院にとってなくてはならない存在です。まさに「地域が支える井田病院」といえます。
 患者さんがより快適に過ごせるよう、市立病院をさらによくしていくためには、市民の皆さまの力が必要です。
 これからも、医療の質や患者サービスの向上に向けて、私をはじめ職員一丸となって全力を尽くしていきますので、ご協力をお願いいたします。

平成27年2月1日 スポーツ、始めてみませんか

 寒い日が続いていますが、皆様は家に閉じこもりがちになっていませんか。運動不足は心臓病や脳卒中などの生活習慣病の要因の一つとされています。
 以前、市で行ったアンケート調査によると、市民の約8割が運動不足を感じているそうです。私も運動不足を感じている1人です。
 健康で生き生きと暮らすには、暮らしの中で適度な運動を取り入れることが大切ですが、寒い   冬はスポーツを始めるにはなかなか難しい季節です。
 そこで、今月はこれからスポーツを始めたいと思っている人におすすめの情報をお届けしたいと思います。
 市内でスポーツを身近に楽しむことができるスポーツセンターでは、初心者でも楽しめる体操、ストレッチ、ダンス、球技などさまざまなスポーツ教室が行われている他、体育館などを個人で利用できるスポーツデーなどの取り組みを行っています。
 さらに、市内の銭湯では、スポーツの後にお風呂に入って温まれる「スポ銭(せん)」を行っていますが、この季節ならではの面白い取り組みです。
 市では、市民1人1人がスポーツを身近に感じ、もっと楽しむことができるよう、これからも「スポーツのまち・かわさき」の推進に取り組んでいきます。
 まだまだ寒い時期が続きますが、ぜひ皆様もスポーツを始めてみませんか。私も、何か始めてみようと思っています。

平成27年1月1日 明けましておめでとうございます

 皆様のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げますとともに、ことし一年が明るい話題にあふれた、良い年になりますよう願っております。
 1月1日祝日に放送される新春特別番組では「川崎を元気にする地域でのコラボレーション」をテーマに、地域で活躍している3組の皆さんとトークを展開します。今月の市政だよりでは、3組の取り組みを一部ご紹介しますので、放送とともにご覧ください。
放送日時:1月1日祝日午前10時半~10時45分。tvk(テレビ神奈川)

平成26年12月1日 冬こそ、節電!

 先日、日本人のノーベル物理学賞受賞で話題にもなった、発光ダイオード(LED)。LEDを使った照明は、消費電力が少ないため、節電に大きな効果があります。その節電について、先日、テレビなどでも活躍している、市の環境アドバイザーの末吉竹二郎氏から、「再生可能エネルギーの導入など、エネルギーを創り出す取り組みも重要だが、家庭でのエネルギーの節約にこそ伸びしろはある」という興味深い話を伺いました。そこで、早速、市内の家庭の電気使用量について調べてみました。
 その結果、私も初めて知り大変驚いたのですが、家庭で最も多くの電力を使用するのは冬なのだそうです。節電というと、クーラーの28℃設定など夏を思い浮かべる人も多いかと思いますが、実は、「冬こそ節電」することが重要なのです。今月の市政だよりでは、各家電の節電メニューなどを紹介していますので、ぜひ、参考にしていただき、環境にもお財布にも優しい冬にしてください。
 一人一人が身近にできる節電の取り組みは、地球温暖化の改善にもつながりますので、これからも皆様のご協力をよろしくお願いします。

平成26年11月1日 秋、川崎の魅力を再発見

 すがすがしい季節になりました。週末など、どこかにお出掛けするような計画はありますか?今月は市内ではありますが、“普段より少し遠出”のプランをおすすめしたいと思います。
 私は日々、多くの市民の皆さまとお話しする機会をいただきます。その中で気付かされることの一つが、北部地域にお住まいの方は南部地域には訪れるチャンスが少ないこと、同様に南部にお住まいの方は北部には…というように、市の地形が細長いこともあって、仕事以外での南北の交流が少ないことです。
 これはとてももったいないことだと感じています。市内には身近で魅力的なおすすめスポットがたくさんあります。
 例えば、川崎駅から歩いて行ける川崎区の富士見公園では、少し古いエピソードですが、ドラマ「男女7人秋物語」の有名なシーンに登場したあのイチョウ並木が、この季節には黄金色に染まります。また、宮前区の名刹・影向寺には、なんと樹齢600年の「乳イチョウ」が威厳を放っています。多摩区の生田緑地に足を向けると、国の重要文化財の古民家がいくつも立ち並ぶ日本民家園を借景に色付くモミジや、メタセコイアが迎えてくれます。こちらの広場で家族や仲間と一緒にお弁当を広げるのもいいでしょう。
 さらに、色鮮やかな紅葉の他にも、秋は市内の各地域でにぎやかなイベントがめじろ押しです。市を南北につなぐ南武線やバスに乗って、いつもより少しだけ足を延ばしてみると、きっと新たな魅力、発見があります。
 いつもと違う商店街をぶらっと歩いてお買い物、いつもと違う飲食店で秋の味覚を楽しむなど、ぜひ、この秋は川崎の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか?
 私も気付いていなかった魅力を探しに、市内散策に出掛けてみようと思っています。

