【ともに伝える】イラストで伝える猫との暮らし
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【ともに伝える】イラストで伝える猫との暮らし
「人と動物のきずなプロジェクト~ともに伝える~」の新たな企画をスタートします。
絵を描き始めて20年、猫と暮らし始めて30年の愛猫家 細谷製作所さんに、猫との暮らしをイラストとともに連載いただきます。
日常生活の中で猫が見せるさまざまな姿~時に愛らしく、時にいたずら、時に哀愁漂う姿~を表現いただきます。
イラストから伝わる猫との生活をご一緒に、お楽しみください。


プロフィール
作家名 細谷製作所
(作家名をho(ホォ)から細谷製作所に変更いたしました)
独学で絵を描き20年
第28回紙わざ大賞準入選
第3回CLASSICS the Small Luxury Design Award
2023 審査員特別賞受賞
第5回文房堂アワード 金丸真賞受賞
2024年Bologna国際絵本コンクール挑戦中
この度、エッグンワークス 第7回ノートブックの表紙デザイン で受賞されました!
エッセイ 「猫と」
第23回 最終回「猫と」
2023年11月から開始した「猫と」イラストエッセイですが、1年と4ヶ月、ジョジョとリリも14年の歳月が流れました。
最近では食事事情が良くなったのか、ものすごく長生きする猫ちゃんも増えていますね。20年なんて結構ざらだったりして、20年と言えば赤ちゃんが成人する年月、当然人間よりは寿命が短いので、見送らなければなりません。
その時のことを考えると憂鬱ですが、実はこの時間の概念というのは、今しか無いようなのです、過去には戻れず明日にも行けない、なので "今" なのですね。
だから今日も精一杯の愛で猫と共に、これからも生きたいと思います。長いようで短い間でしたが、ありがとうございました。紹介していただいた、小倉さん、担当の大塚さん、本当にありがとうございました。
世界中に幸せな猫が増えますように、そして動物に携わる人が幸せでありますように。
ではまたいつの日か。

第22回 "HUG"
最近の世界を見ていると、なんだか元気がでません。
皆さんはどうでしょう?
めっきりTVは観なくなって、SNSが主流になりました。
そんな私の心情を知ってか知らずか、動物系の動画が流れてきます。
そんな中で、つい涙してしまうのが、動物と人間のハグする映像です。
豚だったり猫だったり、アヒルや子象、中には魚なんていうのもあります。
ある外国人の動画では、毎日ロバが家にやってきて、ドアを覗いて、主人が「おいで」と呼ぶと入ってきてハグしてもらうのだそうです。
動物もスキンシップすることで癒されるのですね。
うちの猫を抱きしめると、とっても嫌そうなのは何故なの?




第21回 名称その2
猫のお腹のたるみにも名前があります。
"プライモーディアルポーチ" というそうです。ルーズスキンとも、そっちはそのままじゃないか?と思いますが、猫の背中の皮や首の皮も柔らかくできていますね。多分これは敵に襲われた時、肉まで到達しないように設計されているのではないかと推測します。
しかしポーチって、センス良いですよね!
他にも足先のことを、前足の途中にある肉球から先のことと、後ろ足の足先から踵までのことを "ポー" というそうです。
各部位の呼び名も可愛いなんて、とっても癒されます。
【プライモーデイァルポーチ】


第20回 名前あったの?
先日Xを見ていたら、猫の部位の名前が出ていてほっこりしました。
猫の耳の外側付け根にある小さな袋状の部分、あの部分名前があったのですね?
ヘンリーのポケットと言います。
以下抜粋
ヘンリーとは、磁気・電波の研究家、ジョセフ・ヘンリーの名に由来するそうです。聞くところによると、音の高低を耳にあるこのフリル(ポケット)内で分離増幅させ、獲物の出す高周波音を鮮明にしているといわれています。「ラットとマウスが出す鳴き声の範囲、22~70kHzをヘンリーのポケットが聞きやすく増幅するのに役立つと考えられている」
しかし、このことをジョセフ・ヘンリーが解明したわけではなく、伝統的にその名で呼ばれてきたというだけ。
ということでした。
ヘンリーのポケットって、中々使う機会がは無いけれど、とっても可愛い呼び名ですね。

