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高津区の現状と主な課題 (第1期)

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1 区の概況と特性

  • 高津区は、多摩川や二ヶ領用水に形づくられた平坦地と、多摩丘陵の一角を形成する丘陵地、さらに、それらをつなぐ「たまのよこやま」と呼ばれる多摩川崖線の斜面緑地によって区域が構成され、起伏ある地形が特徴となっています。
  • 1982年の行政区の再編により宮前区が分区して、旧高津町と旧橘村から構成される現在の高津区となりました。
  • 面積は、17.1k平方メートル、2005年1月1日現在の人口は、198,500人で、面積、人口とも7区の中で5番目となっていますが、前年同月と比べた人口増加数は、4,528人(全市11,871人)で、2000年から5年連続で一番多くなっています。
  • 江戸中期から昭和初期にかけて、大山街道沿いの宿場町として賑わった二子や溝口には独自の商業文化が栄えるとともに、歌人・岡本かの子や陶芸家・濱田庄司、名誉市民・岡本太郎など多くの芸術家を輩出しています。また、橘地区の古墳群や貝塚、由緒ある神社仏閣など、まちの記憶を残す歴史遺産にも恵まれています。
  • 自然や歴史・文化的特性に加え、高津区は市内で川崎区に次いで製造業の数が多く、総事業所数に占める製造業の割合では最も比率の高い地域であり、川崎のものづくりを支える基盤的技術産業が集積しています。また、KSP(かながわサイエンスパーク)をはじめとする数多くの研究開発型企業も集積しています。
区別人口増減の推移

2 区の現状と課題

  • 鉄道結節点であり区の中心である溝口駅(2002年JR及び東急の1日平均乗車人員145,446人で市内第3位)周辺は、北口地区が拠点地区として整備され商業・業務機能が集積していますが、南口地区については、駅前広場や道路など公共基盤整備が遅れ、北口地区とは対照的な街なみとなっています。
  • 今後予定されている南口駅前広場の整備を契機に、地域の個性を活かした利便性の高い魅力あるまちづくりを行うため、課題の解決や個別事業の調整など、総合的な取組が求められています。
  • また、溝口駅周辺は、とりわけ、放置自転車等が多い状況(2003、2004年度放置台数全市ワースト1)となっており、交通上の弊害が大きいだけでなく、まちの美観を損ねるなど景観上の問題も大きくなっています。
  • 2002年度に実施した、川崎市政及び区政に関する市民1万人アンケートでは、高津区のイメージとして思い浮かべることの第1位は、「放置自転車が多い」ことでしたが、特に、溝口駅周辺地区において顕著であることから、駐輪場の整備や撤去活動とあわせ、放置自転車等防止のための啓発キャンペーンなどの取組を積極的に推進する必要があります。
溝口駅周辺の放置自転車等の状況
  • こうした駅周辺の整備を契機として都市機能の充実を図るとともに、安全で暮らしやすいまちづくりに向けた取組も求められています。
  • 高津区では、人身交通事故の発生件数が市内で一番多く、また、「路上強盗」、「ひったくり」の件数が市内で2番目に多くなっています。このような状況を反映して、市民1万人アンケートでも、まちの将来像として、「災害や事故、犯罪のない安全に暮らせるまち」を47.9%と多くの区民が希望しています。
  • 区内では、交通安全関連の市民団体や自主的な防犯・防災組織の活動が活発であることから、今後もこれらの区民活動を支援し、安全なまちづくりを推進していく必要があります。
望まれる区の将来像
  • さらに、すこやかで安心して暮らせるまちづくりに向けた取組も求められています。
  • 高津区の老年人口比率は12.2%(2004年10月1日現在全市平均14.2%)であり、宮前区に次いで市内で2番目に低い地域ですが、地域ぐるみの「川崎市わたしの町のすこやか活動」などを中心に、高齢者の活動が活発な地域となっています。
  • このような特色を活かして、高齢者パワーが発揮されるとともに、支援の必要な高齢者を地域ぐるみで支え合うまちづくりを推進していく必要があります。
  • 年少人口比率は13.9%(2004年10月1日現在全市平均13.4%)と市内で平均的な数値となっています。しかしながら、工場跡地などへの大型集合住宅の建設に伴い多くの子育て中の若い世帯が転入してきており、慣れない生活環境の中、さまざまな育児不安を抱えている状況にあります。
  • このため、これらの世帯に対して、育児に関する情報や子育ての交流の場の提供などが必要となっています。
子育て世代(20歳~44歳)の転入者数
  • 高津区は、歴史や文化、自然、産業資源などにバランス良く恵まれていますが、こうした資源を活かしたうるおいと活力のあるまちづくりに向けた取組も求められています。
  • 大山街道や二ケ領用水久地円筒分水などの貴重な歴史的・文化的資源や、多摩川などの自然環境を守り育むとともに、洗足学園音楽大学をはじめとする豊富な音楽資源を活かした事業展開や地域におけるものづくり企業との交流や共存に向けた取組など、高津発の魅力あるまちづくりを推進していく必要があります。
  • 以上のような課題に取り組むためには、区民との協働による施策の推進が求められています。
  • 区民協働のまちづくりに向けて、区民への積極的な情報提供や、区民による地域活動を支援するしくみづくりを行い、区民が地域の課題を共有し、区で実施する事業や区民に身近な課題について区民の意向を尊重した改善や解決が図られるよう取り組んでいく必要があります。
  • また、区民との協働による取組を推進するためには、区民の意見や要望を的確に把握し、区政に反映させるとともに、区民の視点に立ったスピーディでわかりやすく利用しやすいサービスを提供できる区役所づくりが不可欠となっています。

お問い合わせ先

川崎市総務企画局都市政策部企画調整課

住所: 〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

電話: 044-200-2550

ファクス: 044-200-0401

メールアドレス: 17kityo@city.kawasaki.jp

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