平成26年10月1日 だまされないぞ、消費者トラブル

 私たちの生活は、物やサービスがあふれ便利になった反面、インターネット通販をはじめ、さまざまな購買方法の普及などにより、トラブルに巻き込まれてしまうことも多くなりました。そういったものを「消費者トラブル」といいますが、今、その代表格がインターネットなどに関するものです。特に通信サービスなどの契約は、とても複雑で、規約・約款などは文字も小さく分かりにくいものもあります。さらに、インターネット通販のトラブル、不当請求やワンクリック詐欺などのトラブルも多くなっています。
 また、最近はこれらの手口がより巧妙化しています。そこで、今月の市政だよりの2面では、こうしたトラブルの事例や対策、クーリング・オフ制度などを紹介していますので被害の未然防止に役立てていただきたいと思います。
 先日、受け取った「市長への手紙」には、「高齢の母がしつこい勧誘に遭い困っていたところ、消費者行政センターに相談をしたら、相手の業者と交渉をしてあっという間に解決してくれました」とつづられていました。少しでも不安や不審に思うことがある場合は、消費者行政センターへご相談ください。きっとお役に立てることがあると思います。
 これからも、皆様とともにトラブルの未然防止に取り組み、安心して生活できるまちづくりを進めてまいります。

平成26年9月1日 9月9日は救急の日です

 皆さんは、救急車について、どんなイメージをお持ちですか。
 命に関わるような病気やけがのときに、最も頼りになるのが救急車です。以前、私の家族が救急搬送された際、救急車の到着までに119番の電話口で応急手当を指導してもらい、到着した救急隊員の活動も非常に頼もしく思いました。
 市民の皆さんの暮らしを守る取り組みとして、命を救う最後のとりでともいえる救急車の体制整備は非常に重要ですが、年々、出場件数は増え続け、今後も高齢化などにより増加が見込まれる中、昨年は、5年前と比べて約7千件も多い出場件数となりました。
 出場件数と同様に搬送者数も増加していますが、入院の必要がない軽症の患者さんの搬送も目立っています。自分自身の症状がすぐにも命に関わるのか、専門的な知識のない方は判断に迷うこともあり、動揺のあまり119番通報してしまうこともあるかもしれません。明らかに緊急性があるときはためらわずに119番通報をしていただきたいのですが、このままでは、本当に救急車が必要な重症患者が発生した場合、対応の遅れが予想されます。
 今月の市政だよりの2面では、急な病気やけがをした場合の連絡先やホームページを案内しています。救急車を必要な人に使っていただくために、緊急性がないときには他の手段を使ってください。
 救急車を本当に必要としている人のために、救える命を救うために、皆さんのご理解とご協力をお願いします。

平成26年8月1日 多摩川の自然を体いっぱいに感じよう

 昔から、多摩川は歌に詠まれるほどアユのすむ清流として知られていました。江戸時代には多摩川のアユは将軍に献上されたり、特産品として売られたり、明治の中期から大正の末期には、多摩川沿いに料亭、宿が並び、観光客は屋形船から鵜飼いの光景を楽しんでいたそうです。
 私の親世代の方たちの中には、子どものころに多摩川でびしょびしょになって川遊びをしたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 そんな自然豊かな多摩川ですが、私が子どもだった高度成長期には、生活排水の流入などで 水面には洗剤の泡が浮かび、多くの生き物たちが姿を消しました。しかし環境対策や下水処理場の整備などが進んだ結果、水質が改善し、現在ではたくさんのアユや生き物たちが多摩川に戻ってくるようになりました。
先日も多摩川美化活動に参加してきましたが、水質も河川敷も確実にきれいになっていることを実感しました。
 このように多摩川は、各世代の人々にその移りゆくさまざまな姿を見せてきました。
 現在、多摩川では春にはユキヤナギが咲き夏には花火大会、秋には川崎国際多摩川マラソン、そして冬にはバードウオッチングと一年を通じてさまざまな楽しみ方があります。
 その他、野球場やマラソンコースなども整備され、スポーツ愛好者や、健康づくりを実践される方々の憩いの場にもなっています。
 皆さんもぜひ、多摩川に出掛けて、水と緑にあふれた自然を体いっぱいに感じてみてください。
そして次の世代のために、今よりもさらに親しみのある、すてきな多摩川となるように一緒に育んでいきましょう。

