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【報道発表資料】 企画展「英伸三 映像日月抄 そのときのあのこと あのときのそのひと」を開催します
川崎市市民ミュージアムは、企画展「英伸三 映像日月抄 そのときのあのこと あのときのそのひと」を令和7年11月8日(土)から向ケ丘遊園中和ビル(多摩区登戸)で開催いたします。
英伸三は1960年代から写真家として活動し、戦後の繁栄と発展の裏側に潜むものを丁寧に読み解くことで、諸問題が複雑に絡み合う日本社会の姿を浮き彫りにする作品を制作してきました。本展では、長年にわたり地方の農村が抱える問題を記録した作品のほか、沖縄や九州から上京する少年少女の姿をとらえたシリーズ、視覚障がい者の教育現場と就職の実態に迫った初期作品など、約60点の写真作品を展示します。
英の作品に通底するのは、人々の生活の変化の過程で失われてゆく風景、置いてきぼりとなった人々や忘れかけられた存在に対する、温かく真摯なまなざしです。その写真はそこに写された人々の存在が今日の私たちの社会とどのように結びつき、どんな意味をもつのかを問い続けます。
【開催概要】
会 期 令和7年11月8日(土)~12月21日(日)※火曜日休室
会 場 向ケ丘遊園中和ビル2階(〒214-0014神奈川県川崎市多摩区登戸2735)
開催時間 10:30~17:00
観 覧 料 無料
主 催 川崎市市民ミュージアム
協 力 日鉄興和不動産株式会社
【作家略歴】
英 伸三 はなぶさ しんぞう
1936(昭和11)年千葉市生まれ。東京綜合写真専門学校卒。
日本写真家協会名誉会員。農村問題などを通じて日本社会の姿を追い続けた。1992年から中国の上海と江南一帯の明、清時代の面影を残す運河沿いの古鎮を訪ね、「改革・開放」の近代化政策によって姿を変えていく街の佇まいと人々の暮らしぶりを記録している。
1965年 個展「盲人―その閉ざされた社会」とアサヒカメラ「農村電子工業」で日本写真批評家協会新人賞
1971年 写真集『農村からの証言』で日本ジャーナリスト会議奨励賞
1982年 写真展「桑原史成 英伸三ドキュメント二人展」で第7回伊奈信男賞
1983 年 写真絵本『みず』でボローニヤ国際図書展グラフィック賞
主な収蔵先 川崎市市民ミュージアム、東京都写真美術館、清里フォトアートミュージアムほか
【関連イベント】
(1) アーティストトーク「私と彼らの映像日月抄」
開催日時:令和7年11月9日(日)15:00~16:30
会 場:向ケ丘遊園中和ビル2階 展覧会会場
(2)対話型鑑賞会「まなざしの泉 じっくり見る、語る、聞く。」
会場で作品を前にして、写真に写された人々や景色についてお話をしながら鑑賞します。会話を通じて思いがけない気づき、ひとりでは見えなかったものが見えてくるかもしれません。
開 催 日:令和7年11月29日(土)17:00 ~ 19:00
会 場:向ケ丘遊園中和ビル2階 展覧会会場
(3) アートカードワークショップ「SEA PHOTO CARD 何が見える?いろんな海を見つけて みよう!」
アートカードを使って、いろいろな写真家の海の写真を見てゆきます。海は環境や時代によって自由自在にその表情を変化してゆきます。身近にあって知らない海の奥深さをみんなで考えましょう。
開 催 日:令和7年11月30日(日)14:00 ~ 16:00
会 場:多摩市民館実習室(〒214-0014 神奈川県川崎市多摩区登戸1775-1)
(4)講座「英伸三の写真 その表現の連なりと深遠」
開 催 日:令和7年12月5日(金)14:00 ~ 15:30
会 場:宮前区役所向丘出張所2階会議室(〒216-0022 神奈川県川崎市宮前区平1丁目1-10)
(5) 学芸員による展示解説
開 催 日:令和7年12月13日(土)16:00 ~ 16:30
会 場:向ケ丘遊園中和ビル2階 展覧会会場
※各イベントの詳細は、川崎市市民ミュージアムWEBサイトを御確認ください。
【展覧会図録】
川崎市市民ミュージアムのオンラインショップにて、令和8年2月頃発売予定。
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資料に関するお問い合わせ先
川崎市市民文化局川崎市市民ミュージアム
住所: 〒215-0021 川崎市麻生区上麻生6-15-2 川崎市市民ミュージアム
電話: 044-712-2800
ファクス: 044-712-2804
メールアドレス: 25museum@city.kawasaki.jp
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