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ウイルス検査

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2014年3月5日

コンテンツ番号51528

目的・概要

『感染症発生動向調査』

市内での流行ウイルスの調査を行い感染症のまん延を防止するため、感染性胃腸炎、インフルエンザ、手足口病、無菌性髄膜炎、咽頭結膜熱などについて、川崎市内の定点医療機関で採取され検体を用いてウイルス分離検査や遺伝子検査を行い、解析を行っています。

インフルエンザウイルスの電子顕微鏡画像

インフルエンザウイルスの
電子顕微鏡画像

『食中毒ウイルス検査』

食中毒はウイルスが原因で発生することがあり、主にノロウイルスが原因とされています。

ノロウイルスは冬季に発生が多く、ウイルスが蓄積された生カキなどの食品や患者の糞便、嘔吐物が原因となり、腹痛、下痢、嘔吐などの胃腸炎症状が起こりますが、感染経路が複雑で感染源を特定することが難しいという問題もあります。

これら食中毒の原因を調査するため、患者の糞便や原因とされる食品について、主にPCR法というウイルス遺伝子を増幅する方法を用いて検査を行います。

『ウイルス分離検査』

ウイルス性疾患の中には、日本国内で患者が出ていないものの、海外渡航によって発症する感染症も多くあります。

昨今の地球温暖化や交通網の発達等によって新たなウイルスが日本国内に常在する可能性も示唆されています。

患者の症状や疫学情報からそうしたウイルス性疾患が考えられる場合は、検体が搬入されウイルス検査が行われます。

また、デング熱やウエストナイル熱は蚊が媒介するウイルスです。ウイルス検査室では、市内で捕集された蚊がこうした蚊媒介性ウイルスを保有しているかどうかを調べる検査も行っています。

アカイエカ

アカイエカの顕微鏡写真

方法

(1)PCR検査

患者の血液や糞便のほか、食中毒検査の場合は原因とされる食品等から、特定の薬品等を用いてウイルスの遺伝子を抽出し、PCR法という方法によりウイルス遺伝子を増幅させます。

ウイルス遺伝子の抽出

ウイルス遺伝子の抽出

 

増幅させた遺伝子は、電気泳動の後UV照射写真撮影を行い、目的のウイルス遺伝子が増幅したかどうかを目に見える形で確認し、陽性か陰性かを判断します。

ウイルスについてより詳しく調べたい場合は、シークエンサーという機器や解析ソフトなどを用いて遺伝子配列を解読します。

遺伝子配列を調べることにより、現在流行しているタイプとの比較やウイルスの変異箇所などの情報など、疫学解析に有用なデータを得ることが出来ます。

電気泳動による目的ウイルス遺伝子の確認

電気泳動

UV照射写真撮影によるウイルス遺伝子の確認

UV照射写真撮影による
ウイルス遺伝子の確認

ウイルスの遺伝子配列

ウイルスの遺伝子配列

(2)ウイルス分離培養検査

患者に感染し症状を引き起こしているウイルスを特定するために、細胞を用いた分離培養を行います。

ウイルスは特定の生きた細胞内で増殖するため、ウイルスを含んでいると考えられる患者検体を細胞に接種し、ウイルスを培養します。

ウイルスが細胞の中で増殖すると、細胞変性効果(CPE)という変化が現れ、顕微鏡下で確認することができます。ウイルス及び細胞によりCPEの形態も異なり、そこからウイルスを推定することができます。

CPEを確認してもウイルスの種類が判定できない場合は、遺伝子検査や赤血球凝集抑制試験など、更なる検査を行い、ウイルスの種類を確定していきます。

細胞培養

細胞培養

赤血球凝集抑制試験(HI試験)

赤血球凝集抑制試験(HI試験)

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