第19回 想像力
スマートフォンの普及によってとても便利になりました。
最近感じるのは、記憶やその記憶を思い出すこともしなくなったしまったなぁと、だってまた検索すればよいから。
私の尊敬するアーチストは、写真も撮らず、スケッチもぜず、脳内記憶だけで、絵を描くのだそうです。それを読んでハッとしたのです。
記憶しないで済む時代なのかもしれないけれど、とこかそれでは良くないような、これは自分で意識して、脳を使わないとと感じたのでした。
つまり、言語を持たない動物とコミニュケーションをとることは、声色や表情や仕草で動物の感情を読み取ることが、私達の心を育ててくれるのではないかと思います。
今回は12月ということで、クリスマスっぽい絵にしてみました。


第18回「抱っこ」
猫たちを抱っこしたりして、想いをつたえるのですが、もしかして、抱かれているのは私のほうなのではないだろうか?
腕の中や、膝の上、脚の間で猫は包まれている時、私達の心は猫に抱かれているのではないかと思うのです。


第17回 窓の外は雨
ベランダに行きたいと、毎朝ねだるリリ。
雨が降っている時は、自分の目で確かめないと、納得しないのです。
窓を開けると、外の匂いとベランダが濡れているのを見て、雨の日は諦めます。
足元にずっとついてきて、私の顔を見上げます。
愛おしくて、抱きしめてもそれには、喜びを表してくれないのがまた、もどかしいところですが。


第16回 「そんなに見つめないで」
昔、しばらくの間、インコを預かっていました。
その当時も猫達がいたので、手の届かないところへ、鳥籠を吊るしていたんです。
【めっちゃ見てる】

【ならんでめっちゃ見てる】

【1人でも見てる〜】

【その先に!】

お水や、炭酸の空き箱は、リリのために、しばらく置いておきます。
囲まれた狭い場所が、小動物にとって安全なので、好むのでしょうね。
でもすぐ出てきてしまうのですが。
【覗くと必ずこっちを見ています】

【たまにはお尻向き】

【家政婦は見た!のテーマにのせて】

第14回「触れていたいの」
人間のスキンシップでは、オキシトシンが出ると言います。
猫もきっとスキンシップでオキシトシンが分泌されていると思います。
でもどっちかというと私のほうが、スキンシップの恩恵にあずかっているのでしょうね!
たまに嫌な顔しますけど

【若干迷惑そうな】

【まあるいフォルムがフィット】

第13回「寝る時は」
夜は、寝よーって誘ってきます。
昼間ほとんど寝ているはずなのに、しかも午前2時半、お腹空いた〜と起こして食べるとまたベッドへ戻る。
さらに4時半また、お腹空いた〜と!
少しずつ食べないと戻してしまうので、大さじ半分くらいの量を小分けしてあげます。
寝る時は必ず私の脚の間で包まれて眠る、重みがたまらないのです。

【朝は少しご機嫌ななめ】

【ほぼ自分のベッドに私がお邪魔してるような?】

第12回「トイレ事情」
私の猫トイレは縦型を採用しています。
一般的には横から入るタイプや、カバーの無いタイプのもので、中に細かい砂タイプや荒目の軽い大粒のタイプ、うちはその中間、尿をしっかりと固めて後から掬い取るようにしています。
縦型のトイレを採用したのは、登り降りがあることで、良い運動になるのではないか?日本の狭い住宅では思い切り走り回ることができないので、少しでも運動になればと採用しました。
昔はそこそこの価格だったのですが、最近は高くなっているようです。
【み、見ないでよ!】

