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サンキューコールかわさき

市政に関するお問い合わせ、ご意見、ご相談

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2 子どもの参加に関する検証のプロセス (3) 子どもとの対話(2003(平成15)年3月2・16日)

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  • 更新日:

1 権利学習資料

委員:権利学習資料の「わたしもあなたも輝いて」を知っている?

子ども:印象に残っていない。もらった記憶がない。(15人中10人)
配られただけで説明は受けていない。

委員:条例パンフレットや権利学習資料の説明はあった?

子ども:先生から説明があった。
「こういうのがある。暇があったらよんでください。」だけだった。
カードを使って話合い、発表しあった。
先生が説明しないとごみ箱に捨ててしまう人がでる。
暇があったら目を通してという程度だった(中学生のとき配付された。)。
高校(定時制)では配られただけで見ずに捨てる人が多い。

2 川崎市子ども会議(参加した子どもたちのみ)

委員:川崎市子ども会議のファシリテータをどう思う?

子ども:意見を言いやすくしてくれる。
どんなことでも押し付けないで確認しながらやってくれる。
時間を守ってくれる。
子ども会議の子どものなかからファシリテータを育てることは大切で、今はできないかもしれないが将来はそうなるとよい。
先に進めるためには一人でいい。

委員:子ども会議への参加動機は?

子ども:学校のことで言いたいことがあったし、権利について知りたかった。
学校でちらしを配られて面白そうだし、自分で入ろうかなと思っていたら母親にも進められた。
友だちに誘われて。
先生や友だちにも勧められて少し興味をもっていたから。他校の子どもと友だちになりたいという気持ちもあった。
知識が増える。
学校では言いたいことをいうと生意気とか言われるが、子ども会議では皆ちゃんと聴いてくれる。

委員:子ども会議について友だちとの会話では?

子ども:こういう活動をするとばかにされることがある。
皆から「威張っているの?」と言われることがある。
暇はあるけどめんどくさいとか言われる。
誘っても中学受験があるからとか塾があるとか、母親が許さないとか言われる。

委員:自分たちでやっているという感じがする?

子ども:おとなの手のなかで動かされている感じがする。結局ほとんど全部事務局が決めている。
子ども側もおとな任せで自分たちの考えが甘いと思う。
子どもはこうなればという思いは一杯持っているかどうやるのかという手順を持っていない。

委員:サポートや応援してくれる人は?

子ども:ちょうどよい。多くいると話しにくい。
かわいがってくれるし、優しくて面白くて必要。すごく学べる。

委員:参加したくてもできない子どもの意見は?

子ども:アンケートを配って意見を吸収する。
メール、電話を使う。クラスや学年で話し合う場を設ける。
子ども会議の委員でなくてもこれるようにする。

委員:いつも来ていないとわからないということはない?

子ども:毎回やっているふりかえりや資料等でわかる。
途中から誘ったが大丈夫だった。
実際には楽しいのに会議とつくと固いイメージになるので名前を変えたほうがよい。

3 川崎市子ども夢パーク

委員:川崎市子ども夢パークのことをみんな知っている?

子ども:言葉だけを知っているが、どんなのか知らない。
子ども会議の部屋がつくられるというのは聞いている。
運営準備会に参加する子どもが少なくて集めている。新しい意見を聴きたい。施設ができて目に見える形になって「これでできるんだ」と期待している。

4 学校教育推進会議

委員:学校教育推進会議を知っている?

子ども:知らない子ども14人中8人
知っている子ども5人中3人。子ども委員になっている子どもが1人。
聞いたことはあるけど、内容や実際どうなっているかは知らない。

委員:子ども委員の選出方法は?

子ども:人数が多いと選挙で選ぶが、好き嫌いで選ぶ人がいるので、ふさわしくない人が選ばれてしまうことがある。
本当に興味がある子しか参加しない。

委員:学校教育推進会議を知った場所は?

子ども:「生徒会役員をしていたので知った。」「子ども会議の環境部会で知った。」

委員:会議の進め方は?

