1-3-(1) 良好な都市景観形成の推進
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現状と課題
- これまでのまちづくりにおいては、増加する人口への対応や右肩上がりの経済を背景として、機能性や経済性を重視してきた側面が見受けられましたが、改めて身近な自然や地域が育んできた歴史、地域資源などを活かしたまちづくりを進めていくことが求められています。
- 都市が成熟期を迎える中で、魅力的な都市に向けたさらなる取組が一層重要になり、来訪者に良い都市イメージを与えるとともに市民生活にうるおいと活力を与える、魅力にあふれた質の高い景観の形成が必要となっています。
- 市民による旧東海道や大山街道など地域の歴史資産を活かした街なみづくりや、安心して住み続けられるまちづくりにむけた地域活動などが活発化しており、これらの市民の関心の高まりをまちづくりに活かしながら、市民・事業者・行政の協働による取組を推進することが大切です。
- 広域的な拠点形成をめざして再開発事業が進められている川崎駅や小杉駅周辺地区は、本市における首都圏からの玄関口に位置するため、拠点地区にふさわしい、魅力ある都市の景観形成を進め、本市がめざす広域調和・地域連携型まちづくりを推進するあらたな川崎の顔づくりの実現を図ることが必要となっています。
- 多摩川と本市の歴史的つながりは深く、市民の憩いの場や自然とのふれあいの場として親しまれています。この豊かな多摩川の自然環境を都市の景観形成に活かして、自然環境と調和したうるおいのある街なみ形成を進めていくことが重要となっています。
施策課題
現状と課題を踏まえ、以下の施策課題に取り組みます。
(1)良好な街なみづくりの推進
- 旧東海道や大山街道などの歴史的地域資源を活かした、市民による街なみづくりに向けた取組を支援します。
- 景観資源を活かした市民発意型の景観づくりを、持続的に推進するためのしくみを確立し、まちのコミュニティづくりに寄与します。
- 川崎駅周辺地区及び小杉駅周辺地区の大規模な再開発においては、市の拠点にふさわしい顔づくりを計画的・効率的に進め、都市イメージの向上を図ります。
- 研修会やフォーラムの開催、インターネットなどによる情報発信を通じて、景観施策の情報提供や啓発活動の一層の展開を図り、地域の主体的な景観形成の取組を推進します。
- 都市景観条例及び景観法の活用を図りながら、都市景観形成基本計画の改定作業を行い、市民にわかりやすい施策を推進します。
具体的な事業と事業目標
(2)景観に配慮した公共空間づくりの推進
- 公共スペース景観形成ガイドラインを活用し、景観づくりの基本的な考え方を示すことにより、景観に配慮した施設整備の誘導を図ります。
- 市民のうるおいの空間となっている多摩川周辺の街なみ形成をめざしたガイドラインを策定し、多摩川や周辺の環境と調和した魅力的なまちづくりを推進します。
- 地域の街なみなどの良好な景観形成を図るため、河川などの公共空間の景観づくりを進めます。
- 大師地区などにおいては、国で行われている国道409号の整備と連携し、地域と協働による景観形成に向けた検討を進めます。
具体的な事業と事業目標
お問い合わせ先
川崎市総務企画局都市政策部企画調整課
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-2550
ファクス: 044-200-0401
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