平成20年度景観バスツアー
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今年度のバスツアーでは、参加者のみなさんに、川崎市の北部、南部の2コースで「これぞ川崎」を感じさせる景観スポットを巡っていただきました。現地を歩きながら景観形成の説明や写真撮影ポイントを紹介し、参加者のみなさんには実際撮影をしていただきました。
また、最後には、その日見た景観スポットを撮った写真で振り返りながら、意見を交換を行いました。

北部編

開催日
平成21年2月1日(日)

当日ルート
高津駅改札前集合⇒大山街道都市景観形成地区⇒二ヶ領用水宿河原堀⇒生田緑地⇒新百合山手都市景観形成地区⇒新百合丘駅周辺都市景観形成地区⇒麻生区役所

当日開催風景

高津駅改札前集合に集合した後、大山街道都市景観形成地区まで徒歩で移動しました。ここは、かつての街道の面影を残しながら安全な道にしていくため、市と地元市民により、街なみデザインのルールに沿った景観形成が進められています。また、大山街道の歴史資源を活かしたさまざまな市民主体の取り組みが行われています。

次に、二ヶ領用水までバスで移動しました。ここでは、用水沿いの緑と遊歩道のある水辺の景観が楽しめます。また、春には美しい桜のトンネルになります。また、地元市民による桜や用水の美化活動や地域活性化イベントが行われています。

次に、同じ多摩区にある生田緑地に向かいました。ここでは、北部丘陵の豊かな自然景観が楽しめます。また、枡形山展望台から多摩川及び登戸の街並みが眺望できます。

最後の景観スポットとして、新百合山手都市景観形成地区を経由して、新百合丘駅周辺都市景観形成地区に向かいました。ここは、区画整理により新しく作られた市街地において、市と地元市民・事業者により、街なみデザインのルールに沿った景観形成が進められ、建物のデザイン、オープンスペースのデザイン、緑や色彩・看板等が調和した景観形成が見られます。

麻生区役所に移動し、グループごとに、各スポットで撮った写真の中から5 枚を選び「本日のベスト景観5」を発表していただきました。

ベスト景観写真(一部)

ベスト景観写真(一部)
最後に参加者の皆さんへアンケートを行ったところ、下記の意見、感想をいただきました。一部を御紹介いたします。
<アンケートより>
- 案内の方々の説明が分かりやすかった。新興都市と思っていた川崎市の歴史づくりの努力に驚いた。
- 資料での写真は季節ごとに場所がきれいに撮られていて、春、秋の想像がついて良かったと思います。
- 普段気がつかない様な所を見せて頂いてありがとうございました。
- 景観づくりに力を入れている事がよくわかった。
- ただ見るだけでなく、いろいろな視点から景色をみて、調和のとれた町。きれいな道を維持するためには、行政も個人も協力してゆかなければならないのだと感じた。
- 日頃見ないところをたくさん見ることが出来た。班の人と今後つながりができる様な気がしました。
- スタッフの方が頑張っていたのがよく伝わった。

南部編

開催日時
平成21年2月8日(日)

当日ルート
川崎駅改札前集合⇒千鳥町⇒東扇島東公園⇒武蔵小杉駅周辺⇒中原市民館

当日開催風景

川崎駅改札前に集合した後、駅の西口に移動しました。ここは、地域の再開発と併せて街なみデザインのルールを作り、川崎市の玄関口にふさわしい落ち着いた風格のある建物デザイン、外観デザイン、色彩・看板等の景観形成が進められているところです。

次に、臨海部にある千鳥町までバスで移動しました。ここでは、地域の工場景観の造形美を活かした「工場美術館」をテーマにした「千鳥町修景プラン」が策定されており、工業地帯のダイナミックな景観を活かした景観整備が進められています。また、特に運河を渡るゲート部分のサイロと倉庫を巨大なキャンパスと見たててデザインコンペを実施し、アートなスーパーグラフィックを描いた景観が特徴です。

次に、昨年開園した東扇島東公園に向かいました。災害時における拠点機能を持った公園にかつての砂浜が復活、さまざまな水辺の表情を楽しめると評判の場所です。ここからは、臨海部の工業地帯を眺望できます。臨海部の工業地帯では、カラー・デザインのルールに沿った活気のある工場景観形成が進んでいます。

最後の景観スポットとして、武蔵小杉周辺都市景観形成地区に向かいました。ここは、民間再開発事業を中心に新たなまちが造られている途上であり、建物のデザイン、外観のデザイン、色彩・看板、オープンスペースのしつらえ等、現在進行中の景観形成モデルを見ることができます。

中原市民館に移動し、グループごとに、各スポットで撮った写真の中から5枚を選び「本日のベスト景観5」を発表していただきました。

ベスト景観写真(一部)

ベスト景観写真(一部)
最後に参加者の皆さんへアンケートを行ったところ、下記の意見、感想をいただきました。一部を御紹介いたします。
<アンケートより>
- 一人では行けなかった所、知らなかった場所を案内してもらい楽しめました。
- 景観を作るには長い準備期間が必要だと思いました。ますます、川崎、大好きです。
- 川崎工業地帯を始めて見ました。壮観でした。東扇島の運河&海の青黒い色が印象的でした。小杉の高層マンション群の中も初めて歩き、広さに驚きました。身近な所だけど、新発見の川崎、いろいろ計画的にやっている事にビックリしました。
- 川崎市に住んでいますが、人工海岸があるのにはビックリしました。きれいな所があるのですネ!
- 市のまちづくりに努力している様子が、初めてわかった。これからも、品のある都市景観をつくってください。
お問い合わせ先
川崎市 まちづくり局計画部 景観担当
〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話:044-200-3025(南部)/044-200-3022(北部)
ファクス:044-200-3969
メールアドレス:50keikan@city.kawasaki.jp
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