ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

サンキューコールかわさき

市政に関するお問い合わせ、ご意見、ご相談

(午前8時から午後9時 年中無休)

閉じる

麻生区の現状と主な課題 (第1期)

  • 公開日:
  • 更新日:

1 区の概況と特性

  • 麻生区は、1982年の行政区再編により多摩区から分区して誕生しました。「麻生」の名は、この地が8世紀ごろの朝廷への貢物だった麻布の原料である麻を産したことによると伝えられています。
  • また、江戸期から戦前にかけて人気を集めた「禅寺丸柿」、「黒川炭」の生産や「養蚕」が盛んだった地でもあります。
  • 1927年に小田急線の柿生駅が開設し、その後、1974年に新百合ヶ丘駅が誕生しました。あわせて京王相模原線若葉台駅が開設し、さらに小田急多摩線が開通しました。こうした広域交通網の整備により、現在の麻生区の都市基盤が形成されました。
  • 麻生区は、新百合ヶ丘駅を中心に商業・業務・文化などの都市機能が集積されるとともに戸建住宅を中心とした住居系の市街地が形成されています。
  • また、農地や山林などが区面積の3分の1を占め、緑被率が、53.2%で市平均の29.2%を大きく上回っているなど自然環境が豊かなまちです。
  • 区では多摩丘陵の豊かな自然を残しながら、現在も良好な居住環境の整備や生活利便性の向上、芸術・文化の発信拠点づくりなどが進められています。

2 区の現状と課題

  • 分区以降、区人口は堅調に増加し、まもなく15万人に届くことが想定され、さらに今後、新百合ヶ丘駅周辺だけでも約1万人を超える人口増加が見込まれています。将来的にも人口増加率は市平均を上回り、一番長く人口が増えつづけると推計されています。
  • 高齢化率は15%を超えており、定住志向の高さから今後も高齢化の進展が見込まれることから、介護サービス基盤の充実や介護予防の取組が必要です。
麻生区人口の推移と将来人口
  • また、小田急多摩線には、はるひ野駅が開業し、同線沿線の宅地開発の進展など、今後とも区域内への若い世帯の転入などによる児童生徒の増加に適切に対応するため、学校教育施設の環境整備とともに、学校の適正規模化に向けた取組が必要です。
  • 開業30周年を迎えた新百合ヶ丘駅周辺は、都市機能が集積していますが、現在、昭和音楽大学と大規模集合住宅の複合開発計画が進んでおり、進捗中の万福寺土地区画整理事業とあわせ、同駅周辺は広域都市拠点としてさらなる飛躍を遂げようとしています。こうしたことからも、利便性の高い広域的な公共交通体系の整備や、駅周辺の交通渋滞や駅前広場、南北通路の混雑等への適切な対応や、駅周辺のバリアフリー化に向けた整備着手など、安全で快適に暮らすまちづくりに向けた取組が必要です。
  • 柿生駅周辺地区においても、交通混雑の解消、歩行者の安全確保は大きな課題であり、駅前広場整備などの都市施設の整備が求められています。
  • また、麻生区は、坂道が多いなどの地形上の特性から、駅、公共機関等へのアクセス向上のための取組とともに歩行者等の安全性の向上を図るため、道路の整備や跨線橋など橋りょうの耐震対策を行い、安全で災害に強いまちづくりの推進が必要です。
  • 一方、麻生区は農地や山林などが区面積の3分の1を占めるなど自然環境が豊かなまちです。市街化調整区域などのまとまった農地や緑地は、区民の住環境への満足度や定住志向を高めています。
  • 麻生区の有するこの農地や緑地は本市に残された貴重な環境資源であり、農ある風景の保全や農業公園づくり事業を推進し、環境を守り自然と調和したまちづくりが必要です。
市民一人当たり公園面積
  • また、区内に伝わる伝統・伝承文化を絶やすことなく、次世代へ継承し、「ふるさとあさお」が感じられるまちづくりが必要です。
  • さらに、昭和音楽大学との連携や大学施設の開放、アートセンターの整備推進などにより、都市の拠点機能を整備し、活力にあふれ躍動するまちづくりを進めることが必要です。
  • また、区民自らがまちづくりを進めるという熱意、発意が高い区の特性を踏まえ、参加と協働による市民自治のまちづくりを推進することが必要です。
  • 芸術のまちづくりを進めている麻生区では、2005年度に20回目を迎える麻生音楽祭をはじめ、あさおランチタイムコンサート、KAWASAKIしんゆり映画祭など活発な芸術文化事業が行われており、地域の特性を活かした、個性と魅力が輝くまちづくりを推進しています。
  • 特に麻生音楽祭は分区以来、区民に愛され、親しまれており、あさおランチタイムコンサートなど音楽関連事業の来場者は年間8千人を超えるなど、区を代表する事業として定着しています。
  • この地域に根ざした芸術・文化活動を広く市内外に情報発信する広報を充実させるなど、「音楽のまち・かわさき」、「音楽の街・あさお」を今後とも推進する必要があります。

お問い合わせ先

川崎市総務企画局都市政策部企画調整課

住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

電話: 044-200-2550

ファクス: 044-200-0401

メールアドレス: 17kityo@city.kawasaki.jp

コンテンツ番号23881