【つつっ!可愛いすぎる】

【このよっこらせが筋肉を!】

第11回「目は口ほどにモノをいう」
目は口ほどにモノを言うと言いますが、猫も目の表情で気分が想像できます。
今回はこの子たちの目の色のお話しです。
小さい時、3ヶ月くらいまでは、キトンブルーといって、黒目以外は青いんですよね。この子達が来てから、初めて知りました。あら?この子たち、目がブルーなんだ!可愛い!と思っていたら、大きくなるにつれ目の色が変わっていきました。
今は、リリがシャインマスカットグリーン!
ジョジョははっさくイエロー!
もういろいろじっくり見ちゃうんです。

【並んで見てる】

【床暖で縮まってます】

第10回「猫というのは、手がかかります?」
知り合いの猫ちゃんは、後ろ脚の踵の裏あたりに腫瘍が見つかり、
「えっそんなところに腫瘍?」とそれを聞いたのが数年前でして、
それから身体をくまなく触ってチェックするようになりました。
月に一度は爪を切って、週に一度はブラッシングして、トイレ掃除は毎日、
ブラッシングも爪切りも苦手な子もいるみたいですが、うちの子達は大人しくさせてくれます。
あ〜手がかかるわぁあ〜手がかかるわぁ。
【ブラッシングぅ】
【大人しく爪切りさせてくれます。】
【全身をくまなくチェック!!】
第9回「猫同士ってニャーでは会話しませんよね?」
なので人の顔を見て、ニャーとか?ニャオ〜とか、ナーとか、ア〜オ〜とか、そのトーンで何か人に要求してるんですよね!
かまって〜とか
撫でて〜とか
うんち出た〜とか
お腹すいた〜とか
外行きたい〜
起きて〜とか?
寒い〜
何か人に要求するときに、鳴くのですね。
動物がわたしに話しかけているって思うとなんだろう、愛が分泌されます。
【撫でて~】
【一緒に外来て〜】
【つまんにゃ〜いかまって〜】
第8回「今年もエッセイよろしくお願いします。」
早いものです。
昔、とても人懐こい野良猫を保護して、ジャニという名前をつけて、外で育った子だから、仕事場に連れて行っていたのですが、他の猫と接触して、伝染病にかかる可能性があるということで、家で留守番させることにしたのですが、短くて7時間、長くて10時間?くらい留守にするので、可哀想だなと、たまたま同じ柄の猫を引き取ることにしました。
留守でも2人なら寂しくないだろって!
この子達は双子なので尚更。
ペアが良いのよ〜。
シンクロが良いのよ〜。
なんでも可愛いのですがぁ〜。
【水を少し背の高い器で】

【ご飯も一緒】

【クッションが猫達のベッドです。】

第7回「猫がスリスリって定番ですよね?」
耳の後ろあたりに、ホルモンの分泌する場所があり、「これは私のもの、僕のモノ」というようなシルシをつけているようなのです。
ジョジョは臆病な性格なので、静か〜で2人きりの時に甘えるのです。
寝る前のテレビを消して、携帯をちょっとチェックしている時なんて、わたしの布団の上でゴロゴロ〜ゴロゴロ〜。
朝の準備を終えてコーヒーを淹れているときに必ず、抱っこしろ〜って来るんです。匂いが合図になっているのかな?
それは私の枕なんですけど!】

【布団の上でゴロゴロォ〜ゴロゴロォ〜】

第6回「ご注意」
リリは、ソファやマットレスの平らな部分を使って、お尻を擦り付ける行為が見られます。
お尻歩きとも言われているようです。
理由は、オスの場合はマーキングの意味もあるようですが、お尻に不快感がある、不快感とは便のキレが悪い、寄生虫の可能性、肛門嚢から出るマーキング液を擦り付けているケースがあるので、動物病院にいって肛門を絞ってもらうこともできます。飼い主が自分でやる人もいるようですが、私はできませんでした。
なのでベッドは立てて、ソファにはクッションを置くなどしてカバーしています。
【お尻歩き】

