川崎市議会高校生議会(令和2年1月18日)を開催しました!
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令和2年1月18日に、今回で3回目となる「川崎市議会高校生議会」を開催しました。
当日は市立高校の生徒31人が5つの委員会に分かれ、各学校が持ち寄った協議テーマについて議論しました。協議結果は「私たちの提言案」として取りまとめ、高校生議会本会議で採決し、それぞれ全会一致で可決しました。
それでは当日の詳しい内容をお伝えします。
日時
令和2年1月18日(土)
午前9時30分から午後2時45分
場所
川崎市役所第2庁舎
川崎市議会議場及び委員会室
出席者
- 川崎市立高校5校(川崎、幸、川崎総合科学、橘、高津) 生徒31人
- 山崎直史 議長
- 花輪孝一 副議長
- 福田紀彦 市長
- 小田嶋満 教育長
- 潮田智信 選挙管理委員会委員長
- 各務雅彦 議員
- 鈴木朋子 議員
- 浅野文直 議員
- 小堀祥子 議員
- 山田瑛理 議員
- 平山浩二 議員
- 田村京三 議員
- 月本琢也 議員
- 市古次郎 議員
- 浦田大輔 議員
内容
主催者等挨拶
主催者を代表して市議会議長が挨拶をした後、来賓の市長からご挨拶をいただきました。
川崎市議会高校生議会開会
市議会議長が臨時議長となり、高校生議長の選挙を行いました。
候補者1人が所信表明演説を行った後、市議会議長が指名推選により候補者を高校生議長に指名し、高校生議員から異議はなく、候補者が当選しました。
委員会設置、各委員の選任、協議テーマの委員会付託
高校生議長の進行により、委員会の設置、委員の選任、協議テーマの委員会付託を行いました。
なお、協議テーマと委員会名は各学校で考え、委員会での提案に向けて各学校で話し合ってきました。
委員会名及び付託された協議テーマ
- やさしさ推進委員会(提案校:川崎高校)
「誰にでも優しいまち かわさき ~ユニバーサルデザイン~」
- 地域魅力発信委員会(提案校:幸高校)
「地域の魅力の発信の仕方」
- 生活環境向上委員会(提案校:川崎総合科学高校)
「『美しく、アートに溢れた町』川崎を目指して」
- 交通環境向上委員会(提案校:橘高校)
「通勤通学時のストレスをなくす為に通りやすい道をつくる」
- ネット依存撲滅委員会(提案校:高津高校)
「ネットに依存することがない都市へ」
委員会開会
委員会では、各高校生委員長が進行を行いました。
提案校の委員から協議テーマに対する「私たちの提言(素案)」が発表され、その後、意見交換を行った上で、「私たちの提言(案)」として取りまとめ、本会議に提出することを決定しました。
また、委員会審査の前には、オブザーバーとして各委員会に2人ずつ参加した市議会議員への質問等(意見交換)を行いました。
やさしさ推進委員会
地域魅力発信委員会
生活環境向上委員会
交通環境向上委員会
ネット依存撲滅委員会
委員長報告・採決・閉会
高校生議長の進行で本会議を再開し、各委員会の委員長が提言案について委員長報告を行い、高校生議員全員でそれぞれ採決した結果、全会一致で可決しました。採決後、高校生議会を閉会しました。
「私たちの提言」
- 「ユニバーサルデザインの普及」に関する私たちの提言(PDF形式, 46.07KB)別ウィンドウで開く
やさしさ推進委員会が提出したもので、子ども連れの人や高齢者、外国人がより快適に暮らせるようにするための取組と、それを実現するためのユニバーサルデザインの普及に関する取組を提言しています。
- 「地域の魅力の発信の仕方」に関する私たちの提言(PDF形式, 43.00KB)別ウィンドウで開く
地域魅力発信委員会が提出したもので、川崎市のホームページやSNS、治安に対する評判を払拭するイメージアップ策、JR川崎駅の混雑に関する取組を提言しています。
- 「『美しく、アートに溢れた町』川崎を目指して」に関する私たちの提言(PDF形式, 66.26KB)別ウィンドウで開く
生活環境向上委員会が提出したもので、ポイ捨てごみを減らし、より良い生活環境の美化を目指すための取組や、日々の生活をより楽しくし、川崎という町により一層親しみを持つことができるようにアートに溢れた町づくりを目指すための取組を提言しています。
- 「通勤通学時のストレスをなくす為に通りやすい道をつくる」に関する私たちの提言(PDF形式, 76.14KB)別ウィンドウで開く
交通環境向上委員会が提出したもので、深刻な「開かない踏切」への対応や、道路や歩道に散乱しているゴミや喫煙所からの煙への対応、歩道や自転車専用道路の整備に関する取組を提言しています。
- 「ネット依存撲滅」に関する私たちの提言(PDF形式, 46.38KB)別ウィンドウで開く
ネット依存撲滅委員会が提出したもので、ネット依存を根底から撲滅するために、「私たちのできること」やその他の取組を提言しています。
市議会議長に結果報告
高校生議長・各委員長が可決した提言案について市議会議長に報告しました。
主催者等挨拶
教育長が講評を行った後、市議会議長が挨拶をし、当日のプログラムは終了しました。
講義「選挙の仕組み・意義」
そのほか、選挙の仕組み・意義と市議会とのかかわりを学ぶことにより、社会に参画する第一歩を踏み出す際の一助となることを目的として、講義と模擬投票も行いました。
選挙管理委員会委員長が挨拶した後、選挙管理委員会事務局が講義を行い、実際の選挙で使用する投票箱や記載台を用いて模擬投票を行いました。
なお、模擬投票は選挙の啓発物品として欲しい物を選ぶというもので、「ウェットティッシュ」が15票、「コンパクトボトルホルダー」が12票、「ICパスケース」が4票、「コルクコースター」が0票でした。選挙管理委員会では、この結果も参考にしながら令和2年度に作成する啓発物品を検討していきます。
参加した高校生の声
- 議会や選挙などの政治のしくみについて関心を持つきっかけになりました。
- 川崎について、よく考えるきっかけとなりました。
- 今回話し合ったテーマについて、もっとたくさん話し合いをして、もっと深めたいです。
- 川崎の治安が基本的には良いことを、どうやって示すかということを協議してみたいです。
- 貴重な機会で、議員とも話できて楽しかったです。
- 議員ともう少し話ができる時間があると嬉しいです。
- 他人の意見を聞くことができ、とてもいい勉強になりました。
- 委員会は自分の考えを言葉で表現するとても良い機会にすることができました。
- 話し合う場であまり意見が出せなかった。
- 大変だったけれど、楽しかったです。
- 川崎市をより良いものにするための意見がたくさん出ており、すごく楽しかったです。
お問い合わせ先
川崎市議会局総務部広報・報道担当
住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
電話: 044-200-3377
ファクス: 044-200-3953
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