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【報道発表資料】 「今、何の病気が流行しているか!」の情報提供について(令和7年第19週)
市内の定点医療機関から提供された感染症の患者発生情報をもとに市民提供情報である「今、何の病気が流行しているか!(令和7年第19週)」を作成しましたのでお知らせします。
報道発表資料
第19週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)水痘 2)感染性胃腸炎 3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎でした。
水痘の定点当たり患者報告数は4.15人と前週(1.97人)から横ばいで、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は3.50人と前週(4.44人)から横ばいで、例年並みのレベルで推移しています。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者報告数は1.91人と前週(2.64人)から横ばいで、例年並みのレベルで推移しています。
今週のトピックス
“こんな病気知っていますか?~レジオネラ症~”について取り上げました。
レジオネラ症は、水中や土壌中等に生息するレジオネラ属菌を原因とする細菌感染症で、重症の肺炎を引き起こすレジオネラ肺炎と、一過性の風邪様症状を呈するポンティアック熱に大別されます。レジオネラ肺炎は38℃以上の高熱や咳に加え、下痢等の消化器症状を伴うこともあります。
川崎市における過去5年間のレジオネラ症の発生状況は、性別では男性に多く、年齢階級別では50歳代以上が91.9%と報告の大部分を占めています。高齢者は肺炎を起こす危険性が通常より高く、適切な治療がなされなかった場合は命にかかわることもあります。病状が急速に進行し、呼吸困難や意識障害等が出現することもあるため、症状の変化には十分注意し、早めに医療機関を受診しましょう。
資料に関するお問い合わせ先
川崎市健康福祉局保健医療政策部感染症対策課
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-2441
ファクス: 044-200-3928
メールアドレス: 40kansen@city.kawasaki.jp
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