【朝は少し不機嫌?】

【横顔も可愛い】

第5回「マッサージ効果?」
マッサージをされている人を見ると、見ている人もリラックスするらしいですね。
妻が猫と仲良くしていたり、会話したりしていると、なんとなく嬉しく思ってしまいます。
お風呂前で出待ちしているのは、お風呂から上がった妻が、濡れた手でマッサージしてくれるのを待っています。
「カチャ」っとドアの開く音がすると、「にゃ〜」待ってたぁとばかりに喜びます。可愛い!
【お風呂の前で出待ち】

【まったく力が抜けてる】

【仲良しです】

第4回「リリ(女の子)」
一方女の子のリリは、妻がジョジョと名付けた後、「女の子の名前を考えて」と言われ、ララ?キキ?ルル?これじゃ風邪薬じゃん!3日ほど考えて一番しっくりきたのがリリでした。
とても人懐こく、呼べば来て、ついて回って、ご飯、窓開けて、触って、おっかけっこしよ!抱っこは今じゃない!凄く要求が多くて、そのくせ穏やかで優しい性格。
先日初めて、トイレで鳴いていたので、なんだろ?とトイレを覗くと、出るものがでていない!!今回はお腹をそっと摩ってあげると、解決しました。ほっ。
【時々感情のない表情を見せます】
【ベッドを覗くと振り向いて】

【とても身体が柔らかいです】

第3回「ジョジョです」
顔が少し四角くて、顔はやや大きいのですが、痩せています。
人間っていうのは、猫からするととても大きくて、体重からすると15倍から20倍、巨大でとっても怖いので、人間が座ったり、寝転んだりするときに、少し心を開きます。動物の世界では、猫は小さいほうですから、本能的に危険を察知しなければいけません。
なので耳が良く真後ろにも耳を向けて、いつでも逃げられるようにしています。
懐くのに時間がかかる猫もいるので、猫に寄り添って合わせてあげるのが良いのでしょうね!
ジョジョは10年かかりました。長っ!
性格もいろいろです。
【キッチンの角ですりすり】

【膝で振り向いてうっとり】

【お、落ちる落ちる】

第2回「出会い」
2011年2月8日
猫達がやってきました。
猫の譲渡のサイトで見つけました。
黒猫に白いソックスの双子、野良猫を保護したら身籠っていて、この子達が生まれました。
この一週間前に先方へ面談を兼ねて訪問、そしてこの日、飼う環境にあるか現場確認、一週間のトライアルとなります。しかし一週間お試しでは、まったく懐かず「返そうか?」と話すと、「最後まで責任もったほうが良い!」と一喝!懐くのに2ヶ月を要しました。
猫の年齢は1年から1年半では20歳、その後1年ごとに4歳をとるようです。
小さくてコロコロしている時は短いです。
【来たばかりの頃】

【あれ?髪切った?
一年が過ぎた頃】

第1回「はじめまして」
はじめまして。
作家名をho(ホォ)と申します。
小さな頃から猫や犬が家にいる生活を送っておりました。結婚後縁あって仔猫を拾い、猫との暮らしが始まりました。
絵を描き始めて20年、猫と暮らし始めて30年ほど、今の猫達とは3代目になります。
なぜか今までうちの子達の絵はほとんど描いたことがなかったのですが、今回連載のお話をいただいて、この子達と私達の日常と、猫あるあるなど、イラストと共に綴っていこうと思います。
あっ!猫との暮らしも良いなと思っていただけたら嬉しいです。
なにぶん不慣れなところもあると思いますが、これからどうぞ宜しくお願いします。
リリ(女の子)

ジョジョ(男の子)


お問い合わせ先
川崎市健康福祉局保健医療政策部動物愛護センター
住所: 〒211-0013 川崎市中原区上平間1700番地8
電話: 044-589-7137
ファクス: 044-589-7138
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