平成26年7月1日 皆さんと共に、川崎を一歩先へ、もっと先へ

 大正13年(1924年)に県下で3番目の市として誕生した川崎市は、ことし7月1日に90周年を迎えました。
 人口4万8千人からスタートした川崎市も今や約145万人を擁する大都市へと変貌を遂げました。
 私は、昨年11月に市長に就任し約7ヶ月がたちましたが、この記念すべき節目の年を市民の皆さんと一緒に祝うことを、大変うれしく思います。
 川崎市の90年を振り返りますと、戦災や急激な経済成長に伴う公害問題など、いくつかの困難に直面しましたが、先人たちの知恵と努力で乗り越え、今日の発展があることを思い起こしますと、市政を担う市民の代表者として、あらためて未来の川崎への責任を強く感じるところです。
 市長就任以来、川崎を幸せのあふれるまち、「最幸」のまちにしたいと考え、市政運営に取り組んでいますが、これからも市民の皆さんから「川崎にずっと住み続けたい」、また市外の人からは「川崎に住んでみたい」と言われる魅力あるまちにしたいと思います。
 「川崎を一歩先へ、もっと先へ」、当たり前の感覚を大切にして「対話」と「現場主義」を基本に市政運営に取り組み、川崎の未来を切り開いていきたいと思います。それには市民の皆さんお1人お1人の知恵と力が必要です。次の10年、100周年に向けて、ぜひ一緒に新たな川崎をつくっていきましょう。

平成26年6月1日 地元の野菜果物を食べよう

 私は時々、麻生区の農産物直売所「セレサモス」に行きます。色とりどりの新鮮な農産物が所狭しと並んでいるのを見ていると、改めて川崎の都市農業の豊かさを感じます。買い込んだ野菜にかじり付くと、採りたてのみずみずしさに驚き、子どもたちも大喜びで食べています。
 北部を中心に、現在、約700戸もの生産農家が、新鮮な農産物を皆さんに届けてくれています。「地産地消」が可能なのは、こうした元気な農家の皆さんのおかげなのです。先日も若手農業者の皆さんと意見交換をしましたが、皆さんの農業にかける情熱には本当に圧倒されました。
 最近は、日本の農業が見直される機運も高まっています。農業は安全・安心な食物供給だけでなく、環境の保全や景観形成にも役立っているのです。私たちの川崎は、産業都市であるとともに、素晴らしい都市農業のまちでもあるのです。
 都市農業が持続していくためには、市民の皆さんの応援が不可欠です。現在、子どもたちが農業を知り、体験してもらうために「農」プラス「食育」という意味の「食農教育」も地元の農業者の皆さんの協力で始めています。また「セレサモス」には「食育ソムリエ」もいらして野菜料理のレシピも紹介してくれたり、アドバイスもいただけたりします。皆さんはどんな野菜料理がお好きですか。夏に向かってますます野菜や果物がおいしくなっていきます。
 「医食同源」と言いますが、顔の見える農家の皆さんが丹精こめて作ってくれた野菜は私たちの健康のもとです。皆さん、地域の農産物直売所や八百屋さんで、川崎の野菜や果物を買っていただいて「地産地消」で健康を維持しましょう。

