電熱器・包丁・鎌・バリカン(でんねつき・ほうちょう・かま・ばりかん)
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所在地
川崎市高津区坂戸1-20-1

所有者
ミツトヨ測定博物館

電熱器・包丁・鎌・バリカン

戦後すぐ、産業施設の焼失及び占領軍の産業政策により、日本の機械工業は壊滅状態になりました。当然、マイクロメータのような精密測定器の需要は皆無となり、三豊製作所(現在のミツトヨ)でも工場存続の為、電熱器、鎌、包丁、手回し製粉機、バリカンなどの生活用品の製造販売を試みました。バリカンは、昭和21年宇都宮工場、翌22年溝ノ口工場で生産開始し、最盛時には両工場合わせて月産8,000丁になりました。戦時中の残存材料の材質が悪く、バリカンのフレームが折れるというクレームが多発しました。展示されているバリカンは昭和21年当時のものです。電熱器は、角型・丸型の昭和20年当時のものが2種類が展示されています。鎌・包丁は、写真左から桑刈鎌、うどん切包丁、菜切り包丁で、すべて宇都宮工場で作られたものです。当時、これらを従業員が農家へ売り歩いたと言われています。菜きり包丁には瓢箪マークと特製隆弘の銘が入っています。
一般公開 有(要事前予約)

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コンテンツ番号6201
