公文書館企画展示
公文書館企画展示「あなたに伝えたい記録と記憶-公文書館所蔵資料から-」
第13回 1930年代を考える~世界・日本・川崎~
【開催期間】 令和4年4月1日(金)から9月30日(金)まで
※月曜、祝日は休館日です。
(休日が月曜日に当たるときは、当該日の直後の休日でない日も休館)
開館日の詳細については、カレンダーをご覧ください。
【開館時間】 8:30~17:00
【場所】 川崎市公文書館(川崎市中原区宮内4-1-1) 1F ロビー
アジア・太平洋戦争における日本の敗戦。
多くの命が犠牲となった日本の戦争は1945年9月2日の降伏文書の調印を以て終結しました。
なぜ、日本は戦争へと突き進んでいったのか。
この問いは、研究者のみならず我々日本人が戦後一貫して問い続けてきた問題でした。
日本は明治維新以後、欧米列強を中心とする国際秩序に参入し、日清戦争・日露戦争での勝利などによって国際的地位を確立していきました。1919年、第一次世界大戦の戦後処理をめぐるヴェルサイユ講和会議では戦勝国として参加し、国際連盟では常任理事国に列なりました。国際化の時代において日本は順調にその地位を確立していったように見えます。しかし、1930年代の日本は軍縮や国際協調が謳われていく時代にあってその流れに逆行するかのように戦争へと向かっていくことになります。
1930年代は日本が戦争へ突入していったという点からも史実を押さえたうえで検討・考察していくべき時代であると考えられます。
今回の企画展は、歴史を見ていくうえで「マクロ」から「ミクロ」な視点へ展開していくようにしました。世界の動向を踏まえ、さらに日本の動向を確認し、そのとき川崎はどのような状況であったのか、歴史的公文書を読んでみることで1930年代を考察してみてください。
戦争へ突入していく時代なのか、違った側面も見出せるのか、それぞれの視点で歴史を考えてみて頂ければと思います。
多くの方のご来館をお待ちしております。

お問い合わせ先
川崎市 総務企画局情報管理部公文書館
〒211-0051 川崎市中原区宮内4丁目1番1号
電話:044-733-3933
ファクス:044-733-2400
メールアドレス:17koubun@city.kawasaki.jp

