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【報道発表資料】 「今、何の病気が流行しているか!」の情報提供について(令和7年第14週)
市内の定点医療機関から提供された感染症の患者発生情報をもとに市民提供情報である「今、何の病気が流行しているか!(令和7年第14週)」を作成しましたのでお知らせします。
報道発表資料
第14週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)感染性胃腸炎 2)流行性角結膜炎 3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎でした。
感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は4.92人と前週(8.14人)から減少しましたが、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
流行性角結膜炎の定点当たり患者報告数は2.11人と前週(2.44人)から横ばいで、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者報告数は1.54人と前週(2.03人)から減少し、例年並みのレベルで推移しています。
今週のトピックス
“知っていますか?~E型肝炎~”について取り上げました。
E型肝炎は、主にE型肝炎ウイルスに汚染された水や食物の摂取により感染するとされており、国内においても、生又は加熱不十分な肉等の喫食が原因と推定された事例があります。
E型肝炎の主な症状は、吐き気、腹痛等の消化器症状や発熱等です。通常は自然に改善しますが、まれに劇症化し死亡することもあります。特に、妊婦が発症した場合は劇症化しやすく、致死率が25%に達することもあるといわれています。
E型肝炎ウイルスは加熱で死滅するため、感染原因と考えられる豚レバーや鹿肉等は中心部までよく加熱してから食べることが重要です。また、流行国に渡航する際は、生水の摂取を避け、ミネラルウォーターや煮沸した水を飲みましょう。
資料に関するお問い合わせ先
川崎市健康福祉局保健医療政策部感染症対策課
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-2441
ファクス: 044-200-3928
メールアドレス: 40kansen@city.kawasaki.jp
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