平成26年5月1日 地域活動にシニア世代の力を

 新しい年度が始まって1ヶ月が経ちました。学校や職場で新しい門出を迎えられた市民の皆さんも多いのではないでしょうか。また、現役を退かれ、地域で新しい一歩を踏み出されたシニア世代の方々も数多くいらっしゃるかと思います。
 私は、川崎市を幸せのあふれるまち、「最幸」のまちにしたいという思いで、市長就任以来取り組んできました。川崎が日本で最も幸福なまちとなるためには、誰もが日々の暮らしの中で、いきいきと輝いていることが大切だと考えています。特に経験と知識が豊富なシニア世代は地域の宝物です。川崎には元気で高い意欲を持ち、社会のために役に立ちたいと思っておられるシニア世代の方々が多くいらっしゃいます。そのような方々に是非、現役時代に培われた経験を活かして、地域でボランティア活動やコミュニティビジネスなどに参加していただきたいと思います。
 川崎市では地域で活躍していただく取組として今年度から「地域の寺子屋事業」をスタートします。地域ぐるみで子どもの教育をサポートする仕組みづくりや、シニア世代の経験と知識を活かして多世代で学ぶ生涯学習の拠点づくりを進めていくために、全市7校の小学校でモデル的に開講していきます。今後もシニア世代の方々がその豊富な経験と知識を活かして地域課題の解決に取り組むなど、地域に貢献しながらいつまでも輝くことができるまちづくりを進めてまいります。
 このように、次代を担う子ども達や地域課題の解決に是非、皆様の力を貸していただきたいのです。
 地域の中で、それぞれお持ちの力を少しずつ出し合えば、もっともっと川崎は魅力に溢れた「最幸のまち」になると信じています。

平成26年4月1日 安全・安心で温かい中学校完全給食の実施に向けて

 子育て環境の充実に向け、市民の皆さんから多くの声が寄せられています。その中で「中学校完全給食の導入」については、「待機児童の解消」とあわせ、就任直後の昨年の12月から推進組織をつくって、速やかに取り組みをスタートさせています。
 全国的にみると、公立中学校での完全給食の実施率は8割を超えていますが、これまで、川崎市では、家庭からの弁当を基本として、希望するときに弁当を購入できるランチサービスを全校で実施してきました。ただ、このランチサービスを利用する生徒は少なく、働くお母さんなどから完全給食実施の強い要望をいただいていました。実際、先日行ったアンケートでも小学6年生、中学一年生の保護者の約8割が小学校のような給食を食べさせたいと回答されています。
 私は、こうした期待に応えるべく、育ち盛りの中学生を食の面からサポートできるよう、「栄養バランス」の確保はもちろんですが、「安全・安心で温かく」、「おいしく」、そして「さらなる食育の充実が図られる」中学校給食の実現に向けて、いま全力で取り組んでいるところです。
 特に、成長期である中学生は、将来、大人になっていくうえで、健全な食習慣を身につけていく大切な時期でもあり、食育の視点を大切にしていきたいと考えています。
 これから、平成28年度の中学校完全給食の実施に向け、今年度のできるだけ早い時期に実施方針を策定して、必要な施設整備を進めていきます。皆さんに「導入して良かった」と感じていただける給食の提供に取り組んでまいります。

平成26年3月1日 区民車座集会にぜひご参加を

 私の市政運営の基本は、「対話」と「現場主義」です。誠心誠意、人の話に耳を傾けながら、議論を重ねていく「対話」を通じてこそ、信頼関係が生まれ、そこから一歩先へ進めることができ、さまざまな成果が生まれてくるのだと思います。
 さらに、どんどん市民の皆様の現場に足を運ぶ「現場主義」を実践し、「対話」を重ねることが重要と考えています。
 こうした取り組みの一つとして、1月27日は麻生区、そして2月21日には川崎区で、「区民車座集会」を開催いたしました。
 限られた時間ではありましたが、多くの方々にご参加いただき、私も含め、参加者の方たちが輪を囲み、まさに車座になって、各区の地域課題をはじめ、さまざまなご意見をいただくことができました。
 今後の市政運営に参考となる建設的な意見もあり、大変有意義な時間であったと考えております。
 私は、市民の参加なきところで、よいまちづくりはできないと考えております。第3回目は、今月の24日に、中原区役所で開催しますし、順次各区で実施していきますので、ぜひともご参加いただき、さまざまなご意見・ご提案をお寄せください。
 今後とも、市民生活の現場にお伺いし、皆さんの意見を直接お聞きしながら、「対話」と「現場主義」の市政運営に取り組んでまいります。

