臨海部ビジョン〔リーディングプロジェクト2023年6月改定 〕概要版
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臨海部ビジョン〔リーディングプロジェクト2023年6月改定 〕概要
臨海部ビジョンの目的
川崎臨海部を、川崎市のまちづくりの基本目標のひとつである「力強い産業都市づくり」の中心的な役割を担う地域として、さらには日本の成長を牽引する「産業と環境が高度に調和する地域」として持続的に発展させるため、30年後を見据えた臨海部の目指す将来像やその実現に向けた戦略、取組の方向性を示すことを目的に、平成30年3月に策定しました。
(川崎臨海部を取り巻く環境変化を踏まえ、令和5年6月に「リーディングプロジェクト」を改定)
川崎臨海部の現状
臨海部ビジョンの全体像
臨海部ビジョン策定後の主な成果
キングスカイフロントのクラスター形成に向けた取組
・ライフサイエンス関連の先端企業等の集積(令和5年1月時点)
→約70機関が立地 就業者数は約5,000人(うちライフサイエンス分野 約1,600人)
・世界的に著名なインキュベーター(米国BioLabs社)と連携したシェアラボの開設
(令和4年6月、ナノ医療イノベーションセンター(iCONM)内)
・新たな国プログラムの獲得 (共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT) 等)
ナノ医療イノベーションセンター(iCONM)
立地企業の再投資や企業誘致等を促進する充実した補助制度
・研究所(賃貸研究所を含む)の新設に対する補助
(川崎臨海部研究開発機能強化補助金(イノベート川崎ネクスト))
補助金の額:最大20億円 補助率:6~12%
・既存工場の高度化・高機能化に資する設備投資等に対する補助
補助金の額:最大5億円 補助率:3~5%
・製造業への土地利用転換に対する奨励金
奨励金の額:土地・家屋に係る固定資産税及び都市計画税相当額(1年分)
川崎臨海部産業競争力強化促進補助金
路上駐車の解消や環境美化促進のための抜本的な対策
Park-PFI制度を活用した、緑道(池上新町南緑道)の再整備と交通レスト機能導入による、大型車の路上駐停車や不法投棄などの課題解決に向けた取組(塩浜3丁目周辺地区)
(令和5年4月 大型車等の駐車場の一部供用開始
7月 緑道及び緑道内店舗の供用開始
9月 旧店舗を解体し、駐車場を拡大)
池上新町南緑道のベンチ・花壇
企業の枠を超えた技能継承を促す教育 プログラムの実施
臨海部企業が誰でも参加できる講座・研修プログラムの開発
開催実績(令和4年度): 延べ45社、170名の参加
・製造現場の安全管理講座(計8回)
・災害の怖さを実感して安全意識を高める安全体感研修(計3回)
・製造現場におけるDX及び脱炭素化促進講座(計1回)臨海部の基幹的交通の整備
川崎駅から水江町までの路線に、ハイブリッド連節バスを使用したBRTの運行開始(令和5年3月)
ハイブリッド連節バス
川崎カーボンニュートラルコンビナート構想の策定
川崎臨海部が社会経済状況の変化や社会的要請に適切に対応し、日本のカーボンニュートラル化を牽引するモデル地域になるとともに、2050年以降も企業等に選ばれ続け、産業競争力のあるコンビナートであり続けるよう、将来像とその実現に向けた戦略を示すために策定(令和4年3月)
川崎カーボンニュートラルコンビナート構想
川崎臨海部に関するトピックス
多摩川スカイブリッジの開通
川崎市殿町地区(キングスカイフロント)と羽田空港(羽田グローバルウイングス)をつなぐ「多摩川スカイブリッジ」が令和4年3月に開通(道路延長約840m)
羽田空港周辺地域及び京浜臨海部の連携が強化され、ヒト・モノ・ビジネスの交流活性化など、相乗効果を発揮することで、我が国の国際競争力を強化し、経済の持続的な発展に寄与することが期待される。
両地域を結ぶバス路線も運航(京急大師線大師橋駅前または浮島バスターミナル~キングスカイフロント~京急空港線天空橋駅)
多摩川スカイブリッジ
JFEスチール株式会社東⽇本製鉄所京浜地区の⾼炉等休⽌に伴う⼟地利⽤⽅針の策定
JFE スチール株式会社東日本製鉄所京浜地区における⾼炉等休止などを背景として、扇島地区等の果たすべき役割、⼟地利⽤の⽅向性、導入機能、基盤整備に関する本市の考え⽅などを取りまとめ、カーボンニュートラルの実現・次代の柱となる新たな産業の創出を図るなど、川崎臨海部の⻑期にわたる持続的発展に繋げ市⺠の⽣活を支えるとともに、我が国の課題解決に資する効果的な⼤規模⼟地利⽤転換を早期に実現することを目的として策定(令和5年8月)
扇島のゾーニングイメージ
液化水素サプライチェーンの商用化実証の受入地に選定
国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金事業「大規模水素サプライチェーンの構築プロジェクト」の一環として取り組まれている「液化水素サプライチェーンの商用化実証」による液化水素の受入地として川崎臨海部が選定(令和5年3月)
事業イメージ(NEDO及び事業者のプレスリリースより)
臨海部ビジョン〔リーディングプロジェクト2023年6月改定 〕
臨海部ビジョン〔リーディングプロジェクト2023年6月改定 〕パンフレット
お問い合わせ先
川崎市臨海部国際戦略本部事業推進部
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-0524
ファクス: 044-200-3540
メールアドレス: 59jigyo@city.kawasaki.jp
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