子ども:最初の年は子ども委員は2、3人だけだったが、次の年は希望者全員で10人位参加している。
子どもの権利についておとな、先生が理解をしてくれないと駄目だと思う。
会議というのは固い印象を与えるという意見があって「○○っ子ニコニコ広場」と言っている。
最初に「学校のいいところについて」で意見を言ったらおとなから「それは違う」といわれてあとの意見が言いにくかった。
興味があっても親が許可してくれなかったり、塾があったりして参加できない子どもがいるから、参加できない子どもの意見を学校でアンケートとか聴けたらいいと思う。

委員:子ども参加による効果は?

子ども:トイレが汚いという意見で実際に見てもらい、毎週掃除が入るようになってきれいになった。

委員:学校教育推進会議に入っている子どもが会議で話し合ったことを伝えている?

子ども:運営委員会はその内容を代表委員が伝えるが、代表は3年生からで大切なことがあっても1・2年生には伝わらない。難しいかもしれないがわかるように5・6年生が伝えにいけばいいと思う。
聴いたことがない。(小学生)
生徒会を通じていろいろと話合いがあると聴いている。(高校生)

5 学校

委員:学校で、権利学習は何の時間にやるの?

子ども:している小学校としていない小学校に分かれた。
総合、道徳、学活でしている。特別な枠ではなく、朝、説明をした。
外部講師を招いて特別授業として学年全体集会という形もあった。

委員:学習しての感想は?

子:権利をわがままに使う子がでる。
自分たちがやることをやってから権利主張すべき。
親に権利もあるけど義務もあると言われる。
けんかをやめるとき使える。相手にも権利があることをいう。言われてふてくされる子もいるが、反省する子もいる。
いくら説明をしてもだめな人はだめ。

委員:CAPは知っていますか?

子ども:CAPをほとんどの子どもは知らない。

委員:中学校での校則に対する意見は言える?

子ども:子どもの意見を聴いているとは思わないというのがほぼ全員の子どもの実感
生徒総会があるが、その場で意見をいってよいことを知らないし、誰もいってよいことに気付かない。
生徒総会は限られた時間内に決まりきった各委員会の報告や予算・決算を行うだけで、先生が流れを作っているのでそれにのるしかない。
生徒が校則を作っているといっても服装程度のものだと思う。学校運営とかに多くの意見を取り入れているものではない。
クラスによってきまりに違いがある。
みんなが守るのが当たり前なのにそれを破る子がでると急に決まりが増えたりすることがある。
こういう風にしてほしいとか言ったけど何とかなることも有ったけど実行されずにそのままだった。

委員:高校での子どもの意見表明は?

子ども:冬でもコード着用が認められなくて、生徒会の子どもや一部の子どもで認められるように話を進めていたが、その話が先生とのやりとりの中で立ち切れになってしまった。
自動販売機の利用時間について、生徒会から意見を出し、改善を求めたが先生からは「それはできない」というだけでだめな説明がなかった。
校則を守らないときは親が一対一で呼ばれたり、校門のところで生活指導担当者から文句を言われたりした。
体育祭や行事当日に、茶髪を子の髪を黒のスプレーで染めたりすることもある。

6 こども文化センター

委員:運営への子ども参加は?

子ども:こ文は低学年用。
低・中学年のときは楽しかった。高学年になるとつまらない。
高学年は忙しいので行けない。
こ文の有料行事はお小遣いの少ない低学年には参加しにくいので無料か安くしてほしい。狭いのでたくさん子どもが来ていると入れない。部屋が少ないのでやりたいことができる場所がない。遠いと行けない人もいるので学校の近くにあるとよい。

委員:意見をいう機会はある?

子ども:ない。みんなで言いに行ったりしたことはある。聞いても実行されない。

委員:こども文化センターが中高校生が集う場所となるが、どのような場所にしたいか話し合う会合があったら入ってみたい?

子ども:呼びかけられたら入ってもよいと思う。

7 その他

委員:その他に何か意見はある?

子ども:障害のある子どものために車椅子のまま使えるエレベーターをつけてバリアフリーにしてほしい。
市では、教育振興計画案で高校教育を変えていこうとしている。学年制が単位制へ移行し、定時制が5校から2校に削減される。そのうち1校は3部制になる。生徒の手紙や市民の会も請願者を出している。私たちの意見を取り上げているようには感じられない。

お問い合わせ先

川崎市こども未来局青少年支援室

住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

電話: 044-200-2688

ファクス: 044-200-3931

メールアドレス: 45sien@city.kawasaki.jp

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