区民車座集会(麻生区)の様子

区民車座集会(麻生区)の様子

平成26年2月1日 最先端の環境技術で力強い産業都市へ

 川崎市は、高度経済成長期に産業で日本を牽引する都市として大きく成長する一方で、公害問題に悩んでいました。しかし、市民・事業者・行政が一体となって公害を克服するための取り組みを進めた結果、今では世界でも指折りの環境都市となっています。この公害を克服する過程で蓄積されたさまざまな環境技術を活(い)かし、産業交流、技術移転による国際貢献を目指し開催しているのが川崎国際環境技術展です。
 ことし6回目を迎える「川崎国際環境技術展2014」では、およそ140もの企業・団体による、優れた環境技術の展示や、国内外から多数の政府・企業関係者の来場を予定しています。
 過去5回の開催では、さまざまな商談が行われており、国内外で数多くのビジネスが生まれています。県内初の民間メガソーラー建設もこの技術展がきっかけとなっています。
 会場では、「世界に羽ばたく川崎」と題し、行政や市内企業の環境技術による海外展開事例を紹介するとともに、クリーンエネルギーとして注目を集める水素に関する企業や行政の取り組みを展示するほか、燃料電池自動車などのエコカー試乗体験会を実施するなど、興味深いイベントも用意しています。また技術展と連携して、先進的な環境技術・戦略の情報交換の場となるアジア・太平洋エコビジネスフォーラムも開催します。
 この国際環境技術展を通じて、本市が「力強い産業都市」となるために、多くの「川崎発の新たな産業技術」を生み出していきたいと考えています。ぜひ会場に足をお運びいただき、川崎の最先端の環境技術を実感してください。

平成25年12月1日 一本の信号機

 はじめまして、新しく市長に就任いたしました福田紀彦です。
 私はこれから身近な「市民市長」として、新しい川崎市政を市民の皆さんと一緒につくっていきたいと思っています。まちづくりに最も大切にしたいのは、私たちの住むまちのことは、自分たち自身の力でつくり上げていこうという「市民自治」の精神です。
 私は、父の転勤で学生時代の一時期を米国の片田舎で暮らしていましたが、ある日、学校帰りに友人が「あそこの交差点は危ない。信号機が必要だと思わないか?一緒に信号設置の運動をはじめようよ!」と言うのです。
 当時、この田舎町には信号機がまだ二、三本しかなかったので、“なんて無茶な話をするんだろう。僕たち高校生にできるはずはない”と最初思ったのですが、そこから私たちの挑戦が始まりました。
 翌日から高校生の運動が始まり、最初はクラスに呼び掛け、親たちが加わり、さらに地域の諸団体を巻き込み、市議会や市長へ声を届けたのです。
 そして、数ヶ月後、信号が点りました。友人とともに信号を見上げた時、『僕たちにもまちがつくれるんだ』と実感しました。一本の信号機は、私の市民自治の原点となりました。
 誰かがやってくれるのを待つのではなく、自分たちで提案し、動き、つくっていく。一人ひとりの市民には、そうした知恵と力があると信じています。
 私は、どんどん皆さんの暮らしの現場に出掛けていき、直接声を聞かせていただきます。お約束した「区民車座(くるまざ)集会」には私自ら出向きます。どうぞ、気楽に声を掛けてください。皆さんからの提案を楽しみにしています。

 皆さまは「地域包括ケアシステム」をご存知でしょうか。
 聞いたことがある方や実践していただいている方も、いらっしゃると思いますが、知らないという方も、まだ多いと思います。
 地域包括ケアシステムは、平成28年から進めている取り組みで、少子高齢化による人口減少や超高齢社会の到来が見込まれる中、子どもから高齢者まで、全ての方を対象に、誰もが住み慣れた地域や自らが望む場で安心して暮らし続けることができる地域を目指す取り組みです。
 医療や介護の分野におけるさまざまな専門家が連携して一体的なケアを提供することも、この取り組みの一つです。「システム」という名称ですが、決して難しいものではなく、地域における見守りの活動や、日頃からの挨拶や交流などを通じた顔見知りの関係づくりも地域包括ケアシステムの取り組みとなります。
 今号では、若者へのインタビューを通じて、地域包括ケアシステムについて分かりやすく紹介していますので、ぜひ、この機会に理解を深めていただきたいと思います。
 新型コロナウイルス感染症の拡大という大変厳しい状況が続いたことで、地域におけるつながりづくりの機会が希薄になっているとの声も届いていますが、地域包括ケアシステムにおいては、相談や交流の場など「顔の見える関係づくり」が何より大切です。
 今秋は、新型コロナウイルスの感染防止対策を万全にしながら、市民祭りや各区の区民祭をはじめとした、さまざまなイベントが再開しております。ぜひ、イベントなどを通じて、地域でのつながりの重要性を感じていただきたいと思います。
 引き続き、地域の皆さまにご協力をいただきながら、誰もが住み慣れた地域や自らが望む場で安心して暮らし続けることができる地域の実現を目指してまいります。

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