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サンキューコールかわさき

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幸区の現状と主な課題 (第1期)

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1 区の概況と特性

  • 幸区は、御幸、南河原、日吉の三つの地域からなり、梅林で有名であった小向に明治天皇が御幸したことにちなみ、1972年の政令指定都市移行時に「幸区」と名づけられ、2002年には区制30周年を迎えました。
  • 面積10.09k平方メートル、人口約14万人と市内で最も面積が小さいにもかかわらず、人口密度が最も高い区です。区民の43%が10年以上区内に住んでおり、定住の志向も高くなっています。
  • かつては工場が比較的集積していましたが、近年は産業構造の変化に伴い工場移転が進み、跡地に大規模な集合住宅が建設されることにより新たな区民が増加するとともに、研究開発部門などの都市型産業の立地も進んでいます。
10年以上居住人口の割合

2 区の現状と課題

  • 現在、区内では主に鉄道駅周辺を中心に拠点整備が進んでおり、JR川崎駅西口周辺では音楽ホールを備えたミューザ川崎が完成し、さらに東芝堀川町工場跡地の再開発も始まりました。周辺基盤整備とともに川崎の新たな玄関口として生まれ変わることが期待されています。
  • 新川崎地区では、JR操車場跡地における新たなまちづくりが計画されており、これにより、区内に一体感をもたらす拠点づくりや交通環境整備も望まれています。また、快適な道路環境に向けて跨線橋の整備も求められています。
  • さらに、新川崎駅に隣接するJR南武線鹿島田駅西地区についても市街地の再開発に向けた取組が進められています。
  • こうした新しいまちづくりにあたっては、ここに集う人々が安全で快適に過ごすことができるような配慮が必要になります。高齢者や障害のある人々も安心して往来できるよう、歩道など公共施設のバリアフリー化が必要とされています。
  • また、比較的平坦地が多い幸区では、通勤、通学や買物の際の交通手段として自転車が多く利用されていますが、駅周辺の自転車の放置は、歩行者の通行の妨げになるだけでなく、防災やまちの美観の点からも大きな問題となっていることから、早期の対応が求められています。
  • 幸区は、65歳以上の老年人口比率が川崎区についで2番目に高く、2000年には約15.5%であった比率が、2004年には約17.1%に達し、急速に高齢化が進んでいます。
  • さらに、高齢者のひとり暮らしの割合も高いため、介護サービスの充実や介護予防のしくみづくりが求められています。また、高齢者をはじめとするすべての市民が、地域でいつまでも自立した生活ができるよう地域での助け合いを促進する必要があります。
幸区内の65歳以上の人口・人口割合
65歳以上の高齢者単身者数割合
  • 核家族化の進行や生活様式の変化、区内における大規模な集合住宅の建設による新たな住民の増加などにより、地域における区民のつながりにも変化が見られ、特に、近隣関係の希薄化などにより、子育てに悩む若い世代が増えてきています。
  • このため、地域全体での子育て支援体制や仲間づくりを支援していくとともに、保育所の整備が望まれています。
  • 幸区は、多摩川、鶴見川及び矢上川の三本の川に囲まれ、さらには里山の環境が残る夢見ヶ崎動物公園(加瀬山)など豊かな緑や水辺空間がありますが、公園の数や面積はどちらも、7区の中で最も少なくなっています。2003年度に実施した市政だより区版折込みアンケートによると、区民が充実を望む分野は、「教育・文化」に次いで「環境」となっています。
  • このため、既存の公園の整備や多摩川の水辺を活かすなどして、緑を基本としたまちづくりを進めていくとともに緑化意識の向上に努めていくことが大切です。
公園緑地の区別設置状況
  • 幸区は、従来製造業を中心に発展してきましたが、現在では情報サービス業などに従事する人数及び比率が7区の中で最も高くなっています。
  • 区内には、慶応義塾大学の研究施設であるK2(ケイスクエア)タウンキャンパスや個人による創業などを支援するKBIC(かわさき新産業創造センター)などがあり、先端的・創造的な研究活動や産学官連携による研究開発型企業の育成など新しい産業の創造に向けた取組が進められていますが、こうした研究活動などを次代を担うこどもたちに伝え、科学・技術・産業に対する関心を高めていくことが求められています。また工場跡地への企業の研究開発施設の進出が続いています。
  • 幸区は、多摩川、鶴見川及び矢上川の三本の川に囲まれ、さらには里山の環境が残る夢見ヶ崎動物公園(加瀬山)など豊かな緑や水辺空間がありますが、公園の数や面積はどちらも、7区の中で最も少なくなっています。2003年度に実施した市政だより区版折込みアンケートによると、区民が充実を望む分野は、「教育・文化」に次いで「環境」となっています。
  • このような新たな動きをとらえ、市内中小企業との連携や商業の活性化を図るとともに、周辺環境との調和のとれたまちづくりを進める必要があります。
情報サービス・調査業従業者数
  • 「音楽のまち・かわさき」の拠点施設であるミューザ川崎シンフォニーホールは、幸区に位置しています。
  • JR川崎駅西口に隣接する地の利を活かし、ミューザ川崎を中心として音楽に親しむ機会を提供していくとともに、地域の方々の文化・芸術活動を支援する環境整備も望まれます。
  • 幸区では、地域の課題の発掘及び解決のために、さまざまな形で区民と行政の協働の取組が進められています。
  • 今後とも区民との協働事業の拡大が見込まれることから、ボランティア活動やNPO活動への支援や団体相互のネットワーク構築のためのコーディネート機能が行政に求められています。

お問い合わせ先

川崎市総務企画局都市政策部企画調整課

住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

電話: 044-200-2550

ファクス: 044-200-0401

メールアドレス: 17kityo@city.kawasaki.jp

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